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絶対犯罪は失敗すると思った。笑
綺麗に全部失敗するもんだから、面白い。
それにしても、読んでいて心がすっきりする?よくなる感じ。文章構成とか言葉選びが好きなんだと思う。
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76歳の桐子さんの切実な想いが
物語を夢中にさせてくれる
初めて読んだ作家さんだが
とても面白かった。
この先どうなるのかわからないけれど
それは旦那がいても子供がいても同じに不安。。
とりあえず
桐子さんは大丈夫
真面目に生きていれば
誰かしらが助けてくれる
そんな気持ちにさせてくれる1冊でした。
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サクサク読めました。この作者さんのえがくおばあちゃんは強くて、かわいいなあと思います。老後のことをいろいろ考えさせられる内容だけど、登場人物が魅力的で、将来こんなおばあちゃんになれたら、なんて感じながら、楽しく読むことができました。
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「刑務所に入りたい!」という大胆なフレーズに惹かれて購入しました。
読めば読むほど他人事とは思えず、いつか自分にも起こりうる事だと思うと老後が心配です(..;)
桐子は周りの友人にとても恵まれた人だなと思いました。それに加えて桐子自身も丁寧で素敵な女性だと思ったし、桐子が優しいから自ずと周りにそういう人が集まるんだなとしみじみ感じました。
そんな桐子がいたからこそ家庭の環境が良くなくてもトモは一緒に過ごせて幸せだっただろうなと思います。
自分も2人のように温かく、大事な友達と最期まで仲良く生きていたいなと思える作品でした☺︎
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親も夫も子供もいない桐子さん(76)。
夫をなくした女友達トモと一軒家で楽しく暮らしていたが、トモが亡くなってひとりぼっちに。
老後のあれやこれやを心配し、犯罪を犯して刑務所に入ろうと画策する。
突拍子もない考えの桐子さんだけど、読めば読むほど自分の老後が不安になり、桐子さんの行動が分かるような気がしてしまうおそろしさ!
年を重ねると勤め先もなくなり、貯金は減るばかり。
頼れる家族や友人がいなくなり、家を借りるための保証人を頼める人がいない。物価はどんどん上がるばかり。
どこに住んで、何を食べて生きていく?
長生きって怖いな。
とはいえこの本はコミカルで救いがあり、想像以上に面白かった。
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雪菜ちゃんのキャラクターが1番好き。
どんな犯罪を犯すんだろう〜って思ってたけど、結局全部不起訴で終わって、その過程でいろんなことを学んでいって新たな出会いの中で光を見つけていくほっこりストーリー、超好み。素敵だった。読みやすかった。
自分の老後が憚れる
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ドラマの桐子役松坂慶子さんの声色やしぐさが重なりながら読了。
犯罪によって刑務所生活を切望する桐子は、小説として読めばくすっと笑えるところが多いけど、現実は笑いごとではない。
高齢者の再就職、住まいの確保や保証人、介護や病気を目の当たりにして、問題は山積しているのも事実。
それでも、意外と人とのつながりが多い桐子は幸せな人だと思った。公的支援はもちろんだけど、やはり人とつながるのは意味のあること。
年を取ったら若い友人がいたら、いいなぁと思えた。
ドラマベースで読んだものの、原作の方が想像力を掻き立てられた。
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老後の不安が止まりません。
桐子さんのように素敵な方々と縁がある事を祈ります。
作品自体は寂しいようなでも暖かい作品です。
個人的に何度も読み返しても面白いと思いました。
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原田さんの小説を読むのは2冊目だが、読みやすくて、世界観に浸れる。
高齢者の貧困問題なんて、まだ身近になく、特に問題視してなかったけど、この小説を読み、ひしひしと実感。桐子さんの人柄、周りの人のキャラクターもよかった。
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生活保護!完!!で即終わりそうな気もするんだけど、そうはならなかった。
警察とかアドバイスくれんのかなって思ったけど、やはり職務外だし関わってられるか、ってことなんだろうか?
犯罪日記っていうけど、最終的には思いとどまるのでは?と思ってたけど、未遂にしてもきっちりやらかして、警察のお世話になったりしてて驚いた。
主人公、お金に困って大変だけど、人たらしっていうある意味最強のスキルの持ち主。
76歳まで親友がいるっていうのも素晴らしいし、さらに一緒に暮らして仲良くしていけるのも素晴らしい。
更には自分とは孫くらい年の離れた雪菜ちゃんと仲良くできるとか、コミュ障の私からみたら羨ましい限りだった。
最後、久遠さんが社長さんで、主人公を雇ってくれるとか、昔の少女マンガ的展開だったけど(まあ昔の少女マンガだったら主人公もっと若いと思うけど)、自分の母親みたいな年齢の人が苦労してるのをみたら、できる範囲で何とかしてあげたい、と思うのが人情なのかも。
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すんごく自分の老後が心配になる お話
(;´д`)
あとは結局 普段からのちいさな繋がり等も凄い大事ですよね?
という展開でしたね
にしても世の中 生きづらすぎる
異常気象の上に、電気代は高くなり
物価も高くなっていく
年寄りには厳しすぎます
争ってる場合ではないですよね…
自分の職場に3人ほど独身の男がいる
50が1人…45くらいが1人
そして31くらいが1人
この3人は老後どうするんだろう…といつも思っている
3人ともポッチャリ系で
50や45の2人は家を買い、母親と2人でくらしていて…いい大人だが
ゲームかプラモ作る事しかしてない
31の奴は1番心配…
会社は40~50がメインで30代は彼だけ…
昔俺に【お前だけ若いんだから他の仕事探すか、今の職種だったら独立するくらいの覚悟持った方が良い…俺らと同じ職人作業してても…お前がオジサンの時は他の社員は爺だぞ?!】と伝えてあるが…
ずっとそのまま勤務…
そして貯金もなく
食べたいの食べて太り、ゲームでも課金しまくり現在数百万使い、暇潰しはスロット…そして女も買う…
そして見た目は おブス…で性格は現代っ子…
基本自分は成功者と勘違いしていて
節約してる既婚者など見てると「何か大変ですね!?」と上から目線な子
俺は彼を【見た目を捨てたナルシスト】と通り名をつけている
既婚者の努力してたり苦労したりしてる姿見ても
「惨め、失敗してる…でも俺は成功者…」と勘違いしている
個人的に
※【よっぽどの理由で結婚出来なかったり…
色んな理由で子供に恵まれなかったりするのは除いて】
~結婚しないで、勝ち誇ってるのはゲームで言えば、
設定をveryeasyにして
都合の悪い時は課金している
のと同じだと思う…
そして気づいたらオジサンになり「なにか大人っぽい事しなきゃ」と思い
とりあえず家を買う…
まぁ…食費、光熱費等、自分しか費用かからないから簡単で当たり前だし…なんならその状態でその31の おブスは貯金がない…
終わってるなぁ…自分の老後も不安だが…見ててゾワゾワする
※だから結局話が変わるけど…俺が何を言いたいかって言うと…
【実際にトトロいたら、獣臭すごそうだよね?!】って事!!
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「三千円の使い方」もそうだったが、お金が絡む話しは現実すぎて読むのが辛くなる。
76才、結婚歴無しの桐子さんが親友と同居したのに先立たれ、一気に将来の生活不安から刑務所に入る事を考えてしまう。万引きで店の人に捕まったり、偽札でバイトに諭されたり、色々な犯罪が出てくる。クスッと笑える場面もあるが、全体的には切実な状態。住むところに困ったり、なけなしの金を盗まれたり、悲劇的な状況。ただ、そういったピンチに現れる人達が善人なので救われる。
最後も、そういう人たちの援助で何とかなったので安心した。
帯の説明で見ると、TVドラマで放送されたようですが、桐子さんが松坂慶子とは。イメージ的には食事にも困窮してガリガリの体型・・?
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他人に迷惑をかけず、刑務所に入れる犯罪は?という発想。しかし、人とのつながりがこの社会の中で生きていかざるを得ない、それでもいいという気持ちになる作品。
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76歳、未婚子なし、年金と清掃のパート務めで細々と生活をする桐子さんが主人公。一緒に暮らしていた学生時代からの親友トモが亡くなってしまい、失意と孤独感の中、この先、住むにも食べるにも困らない、刑務所暮らしが出来ないか?と考え始める…というあらすじ。
純粋で涙脆く、ちょっと危なっかしさがあり、誰と話すときも丁寧な言葉遣い。相手を心配し、人の思いにいつも共感できる桐子さん。温かい人柄が、読んでいて安心する。桐子さんが次々と問題を抱えるのだけど、周りには手を差し伸べてくれる友がいる。お金は無くても友がいる。
温かいストーリーを読んだ後、ふと現実を思う。
超高齢化社会の日本。団塊ジュニア世代が後期高齢者になる頃、恐らく今の高齢者ほど充分な社会支援は受けられない。就職氷河期とも重なる彼ら世代の、孤独で貧困な老人の割合はどれくらいになるのだろう。孤独ゆえ、桐子さんのように周りからの助けを得ることも出来ず、お金も無ければ友も無し。失うものは何も無く、自暴自棄になる老人の溢れる国。震える。他人事ではない。
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さらさらと読みやすかった。
刑務所に入れば、寝食や孤独死の心配もないことから、なるべく長く刑務所に入っていられる犯罪を探す。
突拍子もないけど、現実的な話のレーンは外れずに、結末も現実的