押して駄目だったので、引いてみることにしたのですが【特典SS付】 みんなのレビュー

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

はじめて会ったときから伯爵令息ノエルが好きで、話せるようになってからはずっと好きだと伝え続けていた男爵令嬢シェリー。
遠い存在だから想いを返して欲しいわけではないと言い聞かせていたが、友人に指摘されたことで「引いて」みるために自分に制約魔法をかけてもらって冷たく接することに。
自分の態度のあまりの冷たさに罪悪感と後悔でいっぱいのシェリーにノエルが婚約を申し込んできて。
王道ファンタジーラブコメ。

web版既読。
この愛が重すぎる執着系カップル好きなんだよね！
やっぱり一途押せ押せ系ヒロインは正義ですよ。好き。
琴子さんの作品はヒーローが過保護溺愛ばかりで愛情が釣り合ってなくて飽きがち冷めがち、だんだん鈍感無神経ヒロインを嫌いになりがちなんだけど、この作品に限ってはむしろヒロインのが愛重め。
足音やノックの仕方でノエルかどうか判別できるのヤバイぞ！
制約魔法について遠回しに説明できないかもっと試して努力してダメだったという展開が書かれてて欲しかったけど、webからの加筆で多少は補完されていたのも良かった。
読みたいと思っていた後日談が描かれていたのもいい。
長く続かれたらやっぱり飽きそうなので、一巻完結で良かった。

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投稿者：ぽち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ノエルに学生時代に一目惚れしてから、早6年。片想いを拗らせているシェリー。
「引く」為にと制約魔法に手を出してしまった事から始まるお話。
前からコミックで気になってたお話でしたが、魔法の力に縋ったシェリーは自業自得かなと思えてしまい｢引く｣事で起こるすれ違いやジレジレを純粋（？）に楽しめなかった。
ノエルはシェリーの為にとめちゃめちゃ頑張って師団長にまでなったのに、シェリーがしたのはそれだけか？と思えてならず、どうしてもヒロインが好きになれませんでした。
ヒーローの頑張りに免じて評価は３．５