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4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

リーダーシップを握ったイギリス貴族と、革命に葬られたフランス貴族との違いは

2023/03/14 14:12

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

2022年9月に行われた英国のエリザベス女王の国葬は、あらためて「君主」や「貴族」の存在について考える機会になったのではないか。21世紀の今日、それらは時代遅れの存在であり、民主主義社会の根本原則にそぐわないという意見もあるだろう。とはいえ、葬儀の極めて厳粛な雰囲気には英国の歴史的伝統の厚みを感じたし、国王としての責務に捧げた女王の生涯に独特な感動を覚えたという人も少なくないはずだ。英国という現代国家が、時代にそぐわないように見える制度を維持していることには、何か深いわけがあるのではないか。ひょっとしたら、それは遠い日本にとっても示唆するものを持つのではないか。読みどころは、18世紀以降の英国貴族。フランス革命をはじめ他のヨーロッパ諸国の貴族制が次々と倒れていったのに対し、英国貴族だけは単に生き延びただけでなく、むしろ政治的・社会的に大きな役割を果たした。民主的社会において、通常の利益政治から独立し、「徳」と公共精神を持った社会的集団を持つことは不可能なのか。このことを考えるためにも有益な一冊。

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紙の本

貴族の成立はそれぞれだが

2023/02/05 21:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の専門の英国貴族については詳しいのは当然だが、六朝から唐までの貴族や日本の公家などとは、また違うと思う。この本には出て来ないが、これでいくと朝鮮時代の両班は六朝の貴族のような士大夫と科挙によって役職を得て国王に仕える官僚を足したような存在になるだろう。
 古代ギリシャの貴族制は、あくまでもポリスの住民限定の貴族制や民主制であり、人間扱いされない底辺の奴隷が支える社会なのだが、言及されるのが平民止まりなのはいかがだろうか。
 王政復古に際して、レジョン・ド・ヌール勲章は廃止されなかったし、ルイ18世に忠誠を誓ったような帝国貴族の爵位がそのままだったのは面白い。もっともシルヴェストル・ド・サシのようなゴリゴリの王党派が皇帝から男爵に叙せられた例もあるから、何とも言えないけれど。
 著者は昭和20年に初めて貴族院議員に朝鮮人が選ばれたと誤解しているらしい。注にある中公新書の「朝鮮王公族」には「一九三二年一二月に朴泳孝、三九年一二月に尹徳栄が勅撰の貴族院議員に任ぜられている」。「また四五年四月になると貴族院令が改正され、朝鮮に在住する満三〇歳以上の男子で名望ある者が勅任の貴族院議員(朝鮮勅撰議員)になれるようになった」とあるのに、「日本に移住した者の場合には貴族院に議席を有する事例もあった」と書いているのは、「内地」在住の朝鮮人には選挙権被選挙権があり、朴春琴が代議士だった事を何かで知って、混同しているのだろうか。著者自身が寄稿した「二〇世紀日本の天皇と君主制」には「王宮が消滅する日」と題する論文が掲載されていて、どういう人が朝鮮貴族に列せられたかが書かれているのだが、多分、朴泳孝や尹徳栄、尹致昊といった人々には関心がないのだろうか。
 華族制度自体は、特に江戸時代までの大名をはじめとする幕藩体制を、そのまま軟着陸させて明治維新以降の社会につなぐには必要だったと思う。まだ大名を主君と思い、忠誠を誓ったような武士団を天皇が中心となった新たな社会に意向出来たのはその為だった面はあるだろう。もっとも、その華族制度が昭和の国難に際して、有効だったかどうかは言わずと知れた事だ。一君万民の思想が流布した時代に特権にしがみついたような華族制度は時代遅れだったのだろう。

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2023/11/24 15:45

投稿元:ブクログ

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2023/05/30 03:54

投稿元:ブクログ

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