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圧倒的
2023/03/06 06:50
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投稿者:しいな - この投稿者のレビュー一覧を見る
圧倒的なボリュームです。展覧会と筒井康隆さんの講演のために松山に行ったことが、懐かしく思い出されました。
真鍋博の仕事のほとんどを収めたと思える450ページを超える大書
2023/01/18 23:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
真鍋博という名前を見聞きすると、とても懐かしい気持ちがわいてくる。
子どもの頃に読んだ本のカバー絵やさし絵でよく見かけたし、新潮文庫の星新一のカバー絵もそうだ。1970年大阪万博に関連したイラストなどでもよく見た気がする。SF好きの子どもにとっては、頻繁に見る絵は真鍋博だったように思う。
そんな真鍋博が手がけた書籍、雑誌、業界誌など974点を収録したのがこの本だ。もう懐かしい本がいくつも並んでいる。星新一や筒井康隆の文庫本のカバー絵などなど、今も自分でももっている本がいくつもある。そして何より記憶にあり、印象的だったのが岩崎書店の世界の名作シリーズの第2巻・ガーンズバック作・福島正実訳『27世紀の発明王』だ。この本が大好きだったが、それはやはり真鍋博の絵だったからだ。
というようにSF作品のさし絵などの印象が強い真鍋博だったのだが、この本を見てそれだけではなかったというのも改めて知った。
推理小説の分野も多く、早川書房の一連のクリスティ作品であったり(ハヤカワミステリ文庫のクリスティ作品のカバー絵はとても印象的だ)、日本の作家のものも沢山あったのだ。さらに三島由紀夫や北杜夫といったような作家のものもあれば、海外のもの、土居健郎の『甘えの構造』なんてものまであった。本当に多種多様な本を手がけていたのだ。しかも、一般的に知られているシャープでカラフルな絵柄だけでなく、抽象的なものや油絵タッチのようなものなど、こちらも多種多様な技法が試みられていた。
もともと洋画家として活躍を始めていた真鍋博だったとのことであり、「もっと人にも見てもらいたいし、社会とつながった仕事をしたい」という気持ちから今で言うイラストレーターの世界にシフトしていったということだ。そんなこともこの本で知ることができた。
そんな真鍋博の仕事のかなりの部分を網羅している本書だが、一部の作品がページをまたいで折れてしか眺めることが出来ないものがいくつかあったのが残念だ。多くの作品を限られた中で収めるためにやむを得なかったのかもしれないが、きれいな形で見ることができないというのはこの本の趣旨からすると残念でならない。
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