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私はマリー・アントワネットという人に、とても興味があります。フランス革命にも。
有名なマンガで見るアントワネットとはまた違った、でも知ってるエピソードもたくさん書かれていました。
やはり遠藤周作さんの本はおもしろいなあ、とあらためて思った1冊でした。
下巻もあります。
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内容的にこんなもんかって予想していた通り?
ただ大ファンのフェルゼン&マリーの事が特に深く語られてなくて残念(笑)
【友人からのお勧め本】
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史実に富み、当時のフランスやベルサイユ宮殿が臨場感たっぷりに描かれていて飽きない。とはいえ単なる伝記や歴史小説ではなく、オリジナルキャラクターと対比させながら独自にストーリー展開している。「人は人を裁くことはできない」という修道女のセリフは、他の遠藤氏の作品にも見られる考えであり、注目すべき点だろう。
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中世ヨーロッパのほとんど犯罪のような富と権力の集中がよく理解できた。実際に中欧へ旅行した時期に重なり、かなり興味深く読んだ。筆者のキリスト教感、詳細な史実調査などが十二分に表現されていると思う。
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どうしても「ベルバラ」のイメージで読んでしまっていたが、話が進むに従って、ぐいぐいこの世界に引き込まれた。読みやすい。早く下巻が読みたい!!祝!100冊目。目標達成!!
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こんなに詳細で、事実に基づいて、尚且つ感動させる歴史小説があるのか、と思わず作者の名前を永久に頭にインプットさせられた。
遠藤周作という作家を恥ずかしながら私は知りませんでした。
正直この小説を買ったのもちょっとした手違いで。
映画化された方の「マリーアントワネット」を読もうと思ったのに、間違えて「王妃マリーアントワネット」を手にとってしまった。
でも、今ではそれが運命だったんじゃないかとすら思ってしまう。
映画版は、映画として見ていたけど、この本によって何もかも覆されたような気分。
所々架空の人物も出てくるけど、本当に歴史がありのままに記されている。
それに、王妃から見た歴史、という形ではなく、貴族と庶民の視点を交差させながら語られているのも、下手な感情移入を防いでくれる。
革命は正義だ、とか、革命は悪だ、とか。
そんなレベルの話を優に越えていて、凄く冷静にフランスを眺めることができる。
そして、王妃をマリーアントワネットという程遠い人としてではなく、一人の人間として見ることができる。
フランスに生きた一人のような気持ちで、革命を起こす民衆の勇気を喜んで、革命の犠牲を悲しむことができる一冊。
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とにかくワガママで浪費癖のあるというマリー・アントワネットのイメージが変わった。(もちろんそういう部分もあったのだけれど)
とても人間的であり、家族を守りたいという母である一面もあったのだということを読み取ることができた。
歴史は(受験のために)一面的に学ぶことも必要であるが、そこにでてくる人物はひとりひとり人生があり、考え方がある。その人たちに少しだけ入っていくことができれば歴史はさらにおもしろくなるということを教えていただいた。
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フランス王妃マリー・アントワネットの結婚から宮殿での栄華、革命、ギロチンまでの運命。
この話はかなりアントワネットに同情的に書かれていました。庶民の苦しさを知らない、世の中がどうなっているのかを知らない、何も知らされずに暮らしてきた女性という描き方。とてもベルばらが読みたくなった~。フェルセンもロザリーも実在の人物だったんだね。
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2010.12.18. 私の中で、マリー・アントワネットといえば、映画のキルスティン・ダンストになってるので、あのほわーんとしたパステルカラーな世界が広がってしまいます。ただただ無邪気で…という、彼女。
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マリー・アントワネットともう一人の女性の視点から、王宮での様子と庶民の生活の両方を対比させながらドラマティックなミステリータッチで描かれています。
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遠藤周作さんのエッセー以外の本を読むのは2冊目だけれど、映画化された深い河より私はこっちの方が好き。非常に読みやすく、一気に読み切った。歴史ものというより、普通の物語として読める。解説を読むとわかるけど、一部歴史と違う創作があり。遠藤さんらしく、キリスト教への信心について考えさせるための登場人物がいるが、深い河ほど、その宗教的側面が強調されておらず、私のような一般人にもさらっと読める。
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高校生の時に何故か手に取って読んだ
私の本棚で現在唯一の遠藤周作作品。
世界史の授業やベルばらの影響かなあ。
でもおかげで世界史の授業ではフランス革命のあたりは
満点でした!
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美しいブロンドの髪とあどけない瞳を持つ14歳の少女がオーストリアからフランス皇太子妃として迎えられた。
少女はやがてヴェルサイユに咲いた華麗な花と呼ばれ、フランス最後の王妃として断頭台に消える運命にある...
フランス革命を背景に、悲劇の王妃の奇数な生涯を架空の貧しい少女マルグリットなど多彩な人物など登場する壮大な歴史ロマン小説です。
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似通った容姿を持つ、生まれも育ちも対照的な二人の女性-マリー・アントワネットとマルグリット-の二人の生活を軸に物語は進んでいく。
アントワネットは歴史書が示す通りの豪奢で優雅な生活を、マルグリットは当時のフランス貧困層を代弁するかのような生活を送り、マルグリットは社会への、そして何より自分と同年代の少女でありながら自分と天と地の差があるかのようなの贅沢を送るアントワネットへの恨み、憎しみを募らせる。
歴史の教科書を読むよりも、リアルで活きた登場人物が織りなすフランス革命の前哨。読みやすく面白いです。
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フランス最後の王妃、マリー・アントワネット。その華麗な宮廷生活や、フランス王室を揺るがした革命の時代を、作者の生み出した個性溢れる脇役達で彩る。
複雑な革命の歴史的側面を詳細に描いているが、漫画『ベルサイユのバラ』の映像とオーバーラップしたせいもあってか、一気に読めてしまった。マリー・アントワネットは我儘で短慮で到底王妃の器ではないのだけれど、やっぱり人を惹き付けてやまない魅力があるらしい。