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電子書籍
清々しい気持ちで読み終えた。
2024/01/30 09:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨今、一捻りどころか幾重に捻られた作品が多い中で、先が読めるような感じで、実に大らかで青臭い小説だなと感じた。白樺派、武者小路実篤の作品群のようなお気楽さはないけれど、青臭さとでも言うか、理想主義的な香りを感じた。と言って、批判しているわけでは毛頭ない。今や顧みられることもなくなった、武者小路実篤の作品が今もなお好きだから。
著者は経営コンサルタントの一面を持っておられるそうだが、私はそういう目でこの小説を読まなかった。単純に今の時代に必要とする若者、人間の理想像を著者が描いたと捉えた。
小説の進行上、多少の悪人は出てくるが基本的に善人ばかりの小説だと感じた。だから、今後続くであろう青春小説?のプロローグとしてのこの巻の読後感も良かった。
表題『桜の約束』の意味が小説の最後になって分かるあたり、映画の場面を観ているような気分になった。この『約束』が時間以降、主人公の人生を貫いていくのだろうと思う。
若返った気分。引き続き次巻を読みたい。
紙の本
清々しい気持ちで読み終えた。
2024/01/25 14:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨今、一捻りどころか幾重に捻られた作品が多い中で、先が読めるような感じで、実に大らかで青臭い小説だなと感じた。白樺派、武者小路実篤の作品群のようなお気楽さはないけれど、青臭さとでも言うか、理想主義的な香りを感じた。と言って、批判しているわけでは毛頭ない。今や顧みられることもなくなった、武者小路実篤の作品が今もなお好きだから。
著者は経営コンサルタントの一面を持っておられるそうだが、私はそういう目でこの小説を読まなかった。単純に今の時代に必要とする若者、人間の理想像を著者が描いたと捉えた。
小説の進行上、多少の悪人は出てくるが基本的に善人ばかりの小説だと感じた。だから、今後続くであろう青春小説?のプロローグとしてのこの巻の読後感も良かった。
表題『桜の約束』の意味が小説の最後になって分かるあたり、映画の場面を観ているような気分になった。この『約束』が時間以降、主人公の人生を貫いていくのだろうと思う。
若返った気分。引き続き次巻を読みたい。
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