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紙の本
短編集風のストーリー進行。
2023/04/27 06:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
西都から戻ってきた後を描いた短編集風のストーリー進行。
それぞれにメインとなる人物が設定され、その人物を中心にストーリーが紡がれる。
今まであまり表立って登場しなかった女華のストーリーも。
三妃の時代もそろそろ終わりを告げようとする中、彼女の出自を巡っての。
三妃も二妃となり、今後の身の振り方を考え始める女華は...
今後、全体のストーリーに絡んできそうな感じも。
羅半兄ストーリーは日記風。
置き去りにされる前、半ば騙されて西都へ行くところから、置き去りにされるまで。
色々と可愛そうな感じがするが、そこが面白くもあり。
ヤオと燕燕、羅半を慕う三番の恋の鞘当て?も。
ヤオは羅半のことをどう思うのか?
微妙な乙女心か。 振り回される燕燕が...
そして、メインは猫猫と月の君の...
進み始める2人の関係。
ようやくか。 しかし、猫猫は猫猫であり。
今後の展開に期待、かな。
一気に読み終わってしまったなと。
次巻はいつだろうか。
紙の本
いろんな伏線
2023/03/06 15:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
都にやっと帰って来たらたら思ったら事件発生。これで解決。って感じで終わってしまった。
置き去りにされた羅半兄もやっと帰って来たり、妓娼舘の方々の変化。弟分の反抗期いつのまにかいろんなことに変化があったりした巻になっています。いつもより本の厚さが薄いのでえーという感じですが次巻への伏線たっぷり。今回は、猫猫のまわりの人から、の視点からお話が進んでいます。そして一人一人の恋模様。こじらせ主人公たちがついに!と思ったらさみしい結末に。どうなるの、14巻が今から待ちどうしいです。
電子書籍
前巻までの「二度目の西都訪問」超激動編のエピローグ兼「中央に戻って」の新展開に本格突入する前のプロローグ巻…そして、遂に正式に両想いになった壬氏と猫猫の覚悟&決意But…な夜光景も描かれた物語第13巻
2024/05/27 03:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
この第13巻は、第9巻後半に出発し、
第10~12巻まで続いた、「二度目の西都訪問」超激動だった1年間顛末…
の末に中央に戻ってきた猫猫達と、
その間ずっと中央にいた残りのキャラ達との、交流再開&情報擦り合わせ、というか…
色々なキャラ視点での、
この1年間の振返りや、今の現状を見つめ直す…みたいな、
番外編的短編エピソードを並べる事で、物語全体を俯瞰出来るような構成…
で、前巻までの「二度目の西都訪問」超激動編を終えて、また新たに中央での物語を展開するに当たっての、
仕切り直しをする巻…即ち、
「二度目の西都訪問」超激動編のエピローグ兼「中央に戻って」の新展開に本格突入する前のプロローグ巻
…そんな印象の巻。
色んなキャラ視点での番外編的エピソードが多いってのもあってか、
色々と笑えるエピソードが多かった印象。
前巻までの「二度目の西都訪問」超激動編を振返るって意味では、
羅半兄(本名:漢俊杰)の、この1年間の日記的あれこれが綴られた八話「阿兄正伝」が、
かなり笑えた件。
他にも、下の弟馬閃の恋心に気付き、何とか縁結びに一役買ってやろうと思案する姉視点エピソード
である七話「麻美と不器用な弟」とか、
何故か羅半に執着するようになってしまった姚に対して、
どうすべきか分からず困惑・混乱する燕燕の様子が描かれたラブコメ系エピソードも幾つかあって、
笑えたり。
そして遅ればせながら、やっと中央に戻ってきた羅半兄ww。
…あ、そうそう、笑えると言えば、作中本編内のエピソードだけでなく、冒頭の「人物紹介」内の、
各キャラを紹介する描写の中にも、思わず爆笑する説明描写が書いてあって、
そういう部分からも色々と楽しめる娯楽性への配慮が、凄いな、とも感心したり。
…そんな、笑えるエピソード等が色々ある一方で、
「ただ、貰うだけで終わらないように。相手がなんでもくれるからといって、
それだけで終わらそうなんて考えるんじゃないよ。与えられて相応な自分になりな。
貰うだけで終わろうなんざ、二流、三流止まりだよ」
という女華から(諦めずに想いを向けてくる壬氏に根負けした)猫猫への忠告助言、
が印象深くかつ重要なキーワードだな、と思ったり。
そして、猫猫が今まで可能性の1つとして想定はしていたが、現実逃避的に考えないようにしていた事実を、
阿多に会いに行った離宮で、直接本人から明かされてしまった件。
その時の問答での、
猫猫を昔の自分と重ねて見ていた阿多の胸中と、その阿多の想いや想像を超える覚悟と柔軟性を持っていた猫猫
…という一連の描写で、うるうるっとしたり。
一方で、壬氏は…そして、その夜の、壬氏と猫猫は…
な2人での様子や、夫々の胸中が描かれた今巻終盤部分を読むと、やっぱ、
次巻から本格的に突入するであろう、西都から中央に戻ってきての物語展開に向けての、
一冊丸々序章巻、みたいな内容で、
この巻で、一旦、仕切り直して、色々な情報や人間関係状況を整理し直し、
かつ色々笑って楽しめる娯楽性が盛沢山で、次巻以降の展開が楽しみになると同時に、
今巻自体の内容も十分堪能満喫出来て、改めて、
秀逸な巻だな、と脱帽します。