紙の本
素敵な話
2019/06/06 21:21
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
たくましく、誠実に生きる「僕」が、とても素敵で印象的です。どんな生い立ちで、現在がどんな状態でも、一生懸命になれることがあるは幸せなことな気がします。
紙の本
読んでから。
2021/07/18 20:24
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投稿者:ミチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少年のサーカスのひとびととの成長物語り。すこしyaっぽいっかな?いろんなキャラクターが出てきますが、ストーリーが物足りなく感じました。
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自分の心と体が求めるままに…ありのままに生きることを当然のこととして自他共に受け容れる。
それがメインテーマなのかと思います。
しかし、「にじいろガーデン」を読んだ時と同じく
強く共感できるほどには没入できませんでした。
作者ご自身にも未消化なところが
おありなのではないかと感じてしまいます。
描かれているものたちの描かれ方の散漫さ…それが
物語への没入を妨げているのかも知れません。
大好きな作家さんなのですが、長い間
エッセイ集のようなものしか出版されませんでしたね。
作品の構想を練られているのだろうと
楽しみにしていましたが、文庫化された最近の小説は
小川糸さんらしくもあり、らしくもなし、と
いった感じです。
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優しい物語。あまり多くが語られないのも想像の余地があって良かったです。
国籍不明の物語はどうしてこうもワクワクしてしまうのだろう。何でもない描写の一つ一つに、まだ見たことのない世界へと誘われてしまいました。サーカスを見てみたい。
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おなかがいっぱいなら
人はそれだけで幸せになれる
好きな食べ物が自分の名前になるのだとしたら
わたしは「エビフライ」と名乗ります
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サーカスという言葉の響きには、夢と浪漫、そしてなぜかしら哀愁を感じます。サーカスの一座が、旅回りの公演をしていることに、起因するのかもしれません。定住しない生き方に憧れを感じたりもします。
この物語はハイライトを浴びるサーカスのスターの姿を語るものではなく、その舞台裏、団員たちの日常が綴られています。
主人公は幼いころに大病を患い、10歳で体の成長が止まってしまった13歳の少年です。両親に見捨てられ、祖母に育てられた少年が、サーカスの世界へ飛び込み、成長していく過程が描かれています。
どこの国の、いつの時代の出来事なのか、舞台設定は明確にされていないのですが、食事を作る場面が頻繁に出てきます。どこにいても、いつの時代も、生きていくためには、食べることが欠かせないということでしょうネ。
べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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これが噂の「希望」という代物だろうか。星の輝きの一個一個から、勇気という名の透明な糸が僕をめがけて降りてきて、何かとても大切なものを、体や心に優しく注いでくれたようか気がしてならなかった。
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国籍不明で、独特の世界観。少年のサーカスでの日々や人間模様、淡い恋心が飾らない言葉で綴られていた。ナットーと少年の夜明けの描写は胸に迫るものがあった。未来を示唆する終わり方も良い。
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サーカス団に入った少年が、そこで出会う団員たちとの交流を通して自分の出来ることを見つけていく。団員たちは個性豊かで、それぞれが少年にいろいろなことを教えてくれた。
いい余韻の残る小説でした。
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場末のサーカスを舞台にした優しい物語。
読者に刺激を与えるような起伏がある内容では無いので、疲れた時に読む一服の清涼剤としてお勧めです。
余談ですが、読了後に表紙のペンギンさんを見るとせつない気持ちに…。
あと、巻末のミムラさんの解説は、解説というよりは自身の仕事に照らし合わせた感想文でしたね。これはこれで面白かったですが。
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内容(「BOOK」データベースより)
離ればなれになった両親とかつて一緒に見たサーカス。忘れられないその不思議な世界の一員になることを目指して入団した少年の前に現れる、自由で個性の強い人々。クラウン、ピエロ、ブランコ乗り、ジャグラー、そして美味しいお菓子やスープを作ってくれるコック。少年は少しずつ綱渡りを学んでゆく。心躍る物語。
小川糸さんなのに、読んでいて小川洋子さん読んでるのか?と思う感じの寓話めいたお話です。お話というにふさわしい可愛らしさと、切ないほの暗さが漂っています。
必要とされていない場所から、必要としてもらおうと努力できる場所へ旅立っていく。自分の体という抜け出せないものから、精神的な脱皮を遂げようとする若者の話です。
見た目は10才ですがそれ以上大きくなれない彼は、コンプレックスから抜け出せない自分を歯がゆく思いますが、他の同僚が性別という檻から自分を解放する姿を見て、自分もいつか・・・と足掻いていく姿が美しいです。
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小、中学生の教科書を読んでいるようなやさしい気持ちになる一方、そういう柔らかさの中に際立つ悲しさ鋭さのようなものにぎくりとすることも多かった。具体的なことはきちんと書かれていない抽象的な話だったが不思議とまた読みたくなる。
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タイトルや絵から想像できるように、どこかノスタルジーを感じるお話です。月にまつわる二つのエピソードは、それぞれ過去と未来につながるものとして描かれています。(こりん)
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いくら年齢を重ねても10才より大きくなれない男の子がサーカス団員として生きていくお話。入団してから初舞台までのお話。
丁寧に描かれていて、誰もが誇りを持っていることが伝わってくる。男の子も団員として少しずつ成長していく姿が健気でもあり、たくましくも感じる。
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まるで海外の童話を読んでいるような不思議な感覚になった。
物語の設定が日本ではないからかもしれないが、国も時代がいつなのかもわからない(スマホが出てきたのでそこまで昔ではないのは確か)
ただ、どんな国でも時代でも、
人々が、子供達が、
魅了されるもの、感動するもの、忘れられないものはそんなに変わらないんだろうな。