作家の数だけ展開あり
2023/05/30 16:06
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投稿者:ちぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の一行が同じでも、26通りの展開がここにある。
時代も場所も設定は様々だし、中には2行目で猫を手放して意表を突いてくる作品もある。
まだ知らなかった作家さんとの新たな出会いもあって、楽しめた。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな作家さんの、冒頭の文言が同じという縛りのある短編週。
それぞれの味があるというか、実力が分かるというか。
必ずしも書きたいものだけ書いてればいいってわけでもないんだね。
猫がいっぱい死ぬ
2023/02/24 22:53
9人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゃも - この投稿者のレビュー一覧を見る
ツイッターでおすすめされてたので興味が湧いて購入したけれど、読了後の気分はどれも爽快とは言い難く、むしろ最悪に近い。
まず、猫が死ぬ(殺される)話が多すぎる。
しかも人間側の身勝手に利用されて惨たらしく殺されたり利用されたりする。
こんなに作家が集まっているのだから、ひとつくらい明るい話があっても良かったのではないか。
ミステリー要素もウリのようだが、この嫌みったらしい登場人物たちの態度で面白みも薄い。ショートショートなので奇をてらう展開を並べたかったのだろうが、胃もたれするような気持ち悪さが勝ってしまった。
間違っても猫好きには薦められない。
逆に言えば、猫の扱いや生死に心が乱されずあくまで人間たちの愚行を楽しめる人間だけが本書を心地良く読めるのだろう。
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26人の作家さんによる、26編のアンソロジー。
全て「黒猫を飼い始めた」から始まるのだが、内容はそれぞれ待った異なり、世界観も数だけある。
ミステリーやホラーっぽいものが多かったかな。
ショートショートなので、毎日2〜3編ずつ読んでいたのだけれど、最後は一気に10くらい読んだかな。
私がいいなと思ったのは、一穂ミチさんの「レモンの目」と、小野寺史宜さんの「猫飼人」。
小野寺さんは気になりつつもまだ読んだことのない作家さんだったので、今回短いものとは言え、読めてよかった。
こういうところから、読んだことのない作家さんに挑戦出来るのも、アンソロジーの良いところですね。
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「黒猫を飼い始めた」で始まる26人の作家さんのショートストーリーが楽しめます。
この人の違う作品も読んでみたいなぁと思った話も色々ありました。作家さんによって、こんなにも黒猫が出てくる世界が違うんだなーと感心しました。
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「黒猫を飼い始めた。」の一文から始まるアンソロジー小説。
大好きな作家さんも初めて読む作家さんも、どの話もおもしろくて良かった。
同じ始まりでもこんなに違う展開になるのかと驚いた。これを機にいろんな作家さんの本を読んでみたい。
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好き作家さんがいたので購入。
今まで読んだ事のなし作家さんが多く読みごたえがあったし、気になる作家さんが増えた。
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2月22日の猫の日に購入。アンソロ本はあまり手に取らないのだけれど、程よい文量で読みやすかった。
気に入ったのは、高田崇史「晦日の月猫」、小野寺史宜「猫飼人」、矢部嵩「登美子の足音」、朱野帰子「会社に行きたくない田中さん」。あとQuizKnockの河村拓哉の作品も読めてよかった。全体的にミステリ・ホラーに寄っていたので、時代物の「晦日の月猫」は新鮮に読めた。なんなら時代物色々読んでみたくなっちゃった。
猫が好きな人もそうでない人も楽しく読める、ハズ!
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『黒猫を飼い始めた』の1行から始まる26篇収録のショートショート集。
会員制読書クラブ「メフィストリーダーズクラブ」のショートショート企画の作品を加筆修正したもの。
1行目は同じでも展開は千差万別。
お目当てにしていた一穂ミチさんの「レモンの目」は微笑ましく読んでいると結末にゾッとする。
印象に残った作品は主人公の詰めの甘さが浮き彫りになる潮谷験さん「妻の黒猫」。
イヤミス風味の紙城境介さん「灰中さんは黙っていてくれる」。
ほんのりと切ない宮西真冬さん「メールが届いたとき私は」。
オチが見事な青崎有吾さん「飽くまで」。
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謎を愛する本好きのための会員制読書倶楽部メフィストリーダーズクラブで配信された26編のショートショート集です。物語の書き出しの1行目がすべて「黒猫を飼い始めた。」で始まります。
26人の作家さんがまったく同じ書き出しで紡ぐ26編の物語、しかも題材が黒猫…というのに惹かれて読んでみました。
ひとつひとつのお話が予想以上に短かったですが、それぞれいろんな趣向が凝らされていておもしろかったです。やはりメフィストだし黒猫だし、ミステリやサスペンス系が多かったですね。一回読んだだけではどういうことかよくわからないものも…。
一穂ミチさんのお話は先日読んだ『うたかたモザイク』に収録されていたものと同じものでした、残念。結城真一郎さんの「イメチェン」 好きでしたね。矢部嵩さんの「登美子の足音」 はいまいちよくわからないのに、そのよくわからないところが印象深かったです。
この本読んで、猫にレーズンを、ブドウやマスカットも食べさせてはいけないって初めて知りました!ネギや玉ねぎ、イカやエビなどがダメなのは知ってましたが、ブドウ系もダメだったとは…今まで食べさせたことはないですが、これからも気をつけます。
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「黒猫を飼い始めた」という書き出しから始まるショートショート集。ミステリ風や切ない作品まで幅広く収録されているので、どれも短いながら読み応えがあった。とくに好きな作品は犯人当て志向の犬飼ねこそぎ『スフィンクスの謎かけ』、森川智喜『キーワードは黒猫』。
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「黒猫を飼い始めた」から始まる26編のショートショート。
始めの一文は同じでも2行目からは26通りの文章が続く。26名の作家のみなさんの作風も異なっていて、よくここまで異なるストーリーが揃ったな、と感心した。作家の方も他の作家さんと内容が被らないように書くのも大変だったことだろう。
"黒猫"とあるだけでどこかミステリアスな雰囲気が終始つきまとい、時として不吉な存在と見なされることもある"黒猫"。そんな"黒猫"をなぜ突然"飼い始めた"のか?その理由もやっぱり26パターンで、人が猫を飼う理由の奥深さに触れた気がする…というのはちょっと大げさ?
特に一穂ミチさん『レモンの目』、小野寺史宜さん『猫飼人』にゾクっとした。
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名前を連ねる作家さんたちが豪華なこと……
それぞれに味があって面白く、スキマ時間にサクッと読めるのが良かった。
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書き出しの1行目が「黒猫を飼い始めた」で始まる。
それぞれの作家さんがそこから話を膨らませていく。
面白い趣向だなって思いました。
好きな話もあれば、そうでないものも・・・
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面白く読めた。ショートショート集。
はじめの1行は同じでもこんなにいろんな展開があるのか。思ってたより短い。なので2回読むのも可能で読むたび印象が違うのも面白い。