少年悪魔公爵、淫魔に憑かれる みんなのレビュー

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本人は鋭いつもりだけどチョロくてボケの受けと、思考の九割がいやらしいこと(受けのこと)な能天気なボケな攻め、一緒に旅をするメンバーもポンコツだし、おまけに敵キャラも色ボケの二人。突っ込み不在のまま終わった（笑）
魔王をやっつけに勇者パーティが旅をするのではなく、勇者パーティに攻められ受けた被害のリカバーのために悪魔パーティが旅をするのだ。いわゆる善と悪が逆転したかのような場面もあってとにかく面白い。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

後書きで作者さんが言うとおり「レア」な感じの作品
コメディ要素たっぷりのでも作者らしい色合いに仕上がってます。
そして何よりも作者さんのエンターテナーとしての力量にお見事って思わず言ってしまう作品でもあります。

四大悪魔公爵で肉体的成長が遅いのを気にしている悪魔公爵のアルト
（四大公爵の名前も笑える）
初っぱなで食虫植物に喰われているラルゴ
少年なアルトが2000歳以上でラルゴが10代って笑うしかない感じ
しかもアルトは魔力は絶大ながら、技とか大雑把な大技みたいなところがまた笑える。
そんな二人にちょっと穏やかすぐり狂戦士と泣き虫な獣人がパーティを組み
魔界を混乱に落とし込んだ勇者パーティを倒しに行くという
もう設定自体が混沌をきたしています。
いろいろ「とんでも」なんですが、違和感なくこのパーティの旅程を楽しむ作品
抜けているアルトと一途な淫魔ラルゴの関係を楽しみながら
でもその中で人間の欲まみれの世界への皮肉とかもちりばめられていて
物語が軽々しいだけのものにさせていません。

きちんと（？）定番お約束の触手はでてくるし
エロもあるしで、これをこうまとめる手腕にさすがとやはり言ってしまいます。
一角獣のエピソードは爆笑もの！

いい具合に匂いを嗅ぎ分ける獣人とか
（「おませ」発言にはかなりびっくりしましたけれど！）
穏やかな狂戦士（でもきっちり狂戦士にはなる）とか
幼児化してしまった魔王さまがまたいい仕事していますね。
幼児魔王と公爵たちの日々を想像してにまにましてしまいます。

生かして生かされて、魔界で平和に二人で過ごしてねって感じで
読み終わりました。

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投稿者：ふる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

インキュバスのラルゴと少年姿の悪魔公爵のアルト。アルト一筋のラルゴが可愛くて、絆されてるアルトも可愛い。奈良さんの挿絵が美しい。楽しく読了。