経営者の考え方を学べる
2023/03/31 09:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りんご - この投稿者のレビュー一覧を見る
同族経営の非上場企業として有名なサントリーの4代目社長・佐治信忠氏のインタビューを中心に、その生い立ちやサントリーの歴史が描かれている。
多様化する世の中で、同氏が語る経営者の資質は古いと言われそうだが、不易流行、それが原点なのではないかと考えさせられる。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
サントリーのトップとは聞いていましたが、こんな方とは知りませんでした。第一に社長は運の強い人間……運は自力では左右出来ないのに。次に、大きな夢を掲げないと、社員はついてこない。夢、ねえ……第三に、トップに向かないのは、自分だけが得をすればよいという考えの人。コレわかる!
投稿元:
レビューを見る
やってみなはれの会社、サントリー。
ここ10年で起こった
・ジンビームの巨額買収
・一族経営なのにローソンの新浪さんが社長就任
このあたりの舞台裏が書かれた本です。
東日本大震災の時にACジャパンの広告一色になった中
「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」
のCMを流し続けるよう指揮をした佐治さんの言葉を聞くと
こういう人が経営者たるべしやなあ、と思います。
投稿元:
レビューを見る
佐治会長の人柄が伝わる。誠実に会社と社員に向き合い経営を続けてきたことがよくわかる。世襲により創業家で経営のバトンを渡しながらこれだけの大きさとユニークなカルチャーをもつ企業に育て上げたストーリーはただただすごいと感じた。サントリーは日本が世界に誇る大切な会社だと思う。
投稿元:
レビューを見る
世襲と経営、というタイトルの付け方が本書を表すフレーズとしてピッタリと当てはまる。やってみなはれ。背中を押してくれる素敵な言葉。理念に昇華されている。渡り鳥のような働き方がもてはやされる社会。私には合わないと思いつつ、不安にもなるなか、サントリーのような会社であるならば、一社に尽くすことの意義も存在すると自信になる。
投稿元:
レビューを見る
現在の業務内容的にサントリーさんと関連することがあり読み始めました。
「やってみなはれ」という企業イメージの背景。創業家と社員の強い信頼感。特に大きな利益を生み出してもなお、論理的に説明できない信心、隠匿、を大事にする点は私自身もお手本にしていきたいと思いました。サントリーという企業の一ファンとして、今後にも注目していきたいです。
投稿元:
レビューを見る
会社の家族化。とてつもない心理的安全性の獲得方法だな…。
すごくおもしろい本でした。日本再興は、現代的に王政復古というか、この本の文脈で表現すると『不易』の回復というか、目覚め思い出す的なことが必要だなと思いました。日本企業は、特に昔からある企業は、家族的な組織という表現で違和感はあまり感じないと思われるので。現代的な再発見がこれから相次いでいくのかな、と予感させられました。
投稿元:
レビューを見る
健康が一番であること、自分の財産であることを改めて感じ、
その上で理論的には説明できない運や縁の力によってサントリーがここまで成長してきたのだと知った。
運や縁をただ何もせず待つのではなく、毎日を一生懸命生き陰徳を積むことが必要であること、
先が見えない不安な時代でも明るく、未来を作り出していく姿勢を持っていきたいと感じた。