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まさに「病院に行った」だけ。それが本になり、手に取って貰えるのは「まる大明神」のおかげ。毎年100万人以上がガンになっていること考えると、このコロナ騒ぎは?「猫なんか役に立つことは、ほとんどなく迷惑かけるだけの存在。なのに飼ってる人が多いのは、多くの人が迷惑をかけるだけの存在を必要としているから」「役に立つか儲かるかといった存在ばかりが重視される社会で、実際の人間関係の裏返しではないか」「未来のことは考えない。いまこの瞬間を大切にする」猫的生き方。医療がテーマだったはずが、ネコ論に。
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養老先生は、ヘルスリテラシーが高いので、自分なりの考えをきちんと持たれている。
受診となると、家族のことも考えなくてはならないので、自分の考えを押し通すわけにはいかない。
薬については9錠も飲まれている。上手に病気と付き合われている。
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始めから辞書使わないと意味がわからないことば満載です
中川医師が養老先生を敬愛しているのが伝わってきました
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現代の医療システムに抵抗感拭えない養老孟司が身体の不調から診療を受け即入院、忌避していたシステムの虜になってしまう。自身も述べている通り、身体は個人の占有でおさまらず家族や知人の心配の対象でもある。そこに共同体としての寛容が生まれ、持論を固執する姿勢の緩和へと誘われる。そんな妥協や協力といった朗らかな姿勢は心の健康、自身と周囲との健全な繋がりの継続性である。健やかなる生活はここにある。
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NHKで見た番組(猫メンタリー)の活字版でしょうか。猫には、今しかない、相手を忖度しない、という辺りには、それはそうでしょう、であります。養老先生の独白(第1章、第3章)は、面白いです。☆三つ
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これは、編集がダメだね。養老先生もヤマザキマリも好きだけど、「本」としての、読むものとしての面白さがない。テレビ番組ならこの程度でやむを得ないけど。
とにかく買わなくてヨカッタ!図書館借りで十分です。
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養老先生ではなかったら本にもならなかったのだろうが、養老先生が病院に行った話。医療はリスクとベネフィット、その人の死生観、家族、医者との信頼関係、全てを考え、自分でどうするか決めること。現代の医療はデータで管理され、それが良い面もあるだろうが、そのシステムの中に入ると脱け出しにくい。病院でそれなりの手術すると分かるが、何が正解かは分からない。病気とどう向き合い、どう生きていくか、結局はそこなんだと思う。
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・以前の医療は経験に頼らざるを得なかったが、情報化された医療では、患者の生き物としての身体よりも、医療データの方が重視される。統計的データを重視する医療は、病名を特定するとき、より確率の高いものから調べ、治療法もより確率の高い治療法を選ぶ。確率の低いケースをないものとみなすことにもつながる。
・いったん医療システム組み込まれたら抜けられない。(いわば野良猫から家猫に変化させられること。)医療システムに取り込まれると、出された薬を飲まないわけにはいかなくなる。医者はガイドラインに従わない医療はできない。
・無症状のがん治療というのは、痛い思いをして先の時間を手に入れようとする行為。
・身体がある状態を示す要因は複合的。統計的データは、あくまで判断材料の一つ。身体の声に耳を傾けながら、具合が悪ければ医療に関わる。
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フェリーに乗る間に読もうと軽い本を持って行った。糖尿病では、胸痛がないことがあり、重態の心筋梗塞でもわからないことがあると危機感を持った。
なんとなく健康的であることなどためになった。
でも養老先生だから、大学病院で優遇されるんだわ。私のような庶民はそうはいかないでしょう
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養老さん、医師免許を持っているのに病院嫌いだったんですね。笑
うちの母も病院嫌いで、身体の声を聞いた方がいいんだと言っていましたが、これは養老さんに影響を受けていたんですねぇ。本書でも、いわゆる病院嫌いの人と養老さんを一緒にしてはいけないと書いてあって、その通りなんですけど、そういう人たちからは養老さんのスタンスは心の支えというか、安心材料のひとつで、あったのでしょう。そんな養老さんも病院にいく。身体がまずいと思ったら、ちゃんと受診するんだから、その点も見習ってほしいものです。
養老さんが医者にならなかったのは、患者との距離感がとれないからと言っていました。自分は病院に行かないけれど、愛猫のまるちゃんのためには2日おきに病院へ。自分のことと、家族や親しい人のことまでは、対応が違うのは当たり前です。
2022.01.0
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養老先生の本だから読んでみたものの、流し読みになってしまった。病院に対する考え方は、なるほどなと思ったものの、それ以外の感想はない。
本にする必要性を感じなかった。
なぜかと考えたけど、養老先生が伝えたいことがないから、かな。
あくまで、病院嫌いのかの有名な先生が、病院に行った経緯、主治医の見解、先生の本心、等の出来事と心の変化が書かれているだけで、それによって読んだ側が何かを得るような内容ではなかった。
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読んだときちょうど入院中で、手術後だったのでなんとなく読み進めていたけど、
楽しかった。難しいことなんてなんにも書いてなくて楽しい内容だった。
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病院嫌いの養老先生が体調崩して病院に行き治りましたという養老先生ファンに向けての報告の本。
あえて、読んで考えさせられた問いを作るとすると、「自分の人生や身体の舵取りを専門家に任せるか自分で行うか」かなと。
自分でどうにも出来ないくらい身体も頭脳も弱ると専門家や他人に任せる以外選択肢はなくなるけど。
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師弟+ヤマザキマリさんの鼎談、面白かったです。
治療方法(そもそも治療するかどうかの判断も)の選択は素人には難しいですが、新型コロナの流行を機に医療の在り方や関わり方が変わってくるのかもしれません。
患者側にも知識と覚悟が必要で、なかなか養老先生みたいに達観できないだろうなあ。
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猫には現在しかありません。未来のことは
一切考えません。だから自分の死についても考えません。一瞬一瞬を生きているのが、猫なのです。
と、養老先生。
なんだか調子が悪い、理由もわからず体重が10キロ以上減って26年ぶりに東大病院を受診した養老先生、検査の後天ぷらでも食べようか、と話していたのに、そのまま心臓カテーテル治療からICUと痛くない心筋梗塞だった養老先生。
データばかり見ている現在医療にチクリチクリと養老先生。
教え子であり、主治医である中川先生。
ご自身もガンの治療をされているので、健康診断とガン検診は受けてほしいと、男性は3人に1人、女性は2人に1人が生涯何らかのがんにかかります。と。
中川先生の座っている時間が長い人はがんになる確率が高い。と。
うー。今年こそは、健康診断に行かねば!
これだけ中川先生に言われたんだものね。