濃密な秘境駅を堪能できるフルカラーの写真集
2021/12/26 17:30
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投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
訪れる人が稀な辺鄙な駅を「秘境駅」と命名、鉄道趣味の一ジャンルを確立した牛山隆信氏が著した秘境駅の写真集。「いま行っておきたい」とは、「いつ廃止されてもおかしくない」ということ。2014年の出版から5年、1日1本しか列車が来ない石北本線の上川から白滝までの各駅、宗谷本線や根室本線の一部の駅、三江線の各駅は既に廃止されています。
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今年の夏、どこにも行けなかった限界さからか、思わず手を取ってしまった1冊。これが出たのが6年ほど前のようなので、三江線がまだある……なんと。
乗り降りがほぼゼロに近い駅を紹介しているが、1日1、2本を見てしまうと30分間隔で来るっていうのが天国に感じてしまう(そうすると山手線は神レベル)。日常に根付いている駅もあれば、兵どもが夢の跡……のような衰退の一途をたどる駅もあり。乗れる時に乗らないとと改めて思いつつ、早く感染が落ち着いて、遠出できればなあとも思うのであった。
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著者がめぐった秘境駅45駅。およそ4ページをさいて紹介。そのほか廃止された駅などまとめて紹介するページも。、こげ茶の線路にこげ茶の駅舎、濃い緑の木立が多い。
表紙は宗谷本線「雄信内駅」(おのつぶない)。
開業年と駅の所在地番はあるのだが地図が無く、位置は自分で調べるしかない。また駅名の読み方は紹介ページに駅名看板の写真で分かるようになっているのだが、表紙の雄信内駅は紹介ページに駅看板が無く、表紙は漢字がかすかに分かる撮り方。探すのに苦労してしまった。う~ん、いじわる。
肥薩線で紹介されている駅舎がどれも木造で素晴らしい。「大畑駅(おこば)」「矢岳駅(やたけ)」「真幸駅(まさき)」
「男鹿高原駅・野岩鉄道」「波田須駅・紀勢線」「布原駅・伯備線」は通り過ぎたことはあった。
2014.12.5第1刷 2015.11.20第4刷 図書館