『老舗書店「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界』
2023/05/09 19:32
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1909年、横浜の伊勢佐木町で創業
神奈川を中心に40店舗を展開する老舗書店の有隣堂
「YouTubeをやるぞ!」
社長のひとことで始まったYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」が、終了の危機を乗り越え、試行錯誤を重ねて2年半で登録者20万人超に成長するまでの奮闘記
担当したスタッフは、当初「チャンネル登録」すら知らなかったという
転機となったのはプロデューサーのハヤシさんとチャンネルのキャラクター「ブッコロー」の登場
“売りたいものより好きなもの”をコンセプトにした、宣伝を目的としないエンタメ色の強い動画が評判となり、登録者が急増
チャンネルの愛称が「ゆうせか」で、ファンが「ゆーりんちー」と呼ばれているところにも人気のほどがうかがれる
「[その企画は]サムネ映えするか」
「視聴者は本好きではない」
「[内輪ネタは]この段階ではまだ早い」
「人柄が伝わるのが「動画」の力」
「手を抜いたらそこで試合終了」
気づきを与えてくれる言葉とエピソードの数々
同じようにやれば20万人超の企業YouTubeができるかどうかは保証できないが、危機感を持つ業界でどう活路を見出すかの参考になるビジネス書、2023年2月刊
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投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る
YouTubeから興味をもち、読みたいと思った本です。
短い動画に秘められたいくつものエピソードを読み、より親近感がわきました。
読んでさらに有隣堂が好きになりました。
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#老舗書店「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界
#有隣堂YouTubeチーム
23/2/24出版
https://amzn.to/3IRs0mi
●なぜ気になったか
YouTubeみたことないけど、日経新聞の記事でチャンネルの存在を知り気になっていた。紆余曲折あった成長の裏側、のぞいてみたい!
●読了感想
社長、社外&有隣堂スタッフたちの歯車がうまく噛み合ったからこその成功。合わない歯車がひとつでもあったら頓挫したはず。観続けて応援する気持ちになった
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
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熱量の高い社員さんたちという代え難い資産をベースにして、ハヤシPの徹底したお客さま視点の観点が郁さん始め有隣堂のみんなに浸透し考え方や行動が深化していく様が生々しく綴られており、マーケティングのケーススタディとして良本と思われる。あとはケツ持ちだけを宣言して現場に口出しせず権限委譲してやらせている社長、変にギラついた社員や関係者を関与させていないなど核心ではないが成功には絶対必要な要素も散りばめられており、よくあるJTCも参考にできる事項が多いのではないかと感じた。いちファンとしてこれからも応援していきます!
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昨年から “ゆーりんちー”の仲間入り。
日頃からYou Tubeで楽しんでいるので、予約購入しました。
今日届き、あっという間の一気読み❗
“ゆーりんちー”の方も、まだご存知ない方にも
オススメします。
ちなみに私は“無隣地区”在住で、動画を見るまで有隣堂さんを知りませんでした。
皆さんが真面目に取り組んでいるからこそ、
面白いということがよく分かります。
これは業種に関わらず、また仕事だけでなく
物事に取り組む際のスタンスとして大事なことと思います。
読んで良かった一冊です。
読み物としてもビジネス書としても
バッチリ〜!!でした。
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神奈川を中心に書店を展開する有隣堂が企業Youtubeを立ち上げチャンネル登録数20万人となるかまでを、「有隣堂のYoutubeを裏で牛耳る女」渡邊郁さんが軽快に綴り、その途中にハヤシユタカプロデューサーやMCのブッコロー、有隣堂社長、登場した有隣堂社員の皆さんのインタビューが挟まっています。
これを書いている自分もゆーりんちー(熱心な有隣堂Youtubeの視聴者)の一人であり、更新を楽しみにしています。郁さんが綴る番組の裏話や苦労話が楽しく、すぐに一気に読むことが出来ました。
ゆーりんちーはもちろん、企業Youtubeを立ち上げよう、立ち上げたものの苦労している方たちにおすすめですし、売り上げが伸び悩む中苦労されている書店関係者の皆さんにもお勧めです。
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私の好きなYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」が書籍となりました。サイン入りの書籍をサイトで購入しようともしましたが、売り切れで購入できずに、近所の書店で購入をしました。
私が育った街横浜にある書店が始めたYouTubeなのですが、本書の帯には「ヴィレッジヴァンガード」「代官山蔦屋書店」の方がコメントを寄せています。
同業他社からも注目されているYouTubeが生まれるまでの軌跡をまとめたものです。いろいろな苦労があり、今のようなスタイルを確立するのは簡単ではなかったことがよくわかります。また、斬新な企画も度々登場し視聴者を飽きさせません。
これからも、応援していきたいと思います。
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2023/3/7 読了
コロナ禍で子供たちと見かけたのが
「有隣堂しか知らない世界」
で、すぐさまチャンネル登録しました。
登録した頃は、登録者数3000人ぐらいでしたが、20万人を越えるとは!
という、自分が見てきた歴史の裏側みたいな構成で楽しく読ませていただきました٩( 'ω' )و
個人的には、新川帆立先生と、ブッコローの即興小説が1番です。
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【概略】
斜陽のフェーズに入ったと言われる書店業界で、その生き残りをかけ、とある老舗書店が採った選択肢が「YouTube」という動画コンテンツ。最初の3か月で到達したチャンネル登録者数は200人。企画消滅の瀬戸際に追い込まれた中で、チームは大きく舵取りを変えた。従来の企業 YouTube チャンネルにはない路線、20万人を突破したその道程には、どのような決断や葛藤があったのか?
2023年03月12日 読了
【書評】
色んな感情が渦巻くね。視聴者として純粋に好きなチャンネルだから、その成長と登場人物の楽しむ姿を見て本当に嬉しく思う。同時に「あぁ、それに比べて自分の YouTube チャンネルは・・・」という嫉妬というか、葛藤というか、そういった感情もある。
そして、自身も会社を経営する立場であることから、ここは純粋に尊敬の感情になるのだけども、有隣堂の社長である松信さんの胆力。企業って、大きくなればなるほど社会性を増すよね。どんどん「役所」に近づいていくというか。だから社員が問題なんか起こしたら「〇〇の△△」なんて形で所属組織として紹介されちゃう。問題を起こしたのは社員個人なのにね。そういった文化背景のある中で、このようなチャンネル運営を許容する責任者としての胆力が素晴らしいと思う。チャンネルというユニット一つだけじゃなく、会社全体に浸透してるのが凄い。社員の定着率であったり、勤続年数に表れてると思う。自分がこのチャンネルと本と出会って、一番の学びはココなのじゃないかなと思ってる。
MCのブッコローの登場人物の魅力を引き出す能力と、忖度ないけれど無情なディスになっていない毒、これも司会やファシリテーターをやる自分にとっては本当に参考になる。「こういう返しがあるのか!」なんて思いながらメモをとったり。瞬発力と語彙力、そして「ずらしとパラレル」(自分がユーモアのワークショップで紹介しているもの)の出し入れ、その全てが秀逸。
さて本書内の話に。本書は YouTube 立ち上げから20万人を突破し、これから・・・というフェーズに特化されており、綴っているのが広報の郁さんという女性の方。最初はどちらかというと外注先に編集などをお願いして、自分達はもう一枠外側にいるような空気感だったのが、プロデューサー(とブッコロー)が加わり、方向性を指し示していく(いや、あるいは有隣堂スタッフ側でそうなったのか)中で、「他人事」から「自分事」に変化していく様子が見て取れる。そしてその変化がスムーズになしえたのは、この書評の冒頭で触れた社長のポジショニングなのだよね。「好きなことをやりなさい」って、色んな意味で簡単に言えない。言えても撤回すること、多い。まず会社の財政という体幹が強くないと気軽に言えない。社員が問題起こしたらとか、そういった心配をしだすと、これまた気軽に言えない。言うは易し、徹底は難し、なのだよね。視聴者としては岡崎さんをはじめとした個性的な社員に目がいきがち。でも、「卵が先か鶏が先か」じゃないけれど、社風によって社員の個性が尖ることができたという見方もできるのだよ��。
YouTube の運営についても、会社(チーム)の運営についても、大きな学びのあるチャンネルであり、本だったなぁ。
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個人の猛者がひしめくYouTube界で、企業YouTubeで成功してるのってここしかないんじゃないかなと思います。
かく言うわたしも、初めて企業YouTubeでチャンネル登録したのは有隣堂しか知らない世界。
他にも参考に企業YouTubeは登録してますが、純粋に好きなのは有隣堂のチャンネルだけです。
なので、買っちゃいますよね。この本は。
内容的には、動画のノウハウや、何を軸にしているかが、YouTubeチームの裏方さん目線から書かれていますが、その方も動画ではお馴染みの方だし、人気の出演者の方のインタビューもあり、語ってる人すべてに愛着があるから読んでて面白い。
ジャンル的にはハウツーかな?と思いますが、まぁこれをこのまま他の企業がマネしてもダメなんですよね。
企業や社員の強みをわかっていて、何を伝えるのが良いのか本質的なところを捉えていて、尚且つYouTubeでウケるためのエンタメ観もしっかり捉えたうえで出来上がってるコンテンツですからね。
真似するとすれば、会社の強みを活かせるコンテンツ×エンタメ性の成功パターン、成長パターンを見つけるって事かなと。
社風だと思うのですが、最低限のルールだけで自由にできるのが、ガチガチ企業に勤める身からすると、本当にすごいなと思うし、コンテンツ作りの幅的なことを考えると羨ましい。
ちなみにわたしのお気に入り動画3選は
①"極めて冷静な"辞書の世界関連動画
②紙の本が良い理由に説得力があり過ぎる又吉先生の回
③"たまたま手に取ったハンコが河野"シャチハタの世界の動画
ザキさん登場回は間違いないし、バズった、寝ない食べない中山七里先生のルーティーンも面白いし、テストは得意な新川帆立先生の小説新人賞を取るノウハウの動画などなど、、、とにかく面白い回が多いし、ブッコローの中の人のトークのうまさに驚き、いろいろな文化に触れられます。
もちろん新明解国語辞典買いまして、活用しています!!
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朝日新聞でこの有隣堂のYouTubeチャンネルが取り上げられて興味を持ち、ちょっと見てみたらハマってしまい、それまでは他の書店に通っていたのが職場の近くに有隣堂があるのに気がつき帰りに寄ってブッコローグッズと本を買った私。そして今はガラスペンが欲しくてでもそれ買ってなに書くの?と迷い中・・・、だって岡崎さんの説明聞いてると買いたくなる!ブッコローがハマりつつあるインク沼も興味が!すっかり有隣堂YouTubeチームの戦略にハマっている人間です。
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大好きなYouTube チャンネルの書籍化。
ファン目線からももちろん楽しめるが、さまざまな場面での広報に取り組む際の参考書にもなる一冊。
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YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」の立ち上げの話。有隣堂は浪人・学部生時代に、今は無きヨドバシAkiba店にお世話になっていました。老舗書店にしてはかなり攻めたコンテンツなのですが(ガラスペンの回をぜひ見てほしい)、失敗談や攻めていつつも譲れないことなど、新コンテンツ立ち上げを考えている担当者や経営者も勉強になる内容だと思います。
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自称ゆーりんちーなので、楽しく読みました。帯コメントを他書店の方が書いている事、そしてこの本が有隣堂だけでなくTSUTAYAや丸善で買えることが素晴らしい事だと思います。
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チャンネル登録してます、LINEスタンプも持ってます!そう、ファンの一人です(笑)
コロナ禍の時間を持て余していたとき、ブッコローはじめ有隣堂スタッフの皆さんに元気を頂きました。
本屋さんが低迷していくなか、一筋の光が・・・
本好きとしては、やはり本に関係するコンテンツが面白く、どんどん広げていって欲しいと個人的には思ってます。