ドロドロ具合がイイ
2023/06/01 20:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
40代夫婦の感覚の違い、お互いの仕事への理解と不満、過去の不倫と現在の不倫などなど、あらゆる要素がドロドロしていて、もはやサラサラ。
530ページオーバーのごっつい本だけど、退屈することなく一気に読める。
読んで良かった。
2024/10/02 09:37
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投稿者:トミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の女性と、夫との心の距離は、自分にも、みにつまされるような思いでした。
そう言った意味では、読んで良かったなと思います。
読み進めるのが、最初は辛かったです。
私もですが、30才までに結婚しないと、と、焦りは、女性には多いと思います。
そして、失敗だったなと後悔する事も。
みどりは、私は、そんなに嫌なキャラじゃなかったです。
どちらかと言うと、主人公の女性が苦手なキャラでした。
夫は、どこにでも居そうなタイプに思いました。
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2023/03/21リクエスト 2
一流広告代理店に勤める43歳の涼子は、3歳年下で美容師の夫・孝之と結婚して13年経つ。
毎日の生活に、何となく不満を抱えつつも見た目は穏やかな日々。孝之の趣味であるロードバイクで知り合った、20代の美登利を美容院のアシスタントにしてから、夫婦間に少しずつあった隙間が大きなひび割れになり…
美登里も嫌な女だったが、夫の孝之もどんくさくてイヤ。
それは他の方のレビューにもあったが、私は涼子が一番嫌だったかもしれない。
同性の妬みかもしれないけど。
既婚でありながら、仕事面でも有能、見た目麗しく、男にもモテる。矢島にも、野々村にも黒田部長にも。
仕事も派手な広告代理店。
登場人物誰一人好きになれなかった。
派手な仕事には縁がないので、それだけは読んでいて裏事情が見え隠れして楽しかった。
この作品、発売前からとても楽しみにしていた。
村山由佳作品、好きなものが多く必ず新作も読んでいたが、ここ何作か、引き込まれない。自分が変わったのかな…
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久しぶりにこっち系の村山さんの作品を読んだ気がする。思ってたよりもエロさは少ないので読みやすい。わたしは女性なのでどうしても妻側の方に感情移入してしまうけど、美登利みたいな女だけは許せないし嫌いだな。
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もう大変です大人の大恋愛小説を読んでしまいました。いままで読んだ恋愛小説の中でアダルティックな表現もあり最高傑作です。作品私の好きな映画監督のジム・ジャームッシュの話題もあり感激でした。こんなにも深い仕事、結婚、夫婦の在り方を考えさせる小説はありませんでした。紆余曲折(うよきょくせつ)あり結末は想像だにできなくものすごかったです。あなたも読んで興奮して下さい。感動して下さい。
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村山さんの作品は幾つか読んだけれど、性描写がこんなに多いのは初めてで少し驚いた。簡単に言えば子どもなしセックスレス夫婦の不倫話。涼子はスタイリッシュで仕事も出来て素敵なのに、甲斐性なしで卑屈でひとつも良いところのないような旦那のどこを好きになって結婚したのか。挙句、若い女と浮気してその後も酷い。何だかんだ言っても一気読み。
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はぁ疲れました。
これだけの 長編が必要な内容ですかね。
どうぞ 皆さん好き勝手に 不倫してください。
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結婚して相手と上手くいくのか否かは誰にも分からない。本人たちでさえも。当たり前のことだが、そう思った。じゃあ結婚なんてしなければよいのだろうか?と言われるとそうでもないと思う。本書でこれだけ既婚者たちの間で起こるトラブルを見せつけられても、だ。
本書の登場人物たちは皆、愚かで、でも人間らしい。
涼子と孝之を軸に、涼子の昔の恋人(当時も妻帯者)矢島や夫婦共通の知り合いである野々村等が取り巻き、ありそうだなぁこういう展開という感じで楽しめた。
ただ、バリバリのキャリアウーマンな涼子がいまいちセックスに受動的というか、矢島や野々村に組み伏せられてイカされる的な描写が何となく気になった。彼女ならもっと自分から性を貪欲に愉しめそうなのに。
美登利に関しては、こいつを可愛いと思えるか疎ましいと思うかハッキリしたいところだが、涼子に不倫がバレた後も決して意志を曲げない辺りは凄いと思う。(盗っ人猛々しいとも言える。)まあ、孝之と似合いの夫婦になれるのではないだろうか。
ちなみに孝之はハッキリと嫌いである。こいつは本当に何でもかんでも自分の思い通りにしたがって駄々をこねる子どもと一緒だ。
涼子の行く末を応援したくなった。彼女だって過ちを犯したし、善良な人間とは言えないが、明るい未来が待っているように思えてならない。これからはもっと自分に素直になって生きていってほしい。
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こんな恋愛あるんかい^_^ドラマになるだろうなー^_^やっぱり小説に出てくる女性、涼子にみどりは、かわいい、素敵な女性としか思えない^_^
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500ページ越えの大作〜
村山由佳さんっぽい作品。
誰が正しいとか間違ってるとか
モヤッとするけど、
読み進めずにはいられないー
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夫婦になるのは簡単でも、夫婦で居続けることは意外と難しい。
人と人が出会って、惹かれ合って、生涯ともに生きようと誓って結婚する。
その誓いが反故にされる事はままあることではあるけれど、そのきっかけによっては「結婚」そのものがたんなる汚点になってしまったりもする。
広告業界バリキャリ女性、自宅兼の美容院を営む三歳年下の夫より収入は多い。仕事は充実しているけれど、夫との間には夫婦生活はずっとない。
夫が自転車の同好会に参加するようになってから歯車が狂い始めた二人の関係。
こういう風になっていくのだろうな、こういう結末になるのだろうな、と思う結末。でもその「予想通り」は展開が単純とかありきたり、というのでは全くなく、夫婦の間に入り始めた溝というのはこういう風に決着をつけるのが一番理想なのだろう、と思う形だということ。
自分が一人で生きていくのに困らない収入があるコト。個人的なことを相談できる「友だち」がいるコト。
そして、心と身体を満たしてくれる「男友だち」がいるコト。
多分、多くの女性は長年の夫婦生活に嫌気がさしたり夫に対して積もり積もった不満があったり、そもそも夫の裏切りに遭っても、なかなか涼子のような決断はできなかったりする。
見なかったことにして、気づかない顔をして、我慢して、生きていく。そんな多くの女性に対して、この小説は一つの勇気を見せてくれる。たとえ同じ決断ができなくても、こんな風にできるかもしれない、と思うだけで救われる心はある。
涼子の様に自分の人生を自分で選んで生きていく、そんな道が自分にもあるかもしれない、と思うことが一つの救いなのだ。
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最初から最後まで面白かった。
キャリアウーマンと、『見る人が見れば素敵な男性』との生活はうまく行くのか。人の価値観(何を大切に想うか)は、人によって違う事に気付かされる。最後の2ページにこの本の本質が書いてある気がする。
涼子には頑張って欲しいが、最後に選んだ人が不満…
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すごい話。
500ページ超えてるのに一晩で読んでしまった。
なんで本屋大賞候補じゃなかったんだろうと思ったけど、性描写のある本は選ばれないのかな?
「村山さんが書いた本と言うことで女の人も結構読むんだろうな、大丈夫かな?」とか思ったけど、そもそも書いたのも「女の人」だった。
何言ってるんだか(^^;
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広告代理店でバリバリ働く妻と自宅で美容室を営む夫、交互に2人の視点から物語は描かれている。
そもそも2人の関係はあまり上手くいっていないようにみえる。
更に、美容師である夫は、既婚者を狙う年下の女性と不倫。。。
結構な長さの話だったけど、1日で読了。
村山さんの話はとても読みやすいので、サラサラと読めてしまう。
ということは、面白かったのだろうとは思う。
ただ、何というかあまり気持ちの良い話ではなかったかな。
まず、夫孝之が酷すぎる。自分勝手な上に、まんまと引っかかって不倫。その後も反省もなければ、非常識極まりない提案をしてくる。
不倫相手の美登利は登場した瞬間から虫唾が走るいやらしさ。孝之を落とすためにエスカレートする自分勝手な行動。
最後の妻涼子の決断がせめてもの救い。
夫婦とは他人なのだし、お互いに尊重し合って暮らさなければやっていけない。
ただ、自分を押さえ込みすぎる相手であるなら、自分らしく生きる道を進むために離婚というのも選択肢としてあると思う。
そのことを考えさせられた話だった。
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こんなに読むのが楽しくて先が気になって、違和感なく読み進められて、本を読むために時間を取りたくなって、っていう本に久しぶりに出会った。最高