文章で数字について説明しているので、数学・数字嫌いな人にとって読みやすいです。
2023/05/31 21:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般的な統計本とは一線を画し、文章で統計・計量に用いる数字のあり方を説明しているのが、当書最大の特長です。
よって、数式を見るのも嫌な数学・数字アレルギーの方々でも、当書は文章で理解させようとしているので、気軽に統計・計量の数字について学べるメリットがあります。
当書の文章は非常に柔らかいので、読み進められやすいです。
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データ分析を生業としている人にとっては常識的な内容。
素人にはわかりやすい文章で書いてあると思われるので、これから仕事で関わる人はサッと読んでみるとよいかも。
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新書だったので軽い気持ちで手にとったものの、やはり、簡単に理解できる世界ではない。。
興味はあるものの、、、2、3回読まないと理解が深まらないかも。
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数字を読むリテラシーは、読む側にも必要だなと思いました。
一方で、社会学で数字を扱うとなると、その扱って何をどうしたいのか、というのが気になります。社会学って、何がしたいのかが今ひとつわからず・・・。
社会構造の分析をするのが一つだとは思うので、そうすると、社会構造は複雑なので、「こうだ」と言い切れることはまずなく、答えが出ないのが社会学者としては正しい姿勢のような気がします。
学問が目に見えて役に立つ必要はないと思いますが、とはいえ社会構造を分析するだけでいいのかどうか。その先は、実践家に任せます、というのが、社会学のスタンスなのでしょうか。
社会学の前提となる、分析対象となる社会は、人間の集合によって構成されています。それを数字で分析することもある程度は必要です。と同時に、その集合体を構成する人間も、一人一人違う人生を歩んでいます。数量調査も必要ですが、それだけだと、そうした人生を歩む人間が見えにくくなってしまうのではないか、とも思います。
まじめな社会学者さんもたくさんいます。そうした学者さんの言葉に耳を傾けつつも、我々一般人は、どう生きていくか、いろいろ試行錯誤しながら、日々活動していくのかな、という感想でした。
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いつも眺めている統計とか相関とか因果とか、そう言ったものを噛み砕いて解説している。数字などは(多分意図的に)省かれていて、やさしい
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統計学に関する入門書といいつつ、かなり歯応えのある本。
話の前後での繋がりが分かりにくかったり、例えがピンとこないものもあり、僕には難しかったということで、この評価。
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全体的に、同じ節の中で少し話があちこちに飛ぶ感じがして、筋道が腹にストンと落ちて来ず、論理展開を読み解くのにやや苦労しました。ただ、これまで「数字=万能」または「統計にはウソがある」の両極端な書籍が多かった中で、どちらにも与せず、かつ数式や初見で分からな理論に逃げずに、その曖昧さや複雑さを説明しようとされていたことに、とても感銘を受けました。
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計量社会学者らしい本。「数えることが難しい」「比較することが難しい」「データを集めれば集めるほど厳密さから離れる」などの例を、事例をもとに上手に説明している。
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内容が網羅的であるにも関わらず、専門知識がないと理解できないことが多い
ここまで専門知識が必要なら、何か専門的な知識を得られる内容にしてほしいが、あくまで網羅的な内容なのであまりこれといった得るものがない
専門知識を持った人が、あーそうだよねーと思いながら読む本なんだろうか…
情報の深度が一定しない内容に思う
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一読しただけでは今ひとつ全体像が理解できなかった。端的に言ってしまえば、統計には前提や調査内容に完璧なものがないことから、どんな統計結果にでもある意味フィクションが包含されているという内容だった。特に今まで疑問に思ったことがなかったコイントスが表裏1/2ずつの確率であるという前提すら壊れたのは衝撃的だった。