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ゲームのように殺されていく人々には、ちょっとおいおい感が残るし、マフィアや売人が半端な処理されて、すっきり落ちていない感も残るのだが、これがベストセラー?
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前作に引き続き個性的なシニア4人組が活躍するミステリー。4人それぞれの過去やキャラクターが浮き彫りにされててとても興味深いんだけど、それ以外の脱線が多すぎてとても読みにくい。
キャラクターの良さで何とか読み切ったものの、書き方の癖が強くて読み手が没入しづらくなった感がある。
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悪党3者が集合するくだりあたりで、一部ストーリーを見失ってしまったけど、第二弾も面白く読めた。
ジョイスも素敵やけど、ボグタンが最強じゃない?特にラスト、エリザベスとジョイスがクーパーズ・チェイスに戻ってきた時のエレベーターのシーン!最高でした。
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★5 チームワークが凄い!高齢者たちがまたもや困難な事件に立向う #木曜殺人クラブ #二度死んだ男
■あらすじ
木曜殺人クラブで長閑な会話がされる中、エリザベスに一通の手紙が届く。かつて別れた元夫からの手紙だった。彼の訪問がまたもや木曜殺人クラブの面々を困難な事件に巻き込んでいく…
■きっと読みたくなるレビュー
面白い★5
前作よりも物語の構成はもちろん、謎解き要素、サスペンス、ユーモア、そして登場人物の魅力がパワーアップ!なんといっても前作より圧倒的にひとりひとりの魅力が描けてて面白い!
ジョイスの天真爛漫さ、熱さ、そしてたまに見せる鋭さ。
イブラヒムの探求力、洞察力、記憶力。
ロンがカッコイイんだよ、男が惚れる男。
ボグダンがまたすげぇんだよ、なんなのこの人。肝っ玉の据わり具合と実行力がハンパない。
そして恐ろしいのはエリザベス。
過去が明らかになり、いよいよ全知全能感が出てくる。この人なら戦争すら止められるんじゃないでしょうか。
警察の二人組も相変わらず。なにやってんだか事件解決しろよって感じで、めっちゃ可愛い。敵対する人物たちも、人間性や信条が上手に書かれていて、まるで人物が目の前にいるようですね。
本シリーズはとにかくキャラクターが素晴らしい。やっぱり映像で見たいな~
もちろん前作通り彼女たちの会話も楽しい!
真剣なのか冗談なのか、素直なのか煙に巻いているのか、目くるめく会話の妙。抜群のセンスです。
また本作は物語の筋がかなりわかりやすくなっていて、序盤からいきなり面白いの。
事件解決に至るまでの構成がひとつひとつ丁寧で、終盤の盛り上げも上手、そして読後の納得感もバッチシで綺麗!間違いなく作者は工夫されたんでしょうね。
本作はあくまで楽しく元気なエンタメミステリー小説。
しかし随所にみられる老化や死に対する悲哀が見え隠れして、常にバッドエンドの予感を感じさせるんですよね。しみじみと読者の心の隙をついてくる作品でした。
■推しポイント
ミステリーにおいて犯人が判明する瞬間は、その作品の最も重要なポイントであり、それまでの物語や人間関係の深さがにじみ出てきます。
本作ほど静かで、しかしながら熱い情念に包まれた瞬間はないですよ。登場人物の想いがガツンと胸に刺さるんです。
人間関係、友情、思いやり…人の心の機微がしっとりと感じられる作品でした。
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4人になった木曜殺人クラブの個性豊かな老人たち。今度はエリザベスがらみで元夫のダイヤ盗難事件とイブラハムの暴行事件の二つを軸に、マフィア、MI5,MI6,警察、麻薬のディーラーなどが入り乱れ、誰もが嘘をついている状態になる。そこにメンバー4人の知恵と能力が結合し友情が勝利する見事な結末へ読み手もあっちこっちと転がせられる面白さ、良かったです。
エリザベスの夫のチェス相手だけではなかった!ボクダン無敵だ!
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リタイアメントビレッジ(高齢者向け高級住宅街)、クーパーズチェイスに住むおばあちゃん、おじいちゃん達が飛び回る壮年活躍ミステリ第2弾。
エリザベスのもとに届いた意味深な手紙で始まる本作。
前作ではエリザベスの素性はぼかし気味だった気がするのだが、本作ではおおっぴらに諜報機関員だったことを明かしている。
もしかして前作の最後でそんな話になっていたんだっけ!?
手紙の主は過ぎ去ったあの時代の知人かつ〇〇のダグラス。
そんな彼がクーパーズチェイスにやってきたのは、仕事でへまをやらかしたことに端を発し、濡れ衣を着せられのっぴきらない状況に陥っており、身を隠すため。
その濡れ衣とは諜報員として大物犯罪ブローカーの屋敷に潜入調査をした際に、目的とは関係なく、時価2000万ポンドのダイアモンドをこっそりくすねたというもの。
大物ブローカーは屋敷に潜入されたことよりも、ダイアモンドが消失したことに怒り心頭でダグラスが犯人だと言い切る。
ダグラス自身は濡れ衣だと言い張るが、エリザベスに実際のところどうなのか問われると、あっさりと犯行を自白。
ということでダグラスの盗んだダイアモンドをめぐるドタバタ追走劇が始まるのだが、当のダグラスは一度殺されかけ難を逃れるが、すぐさま本当に殺められてしまう。
一体誰が!?
そしてダイアモンドはどこへ言った!?
高齢者を中心とする物語でここまで、冒険活劇しちゃいますか?という展開ではあるが、サイドストーリーとしてのクーパズチェイスでの隣人イブラヒムの味わった恐怖や、エリザベスの夫に忍び寄る認知症の問題だったりと、高齢であることを巡る悲哀観を絶妙に織り込んでいる。
本シリーズ2作目にして登場人物の描き分けがよりパリッとしてきた感がして面白さが増した。
特にバックグラウンドが物語る、クールで抜け目のないエリザベスと、お茶目で自由奔放、ときに危なっかしくもしたたかなジョイスのおばあちゃんコンビがいい。
他にもクーパーズチェイスの面々にいいように使われてもはや違法警官でしかない若手警官のクリスとドナ。
増々スーパーマン然としてきたボグタン。
今後もこのメンバーで色んな事件を解決していくのだろうなぁと楽しみ。
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マフィアその他と取引をしている人物の屋敷からダイヤモンドが消えた。そのダイヤモンドはマフィアから預かっているもので消えたとなると大事。盗んだであろう人物には心当たりがある。というあまりにも大きな事件が70歳超えのご老人たちのもとに飛び込んできた。
シリーズ第二弾になる『木曜殺人クラブ 二度死んだ男』はエリザベスの過去と大いにかかわってくる。
前作は物哀しい事件だったのが一変、今回はマフィアやドラッグディーラーも登場でなかなかハラハラする展開だった。MI5も登場。顔をめちゃくちゃに撃たれた死体。消えたダイヤモンド。暴行、窃盗の罪人のあぶり出しとてんこ盛りな事件に恋のあれこれ、人生の悲哀もちょっぴり加わってかなり楽しかった。登場人物が今回は少ないから、これは真犯人を当てられるかも、と中盤まではけっこう良かったんだけどなあ。一気読みでした。
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シリーズ第二弾。
老人探偵グループ〈木曜殺人クラブ〉メンバーのエリザベスの元に、因縁ある英国諜報員から、彼が〈クーパーズ・チェイス〉に引っ越してきたとの手紙が届きます。
困惑しながら彼の部屋を訪れたエリザベスの前に現れた“元夫”は、2千万ポンド相当のダイヤを盗んだ疑いをかけられてマフィアから狙われていると言ってきて・・・。
〈木曜殺人クラブ〉メンバーに再会できて嬉しいかぎり。
キャラクターが定着したのもあって、前作より読みやすく、大いに楽しませていただきました。
今回は、高額のダイヤを巡ってマフィアやドラッグ売人、マネーロンダラーといった“反社系”の方々と渡りあう事になったり、MI-5(英国情報局保安部)の諜報員たちも絡んできたりと、まぁ大忙し。
前作では謎だったエリザベスの過去が明らかになり、彼女の凄腕っぷりに納得すると共に、認知症の夫への切ない思いも垣間見えます。
無邪気なジョイスも相変わらずマイペース。チャリティの為の“友情ブレスレット”を手作りしては、あちこちに押し売りしています(この“友情ブレスレット”が後に事件の謎を解く鍵になるとは!)。
ロンも勿論お元気で、彼の孫・ケンドリックがこれまためっちゃいい子・・と、皆お達者で何より・・・と、言いたいところですが、何とイブラヒムにとんでもない受難が降りかかり、身体と心に傷を負ってしまうのです。
この件については、加害者にかなり憤りを感じていて、当然メンバーを中心とした面々によって報復を受けるものの、“ヌルい!もっとコテンパンにされるべし!”と思ってしまいました。
そして、メンバーの老人たちに翻弄されがちな地元警察のクリスとドナもご健在で、春を謳歌するクリスと対照的にちょっぴりブルーなドナでしたが、終盤でドナにも“出会い”の予感でしたね。
あと何といってもボグダンが万能すぎて、改めて“何者?”って感じです。
・・・といったように、キャラクター達が本当にいい味出していて、それぞれの個性が光っているのがいいですね。
キャラクター&冒険色が強めではありますが、謎解き部分も特に後半に行くにしたがって二転三転して目が離せない展開で、ラストは粋なオチで後味爽やかでした。
それにしても慈善団体〈認知症とともに生きる〉は、短期間で急に寄付が増えて吃驚だった訳ですが、その寄付額の中にロマックスの5ポンドも含まれているのですけれどね~(* ̄m ̄)
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「木曜殺人クラブ」の第二弾。前回より読みやすくて楽しめた。前回は語り部の1人である、ジョイスが果たして良い人なのか、それとも裏があるのか掴みきれなかったが、今回はリラックスして読み進めたことも大きかったかな。マフィアをはじめとする悪人達が隙だらけだったり、エリザベスの腹心的な存在のボグダンが謎の強さを誇るところは、ちょっとご都合的ではあったけど。前回も思ったが、殺人や犯罪に対する考え方が振り切れていて遠慮がない。これは老人だからというより作者の思いかもしれないなと感じた。
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前作を読んで無いのですが十分楽しめた。主要ストーリーとサブの話が相まって、
老人探偵倶楽部4人の活躍が痛快。最後の一文も良い。
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余暇の楽しみに未解決事件を調査する老人グループが事件を追うシリーズ2作目。スケールが大きい事件に身近な事件、と真相が分からずジョイス同様エリザベスにドギマギする。メンバー同士やエリザベス夫婦、警察の絡みが楽しそうで好き。
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老人探偵グループ〈木曜殺人クラブ〉メンバーのエリザベスが、死んだはずの因縁ある英国の諜報員から手紙を受け取った。彼は2千万ポンド相当のダイヤを盗んだ疑いを掛けられて米国のマフィアから狙われており、協力を求めてきたのだ。そしてクラブのメンバーたちは消えたダイヤとスパイ、凶悪な犯罪者たちにまつわる国際的な大事件に巻き込まれる。果たして彼らは解決することができるのか?
前作は肝心の結末がいまいちだったんだけど、今回は面白かった!スケールが大きいのと、2つの事件(ダイヤモンドとイブラハム)について平行して捜査や計画が進んでいくので飽きない。そして細かい会話の部分がウィットに富むというか、上手く言えないけどテンポとか言い回しが好きなんだよね。こんな後期高齢者になりたすぎる。クリスもドナも前作ですでに素敵なキャラだったけど、今回はそれぞれ一歩を踏み出していて、頑張れ!と応援したくなる。キャラの魅力と会話の面白さが謎解き以上に良い。どうでもいいですが、海外のカップル・夫婦がお互いのことを”ダーリン”って呼ぶの、めちゃくちゃ好き。憧れる。
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読み終わるのにえらいかかってしまったな。海外物は、背景だったり何か文化だったりがわからないことが多く、それが読む楽しみでもあるのだけれど、なかなかその物語の世界に入れないことが多い。この話もそういう感じで、なかなか初めは退屈といえば退屈だったのだが、中盤あたりから、展開も早くなり、スリリングになっていくので、最後はもう少し読んでいたい気分になった。
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木曜殺人クラブ第二弾。
クーパーズ・チェイスに現われたエリザベスの元夫で現役のエージェントは、
無くなったダイヤモンドのためにマフィアとドラッグカルテルから狙われており、
あっという間に殺されかける。
次の隠れ家に逃れたが、
そこでMI5の同僚とともに殺されてしまう。
犯人は誰なのか、ダイヤモンドはどこへいったのか、
そして死体は本物なのか。
もちろん木曜殺人クラブのメンバーが、
調べ推理していくが、
今回は精神科医のイブラヒムが路上強盗に遭い、
引きこもっている。
もちろん、強盗犯人に復讐を誓う他のメンバーたち。
今回はジョイスの閃きがさえわたり面白かった。
ロンが冷や汗をかきながら、マフィアのボス役を演じたのも。
ベテランMI5エージェントが(お笑いコンビなの?)と思ってしまうエリザベスとジョイスの掛け合いには笑って、
人生に持ち合わせていなかった「友人」に夫の認知症のことうまく伝えられないエリザベスには泣きそうになる。
準備を怠らないタイプと成り行きを楽しむタイプを、
気象予報士と天気に例える話も面白かった。
クリス警部は相棒ドナの母親とつきあいはじめたが、
ドナはクラブの荒事を担当してくれている建設業者とつきあうのか?
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2024.1 さっぱりわからん小説。話しがあっち言ったりこっち言ったり。突然 理解しにくいジョークが入って来たり。これは私の理解力不足か翻訳者の力量か?
ラストもよくわからん。苦行でした。