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新聞書評から、だったか。専門サイト連載を纏めたものってことだけど、正直対象層がいまいち分からない、中途半端な内容だった。開業に至る経緯についての書なんだから当たり前なんだけど、人の歴史に対する興味がかなり乏しいことも、改めて自覚させられた次第。
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m3で松永先生の障害児関連のコラムを読んだことがあったので、買って読んでみた。個人的にはへえーと思うことが多かった。医師会に関する見方、意見も立ち位置によって見方が違うのだと改めて思った(当たり前だが)。大学病院の医師が診療報酬のことをあまり知らないというのも意外だったが、これも人によるのだろう。ちょっと自慢話が鼻につくが、これも大学病院の第一線で診療と研究に明け暮れた場所から開業医への転換が残念だったことの裏返しなのかもしれないと思えばご愛敬か。
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お医者さんは、
自分が助けて欲しい時にしか関わらないので、
「本音」の部分を覗いてみたいという欲求で一読。
なぜ開業医となったのか、お金周りのことも具体的に書かれていて、思ったより面白い。お陰でお医者さんをとても身近に感じられれようになった。
最後の「医者というのは仕事なのではなく、医者という人なのだと思う」という一文が、深いなあと思った。
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大学病院の勤務医だった著者が、脳動脈瘤発症で戦線離脱。貯金少なめ、経営知識ゼロだったが、周りの協力で開業。リース会社の担当さんがコンサルタントとしてお膳立てしてくれたという。
なんにでもプロはいるわけで、問題はいいプロに巡り会えるかどうか。と考えると、人間関係って大事だ。
開業後のさまざまな問題をフランクに語っていて、興味深い。大学病院をはじめとする医療機関や大学教授たちへのさまざまな思いも垣間見えて、まさに(控えめにしているのだろうけれども)本音トーク。
自分の腕に対する自信に溢れているが、それはあってもらわねば困るし、それ以上に、「誠実さ」こそ医療の基盤だという姿勢は、患者としてありがたい。
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さらっと読めた。患者を選べないから大変だな。Googleの口コミは当てにならないのは知っている。立派なお医者さまだな。でもやっぱりベンツ乗るんだな。
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文章うまい!
そして、誠実なお人柄がにじみ出ている。
こういう先生に私もぜひ診てもらいたいけど、大人は見ないのね。残念。
タイトルから下世話な興味で読んでみたけど、ちゃんと私の知りたかったことが予想したよりもしっかりと書いてあった。
ほんとに開業医の方が勤務医より儲かるの? とか、医師会って何してんのよ? とか、耳鼻科と内科どっちに行くべき?とか(正確には、小児科と耳鼻科どっち?だけど、まあでもめちゃくちゃヒントになった。耳鼻科って…ちょっと…)。
でも、自分の医者選びの基準は正しかったと分かって良かった。質問したらちゃんと丁寧に答えてくれて、やたら薬出すだけじゃない医者。
けっこういるよね、質問しても全然まともに答えてくれない医者って。
あと、たまに抗生物質信者な人がいるが(私の元上司とかがそう)、まさか医者でもそんなのがいるとはビックリした。それは患者の無知がそういう先生を作ってしまったのかもしれないけど。
私は初診のときは「薬をたくさんもらって満足するタイプではないから、必要以上の薬はほしくない」となるべく伝えるようにしているが(中には伝えるのが難しいタイプもいるのでうまく意思疎通ができるとは限らないのだが)、やっぱり医者によって処方内容はものすごく違ってくるものなんだなぁと怖くなった。
知識不足じゃなくて本人の人間性が診察や処方に大きく反映してそうで嫌な感じ。まあどんな仕事も人間性が反映しない職業なんてないけれども。
しかし、白い巨塔は健在なんだなぁ。最初の留学のチャンスが到来した時にそれを許さなかった教授はひどいと思った。本人の将来を思ってではなく、便利だったから、という理由なのが悲し過ぎる(もちろんそれはご本人の見方で真実かどうかは分からないけれど、きっと真実だという気がした)。
医学部に限らず、大学というのは教授が部下の命運をガッチリ握っていて非常に怖いところだと思う。
以前、ほんの少しだけ働いた某国立大学の研究室の教授が漫画のキャラのような極悪人で、研究室のメンバー全員をあらゆる手を使って無意味に苦しめていて、私はただの事務方だったので、すぐ逃げ出したが、助教や講師たちその分野でキャリアを築こうとしている人たちは逃げるに逃げられず(よそに行こうとしても学問の世界は狭いので行けない)、本当に気の毒だった。あれはなんとかならんもんなのかね、と心底思う。絶望して死ぬ人がいても全然おかしくない。
そういう意味では、企業は(その会社がまともであれば)三権分立といかないまでも二権分立で、極悪パワハラ上司に人事部などが介入することができるし、自分でも助けを求められる。そうじゃなくてもよその会社までは権力は及ばないので、逃げ道もあるし、大学よりもずいぶん健全だと思う。
とにかく、この本の著者を留学させてあげたかったなぁ、と読んでいて私まで悔しく思った。
P.S. うちのクリニックのスタッフは偶然だけど全員美人!と自慢しているところは大きなマイナスだった。
それ言わない方が良かったやつよ。
綺麗な人が多いな、というクリニックはたまにあるが、あんまり好きな雰囲気じゃないところが多い気がする。
そうじゃなくても、そういうことを自慢する院長ってなんか嫌だと思った。
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開業医の裏を暴く!とかそういう本ではない。(開業医の「本音」であって「事実」とかではない)
元千葉大病院の松永正訓先生が開業してから体験・考えた様々なことがまとめられたエッセイといえばいいのか。読みやすい文章でスラスラーっと読んでしまった。
元々節税本を読んで「開業医めちゃくちゃ税金対策強いらしい」みたいな興味本位で読み始めたのだが、そういった話に留まらない本だった。面白かった。
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年収は勤務医の2~3倍。医者によっては7千万超。自分の時間もたくさんあり、趣味も堪能。お酒も飲める。一方でリース料と借入金の月々の返済は大きな額。看護師、事務員に対する雇用責任も持つ。診療が止まればを犠牲を負うのは自分だけではない。コロナ禍でたたんだ医院も少なくない。よかれあしかれ、開業医は自由度が高い。人生をどう充実させるかは自分次第。クリニックは思ってる以上に個性がある。受診者にとっても病院選びは大切。ホームページをよく見よう。ネットの書き込みよりリアルな口コミ。洗練された患者の目線が医療を育む。
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考えさせられる内容が溢れた本ですが、大学病院での業績が素晴らしいのに驚きました.小生も理科系なので、論文に関するインパクトファクターについては理解しており、著者の業績は特筆ものだと言えます.やむをえない事情で開業医になられたのですが、自由時間に本を読み、さらに本を執筆するのは並の人には出来ないことです.尊敬します.信頼されるお医者さんであることが、様々な面からよく分かりました.
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小さなお子さんがいたり、お子さんのかかりつけ医を探す上で読んでおく(知っておく)といい情報が多いと思った。
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まさにタイトル通りの内容。予想以上に面白かった。
院長の千葉大学小児外科時代の話。インパクトファクターが当時日本で2位になるほど、研究や論文発表したこと。40歳の時、大病で大学病院を去ることになった経緯。
開業するまでの嵐のようないきさつ。モンスターペアレント。小児科医から見た、耳鼻科医の抗生剤投与に対する疑問。
文章が読みやすく、本当に裏側まで書いてあってどんどん読めた。
参考になったのは、最後の方の章の「クリニックの選び方」。
・グーグルの口コミは無視
・ホームページをチェック
・専門医とは、「その分野に関して最低限の知識がある」くらいに考える
・一人前と呼べるのは「指導医」
・一流は「全国からセカンドオピニオンを求めて患者がやってくる医師」
・院長がどんな診療を目指しているか
この章を読んで、筆者の医院のホームページを見に行った。作りは古かったが、なるほど様々な情報が載っていて、特に「院長の裏の履歴書」が面白かった。
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建て貸しの家賃の相場は、坪1万円。
電子カルテの会社は多い。
ホームページは重要。
患者が嫌がる医者の言葉=こんなにひどくなるまで放っておいて、とこんなに軽症なのに来るなんて、
耳鼻科の先生はひとりで手術をする。アデノイド切除、鼻茸切除、鼓室形成術、など。
HPで見るのは、院長がどういう診療を目指しているか。
開業医は病気になると収入がない。医師会の休業補償という保険制度がある。
ブログは開業以来、一日も欠かさずやっていたが、書くことがなく、毎日はやめて本の書評だけ載せている。
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開業医は経営だ。そしてリース会社がほとんどお膳立てしてくれる、そうなんだ。勤務医より収入もあり時間面での融通もきくし、開業医っていいなと思っていたが、自分が倒れたらお終い、確かに。知らない世界なので興味津々。
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志しの高い小児科医の話。頼りになる先生ではあるけどあまり人、患者には寄り添わないタイプなのかな?病気には興味があるけど人には興味は無い?そんな印象を受けた。本の内容は面白かった。