電子書籍
56億7千万年後?
2023/01/08 23:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻では最後に収録されている話の時点で「仏教的な」救いが履行されているように見えました。
そこに至るまでの道のりはなかなかに厳しく理不尽に見えるかもしれないですが、最終的に全員の願いが叶っている形です。
個人的にはこれで大団円だと思いますが、これでこのあとどう続くのかとても気になります。
あと、これも個人的な意見ですが、この作品中で地獄を感じたことはほぼないです。
紙の本
聞きたくない
2022/11/29 11:43
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「宝石の国」がここまで無残な物語になると誰が予想しただろうか?
フォスの外見が金剛に似てきたと思えばあんな姿に。
「良い一万年を」のページのフォスの姿に「シン・ゴジラ」のラストシーンを思い出してゾッとした。
賢くない、不器用、脆い。だけど強い承認欲求の持ち主であるフォス。
誇れるものを何も持っていない事、身の丈に合わない願いだけを持つ事が罪であるような扱いに目を背けたくなった。
特別になりたかった代償が一万年の孤独とは惨すぎる。
そしてフォスは無になる事すら許されないのだ。
「僕は誰も要らないんだよね」
「わかる?なにを?いまさら」
「なあ 最低の硬度二」
「なら、壊れろ!」
こんな言葉がフォスの口から出るとは…
そしてシンシャの「そうじゃないから困る」…
聞きたくない言葉ばかりだった。
月人になったパパラチアは何故無気力に?
イエローダイヤモンドはまだ少し壊れているのか?
金剛の兄機はその後どうなった?
博士が燃やして欲しいと願った橋とは?
そして光輪?を背負ったフォスの新しい姿。
元宝石たちを含む月人たちが地上に。
彼らは救われるのか?
壮大で美しくすらある光景だが、フォスを踏み台に救われようとする無数の月人の群れは寒々しいものがある。
救いはあるか。これで齎される救いは本当に救いなのか。
どうなる…
紙の本
見る地獄
2022/12/28 11:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
血や内臓を出さずにここまでフォスの辛さが伝わってくる描写力がほんとに凄い
紙の本
続きが…あるんだね
2022/12/21 11:01
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ap - この投稿者のレビュー一覧を見る
できればハッピーエンドと思ってたけど、今はどうなるのが『ハッピー』なのかさっぱりです。
…まだ終わりじゃないというのは、救いか、新たなる試練の始まりか、が微妙に分かりませんが、最後までフォスに付き合いたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
フォスの変化形態のデザインが毎度凄すぎる
月世界は陰影が濃くてお花畑ふわふわ地上時代との乖離を突きつけられる
投稿元:
レビューを見る
☆97話
〜1-3巻〜
・博物誌の仕事を請け負うフォス
・シンシャのしごとを探す
・カタツムリことアドミラビリスと接触
・両脚を失うがアゲートにより復元
・アンタークとの冬の見回り
・両腕を失い合金に
〜4-7巻〜
・大型犬型月人襲来
・先生を疑い始める
・月人との会話を試みる
・ゴーストと組む
・ゴーストは生まれ変わりカンゴームに
・頭部が奪われラスピラズリの頭部が装着
・ラピスの頭脳を借り月人と月へ
〜8-11巻〜
・月人エクメアが歓迎
・先生の正体は壊れた機械
・フォスは地球へ行き宝石の何人かを連れ帰る
・カンゴームはエクメアに心酔
・単身地球へ
・祈ってもらうよう頼むが粉々に
・200年後先生により復元
・再び月へ戻るが狂気じみていた
〜97話まで〜
・フォスが地球の宝石たちを次々と破壊
・月では宝石を月人化する装置完成
・ついに金剛と接触
・右目を自身に移植
・フォスが金剛の力を移行するまで1万年
[総評]
2度目の方がおもしろい
中盤からの展開がすごい
投稿元:
レビューを見る
もうこの巻で終わりで良くない?
ハッピーエンドは期待できるのか?
つらさしかない
第89話 エンマ
第90話 破砕
第91話 ジェード
第92話 夜
第93話 約束
第94話 金剛
第95話 終戦
第96話 一万年
第97話 夢
第98話 祈り
再会のくに
主人公!一ミリも原型なし
youtubeにてアニメ無料公開
かわいい頃のフォスが見られる貴重!
投稿元:
レビューを見る
一万年が経ち、機能そのものに成り果ててしまったように見えるフォスは、この後どこに向かうのか。皆を救った後、ただ一人残されるフォス自身はどうするのか。
どんなエンディングを迎えれば読み手として納得できるかも、もう分からないけれど、描くべきところまで描き切ってほしい。
特装版に添付された『The Party At The End』は装丁も文章もイラストもこだわりが凄まじい。全てが美しく、知的で詩的な一冊の本なのだけれど、そうであればあるほどフォスの不在を感じる。
投稿元:
レビューを見る
無になんて還らなくていいじゃないか!!誰かフォスを助けにいけよ!!ってすっごく思ってしまった。
月人になった元宝石の皆はすごく幸せそうで、シンシャもフォスじゃなくても別にいいみたいで、ただ地球を見て「かわいそうなフォス」としか思わない。下手したらそれすら思わずに笑ってる奴もいる。本当にムカつくけど、でもこの他人事観はなんだか身に覚えがあって、多分それは私だった。
誰かが一万年孤独なことを知っているのに、可哀想だなって思ってるのに誰も助けになんて行かない。本当に残酷なのに、そんな残酷性すらも愛おしいと思えるほど幸せそうな月人たちに嬉しくなってしまう。矛盾だらけの気持ちになる。
投稿元:
レビューを見る
・堂々たるカバーイラスト。
・いちいちフォスの痛みを造詣・絵から言葉から感じているが、読者すら居たたまれないのだから、考え描いている作者は、いかほどだろうか。胃に穴開かないのだろうか。
・ここまで内臓を曝け出す絵って……。でも描かれるのは硬質な存在のはず、なのに、内臓どろどろ魑魅魍魎血脂芬々。
・フォスの転変を愉しんでいた気軽な時期を、本書後半は、軽々と後にして。
・漫画やコマ割りの中で、アートだか絵画だかレイアウトだか構図だか、どこかしら漫画を越えんとしている。
・手塚治虫や藤子・F・不二雄を蘇生させて感想を聞きたい。
・てか宮崎駿や萩尾望都は本作についてどう思うのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
フォスは誰かの特別になりたかったのだろうにみんなの特別になってしまったのか
フォス以外みんな幸福で満たされていてつらい
投稿元:
レビューを見る
戦争を終わらせて皆幸せになる。
フォスの願いではあったけど、どこまでが彼の意思だったのか。
皆の願いを叶えるための彼の一万年の孤独。
このまま穏やかに消えていくなんて…あり得ない。
フォスひとりに背負わせた苦しみの報いは受けるべきだ!!
そんな超展開を望みます。
投稿元:
レビューを見る
どんな感想をもてばいいのかわからない
躍起になって、奮闘して、誰かに必要とされたくて、
そんな後半のフォスは本当に人間らしいなぁと。
仕事を探していたフォス
報われたのだろうか?
それが願いだったのあ?
投稿元:
レビューを見る
(1)-(12)まで一気に読んで、すきすぎてお母さんに激推しした。
言いたいことが多すぎる。
とりあえず、
自分の言動に、ちゃんと恣意をみとめると少し自由になれるのかなと思う。
とてもすきだった〜
投稿元:
レビューを見る
壮大な救いのお話だった。
104話からずーっと泣いてた。
ありがとう。
追記
Xでちらりと他の人の感想をみたら、救いというワードがちらほら出てきていて、あぁやっぱり、という気持ちにさせられた。