紙の本
他人事とは思えない
2019/03/17 15:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chipa - この投稿者のレビュー一覧を見る
小生は戦後生まれですが、父は著者の高木敏子さんと同じ昭和7年生まれ、父の妹(つまり叔母)は昭和10年生まれです。父の家族は神戸市神戸区下山手通(現・神戸市中央区下山手通)に生まれ、戦争中、父は縁故疎開で富山県の高岡に、父の妹は学童疎開で兵庫県の北条(現・加西市)に疎開していたと小さいときから聴かされていました。
おそらく平成生まれの若い人たちには遠い世界のように感じられるかもしれません。しかし、それほど昔の話ではありません。
戦争が現実世界から遠ざかると、とかく戦争は、イデオロギーとか、パワーバランスとか、そういうことでしか考えられないようになりがちです。
でも、仮定の話をするのもなんですが、もし、父が省線で神戸から高岡に疎開する途中、米軍機の機銃掃射に出くわしたら
・・・なんて想像したら、決して他人事ではありませんよね。
紙の本
ガラスのうさぎ
2020/03/07 20:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の時に初めて読んで大きな衝撃を受けました。今読み返すと、幼い子供を残して終戦間際に空襲で亡くなってしまうお父さんの無念さが胸に迫ってきます。とにかく全ての人に読んで欲しい1冊です。
紙の本
語り継ぐ話
2016/07/24 12:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校中学年の時に、母親に勧められて読んだ本です。
広島や長崎の被ばくの話はあっても、
もっとどこでも空襲があって、多くの人が目の前で死んでいった。
そういう戦争の残酷さ、その中でも生きていく人間の逞しさ。
それは語り継ぐべき話。
どんどん戦争を知らない世代だけになっていく今、ぜひ読んでもらいたい本です。
紙の本
小学生の頃から
2015/01/29 22:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キラキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、夏の終戦記念日に近づくと読み直したくなる本です。二度と戦争をしない世界平和を祈って。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
映画は岩波でぱぱこせると観た。予告で「時計仕掛けのオレンジ」を観る。踊るおっぱいにどうしたものかと思った。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学生のとき
クラスメートに薦められて読みました。
当時は戦争の恐怖でただただショックでした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学校中・高学年の頃、児童向け戦争物文学に次々と出会う中、多分始めて自発的に手に取った本。当時の装丁もこの黄色いもの。
機銃掃射があることは聞いていたけれど、この本でそれがどんなにあっけない怖さかわかって、爆撃以外の戦争の悲劇も学んだ本。
英語版も出ているようなので、そのうちに是非。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小2のときに読んだのを今でも覚えている。目の前で父親が殺されたり、そんなことが本当にあったんだから今の時代に生まれた子供は幸せだと思う
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
子供の頃から確実に1度以上読んでいるとは思うのですが。この年になって読み返すと違いますね。戦争の悲惨さ、恐ろしさは子供の頃にも怖いなあと思ったことを覚えておりますが今読み返すと恐ろしさだけではなく理不尽な暴力に対する怒り、戦争に対する嫌悪、教育と言う場を借りた洗脳にやるせなさや怒りを覚えます。
やはり戦争はイヤだなあ。
食べるものが無くてひもじい思いをする人が居るのも、空から機関掃射を受けるのもイヤだなあ。そんな体験これからの世の中で経験することの無い平和な世にしなくてはなあ、と思いました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
今は亡き祖母の家にあった本でした。
小学生の頃、くりかえしくりかえし読みました。
戦争のつらさは、家族や友達、大切な人と無抵抗に引き裂かれてしまうことではないでしょうか。
ひとりになってしまった主人公の女の子、心細さが伝わってきました。
祖母も、戦争で兄を亡くしています。
その悲しみや、当時の生活のことなど、色々聞きました。
「戦争は絶対にいけない」という祖母の言葉と共に、この本が今も心に残っています。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
子供の頃に映画を観て、それが余りにも恐ろしかったので、その後に買って貰ったこの原作本は、パラパラとめくっただけで読んだ振りをしてしまった。
最近になって祖母の家で本を見付け、今度こそきちんと読むことにした。
映画で覚えているのは、ガラスのうさぎが炎の中で溶けるシーン、機銃掃射のシーン、死体の傷口に綿を詰め込むシーンだけだったのだけど、今回本を読んだら、半分くらいは終戦後の話だったのに驚いた。
戦争の話というと、戦時中の事に集中して考えてしまうのだけど、終戦を迎えた後でも様々な苦労があった事、命を落とした人が沢山いた事を、改めて考えなければいけないと思った。
この本は、戦争を知らない子供たちへ、という事で書かれたものだけれど、内容も分かり易くはあるけれど決して軽くないし、何より憲法第二章第九条が書かれているのが、著者が二度と戦争を起こしてはならないとどれ程考えているかが伝わって来た。
今頃になってしまったけれど、読んでよかった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ずっとこれからも、読み継がれていくべき本です。
戦時中・戦後、たくましく生きる主人公の少女(作者)に胸が熱くなります。戦争や復興を考える意味でも、貴重な一冊だと思います。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
昨日、図書館で吸い寄せられて手に取った児童書。一気に読み終えたのも、東京大空襲を思い起こすことの多い三月だから…かな。 #boys に読んで聞かせようと思うのだが、うまくいくか…。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
長女が読んでいたので、ついでに読んでみた。
戦争の本ということでさけていたが、意外と暗くない本で、驚いた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
このレビューを書いていてふと思うのだが、こういった戦争体験の本を読んで「感動」するというのは何か違うのではないか? 恐ろしさや悲しさで涙が出るのなら十分分かるが、感動とはちょっと違うのでは?