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物騒なタイトルとは裏腹に、読後はほっこりする感じの話
犯罪に手を染めちゃうの...?って若干ドキドキしつつ、でも優しい気持ちになれる1冊ですごく良かった
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一橋桐子さん、優しくて可愛らしい女性ですが76歳でひとり暮らし。経済的にもゆとりがないと不安にもなります。不景気な今、経済的な不安を抱えている高齢者が数多くいると思います。ひとりで悩まないで桐子さんのように周りの誰かに相談してみる事が大事かなと思いました。
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ドラマを見てから読みました。松坂慶子さんがとにかく可愛くて大好きでした。原作の桐ちゃんもとても可愛らしく、とても楽しく読めました。
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面白くてあっという間に読み終わった。
ところどころ寂しくなった。
歳をとって一人でいることが怖くなった。
ちゃんと働いて歳をとった人でも、年金だけでやっていけないのだろうか。
刑務所に入ることまで考えなければいけなくなるのだろうか。
自分は何歳まではたらきつづけるだろうか。
子どもたちと一緒にくらせるのだろうか、と、色々自分のことも想像してしまった。
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題名からは少し想像しにくい内容。
シニアが犯罪しまくりそうなタイトルだけど。
自分がそんなふうになったらどう生きるだろうと考えつつ、エンタテインメントとして楽しめる。
JKとか起業家とか今どきの若い世代との交流も、
しがらみありまくりのシニアの個性あふれるエピソードも興味深い。
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まさに独身の高齢者(今や高齢者だけでなく障害者やその他定職につかない若者などにも)あり得る社会問題を描いた本。
仕事をしながら親の介護をしたり、真面目に生きてきた人が高齢者になって、刑務所に入った方が良い生活を送れると思うような世の中ってツラい、、、
刑務所に入るために色々犯罪を考えるものの、結局は真面目な性格がでてコミカルなのが良いw
桐子と雪菜のように、他人でも年齢関係なく仲良くなれる世の中になったら良いな、、
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ドラマを観ていないが、ドラマ化されるのは面白いからだろうとの期待が高くて思ったほどではなかった。
なんだかんだで結局上手く行きすぎだからかもしれない。
でも自分の将来をリアルに考えさせられる内容で参考になった。
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老後の孤独をさっぱりとした文体でユーモラスに描いています。
老後の資金の問題、交友関係の問題、住居や仕事の問題など、天涯孤独な老女が生きていくためには、さまざまな問題が浮上します。
それを一挙に解決する方法が、刑務所に入ること…。
読む前のイメージは、元気な老人が軽快にいろいろな罪を犯す小説かな?と思っていました。
それは全く異なり、桐子さんはとても上品で心の優しいお婆さん。
罪を犯して刑務所に入りたいと切実に思いながらも、大それたことはできず…。
どうしたら桐子さんは安心して暮らせるの?というはらはらした気持ちで読み続けていました。
私自身、こんなふうに不安な老後生活を送ることになるかもしれない、という他人事と思えない話でもあり、どこかにこんなふうに誰にも頼ることができず、日々生活の不安に押しつぶされそうになっているお年寄りがいるのかもしれない、という地域の人たちへを思いやる話でもありました。
現実的にお年寄りの孤独を救うためには、社会保障であったり、仕事であったり、お金であったり、そういった現実的な問題を解決していく必要がある。
でも、お金があるから幸せなわけでもなく、現実的なことを考えていくことと、お年寄りと繋がる温かい人間関係も必要になる。
それが血縁である必要はない。
桐子さんの人柄や、丁寧な仕事ぶりがあったからこそ、周囲の人が信頼を寄せ、桐子さんを助けたいと思わせることができた。
誰にでも起こりうる老後の不安を知ることで、私たちが今からできることは何なのか、考えるきっかけを与えてくれた小説でした。
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いつ苦しんだり孤独死したりするのか分からない、一人きりの老後生活の不安を解消するための方法、それは犯罪をして刑務所に入ること。刑務所なら衣食住には困らないし、場合によっては介護や診察も受けることもできる。違和感もあるが、考えてみればなるほどなと思えてしまう不思議なスタートの作品。
登場人物も多くはなく、内容もシンプルで面白い。生活は一人であっても「仕事がしたい」という思いは、周りと繋がっていたいという気持ちの表れだと捉えられるし、何といってもこの作品の主人公である一橋桐子は、その真面目さ・朗らかな人柄ゆえ周囲とうまく関係を築いている。そういう人は一見一人に見えても、支えてくれる人がいるのであり、そういった関係を築いていくことが大切だと気付かされる作品になっていると思う。
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犯罪をして老後を刑務所で過ごそうと決めたとたん、20代のサラリーマン、女子高生、同世代のパチンコ常連のおじさん、と、今まで関わらなかった人たちと交流がはじまるのがおもしろい。テンポが早いので飽きずに1日で読めた。桐子さんがチャーミング。
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絶対犯罪は失敗すると思った。笑
綺麗に全部失敗するもんだから、面白い。
それにしても、読んでいて心がすっきりする?よくなる感じ。文章構成とか言葉選びが好きなんだと思う。
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76歳の桐子さんの切実な想いが
物語を夢中にさせてくれる
初めて読んだ作家さんだが
とても面白かった。
この先どうなるのかわからないけれど
それは旦那がいても子供がいても同じに不安。。
とりあえず
桐子さんは大丈夫
真面目に生きていれば
誰かしらが助けてくれる
そんな気持ちにさせてくれる1冊でした。
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サクサク読めました。この作者さんのえがくおばあちゃんは強くて、かわいいなあと思います。老後のことをいろいろ考えさせられる内容だけど、登場人物が魅力的で、将来こんなおばあちゃんになれたら、なんて感じながら、楽しく読むことができました。
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「刑務所に入りたい!」という大胆なフレーズに惹かれて購入しました。
読めば読むほど他人事とは思えず、いつか自分にも起こりうる事だと思うと老後が心配です(..;)
桐子は周りの友人にとても恵まれた人だなと思いました。それに加えて桐子自身も丁寧で素敵な女性だと思ったし、桐子が優しいから自ずと周りにそういう人が集まるんだなとしみじみ感じました。
そんな桐子がいたからこそ家庭の環境が良くなくてもトモは一緒に過ごせて幸せだっただろうなと思います。
自分も2人のように温かく、大事な友達と最期まで仲良く生きていたいなと思える作品でした☺︎
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親も夫も子供もいない桐子さん(76)。
夫をなくした女友達トモと一軒家で楽しく暮らしていたが、トモが亡くなってひとりぼっちに。
老後のあれやこれやを心配し、犯罪を犯して刑務所に入ろうと画策する。
突拍子もない考えの桐子さんだけど、読めば読むほど自分の老後が不安になり、桐子さんの行動が分かるような気がしてしまうおそろしさ!
年を重ねると勤め先もなくなり、貯金は減るばかり。
頼れる家族や友人がいなくなり、家を借りるための保証人を頼める人がいない。物価はどんどん上がるばかり。
どこに住んで、何を食べて生きていく?
長生きって怖いな。
とはいえこの本はコミカルで救いがあり、想像以上に面白かった。