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投稿者:ノッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔話のキャラたちが裁判にかけられる。
そんな話は他にはないと思う。
裁判にかけられる人たちが最終的には。
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔話のキャラたちが裁判にかけられる!?
テレビで前見た気がするなーと思って選んだ本。
いろいろな見方があるなと面白かった。
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おなじみの昔話も、法廷にあげられるとまた違った結末になっちゃうんだと楽しめました。解釈の違いって怖いなあ。
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児童書ながら、法廷の様子が手に取るごとく臨場感豊かに描かれている。裁判員の視線からの検察側、弁護側双方の意見もキチンと聞くことができる。(これを読んで法曹界を目指す子がいるのでは?)
三話とも決着はついていない。そこがまた考える力を引き出せているのでは?
「白雪姫」が特にグレー。
NHKではまだこの番組続いてるのでしょうか。観たことはないけれど観てみたい。
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誰でも知ってる昔話の登場人物たちが、法廷で裁かれる!?
3匹の子ブタの末っ子豚は正当防衛なのか、計画的犯罪なのか。
カチカチ山のウサギは情状酌量の余地はあるのか。
白雪姫の王妃は本当に犯人なのか。
あれ?
ベースの物語が、少し変わっちゃってるかもの話もある???
でも、裁判がどんな風に行われるか、それぞれの立場、目線で考えるのってどういう事かが、わかりやすく楽しく読める。
現代っ子は、答えなき問いに挑まなきゃいけない。
そういう意味でも、参考になる本。
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誰もが知っている『三匹のこぶた』『カチカチ山』『白雪姫』の登場人物たちを、現代の法廷で裁いたら?
当然だと思っていた「いいもの」「わるいもの」という見方が変わるかもしれません。
どの話も判決までは描かれていないのも、読者に考えさせるためでしょう。ある意味、裁判員制度の問題点みたいなものも考えさせられてしまうなあ。
しかし個人的には、できれば判決まである方が嬉しかった。どの昔話も、語られ方には様々なバージョンがある中、「カレンダーにパーティと書かれていた」「タヌキは村人に救われた」「白雪姫は若い男と会っていた」等々のオリジナル要素を加えるのであれば、もうこれは昔話を材料としたオリジナルの物語になっているわけだし、それなら結末まできっちり料理してほしいんだけどなあ。…まあ、狙ったモヤモヤ感であることはわかってるんだけど。
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「三匹のこぶた」「カチカチ山」「白雪姫」の3作品を現代の裁判で審議する。裁判員制度を考えるNHKEテレの番組を小説化した本作。
裁判員視点が“語り手”となり、様々な登場人物の主張をもとに裁判は進行していきます。それぞれの主張や状況証拠を踏まえ、少しずつ判決に至る材料が揃っていきます。そして裁判員たちの“評議”で今までのやりとりが整理され、いよいよ“判決”は……明確にはされず、結論は読者に委ねて話は終えます。
まず昔話×裁判という組合せが斬新。誰もが知っている昔話がベースにあるため裁判の部分に集中できます。
登場人物たちの意見を聞いている最中も「正義」と「悪」の基準がぐらぐらと揺らぎます。さらに、曲げようのない事実をひとつひとつ照らし合わせたところで明解な結論(判決)が浮かぶというわけではありません。主張を疑い、登場人物の背景や立場を想像して、有罪か無罪か結論を出さなくてはなりません。人が人を裁く以上、裁判員個々人のモラルや感情も少なからず判決に反映しそうです。これを仕事として日々処理する立場の方は大変だなぁと、つくづく裁判の難しさを再認識しました。
小中学生のディベート等でも使えそうな内容。
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昔話を下地にした法廷ドラマ。切り口は面白い。ただ、どの話も判決が出ないのでモヤモヤする。いや、実際の裁判もこんな風に白か黒かハッキリしないものだから、よりリアルな描写なのかもしれない。
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着想は面白い。とか、上からな感想を。
NHKかなんかで見てから読んだので、ノベライズ感?あまり詳しくないので、どちらが先かわからないけれど。こういう着眼点もあるのね、という感じは面白い。が、少し物足りない。
読者に考えさせる感じなので、これはこれでいいのだろうが、個人的には何かしらの落としどころ、答えがほしかった。
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NHK番組の書籍化。
そもそも、昔話の採取が適当。
三匹のこぶたの兄二人はおおかみに食べられちゃうんだし、カチカチ山は、おばあさん狸汁にされておじいさんに食べさせちゃうんだし、白雪姫は設定メチャクチャで意味わからない。
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被告人は『三匹のこぶた』のコブタ、『カチカチ山』のウサギ、『白雪姫』の王妃。
昔話の登場人物たちが現代の法廷で裁かれる「昔話法廷」開廷(本文より)。
罪名は殺人罪か殺人未遂罪のいずれかであるため、全て裁判員裁判。
証人、被告人の主尋問・反対尋問がそれぞれあって、最終弁論、そして裁判員達の評議の構成になっている。
もちろん、こんな設定だから裁判という現実的な側面と非現実的な側面が交錯するけれど、被害者や被告人の生の声はこうだったのかも?!と思うと面白かった。
評議の後に判決がないので、その点は読者の想像にお任せというスタイルになっているのがむず痒い感じが否めないけど、他の昔話でもやってほしいと思った。
続編希望。
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<内容紹介より>
オオカミを殺した『三匹のこぶた』の末っ子のブタ。正当防衛で無罪か、それとも計画的殺人で有罪か?▽おばあさんを殺され、タヌキにさまざまな仕打ちをした『カチカチ山』のウサギに、情状酌量で執行猶予を認めるか?▽白雪姫に独リンゴを食べさせて殺そうとした『白雪姫』の王妃。王妃は殺人未遂罪で有罪なのか、それとも真犯人は別にいて無罪か?▽判決を決めるのは裁判員に選ばれたあなたです。
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『昔話法廷2』を先に読んでいたので、だいたいのイメージをつかんで読み進めることができました。
取り上げられている3作品とも非常に有名な童話で、ほとんどの人があらすじを知っているため、「裁判」というものについて考えるきっかけとしてとても効果的な本だと思います。
何より、「判決」という結論が文中で下されないので、自分のアタマで考えることができ、特に中学生の公民の授業などでも活用することができれば面白いのでは、と思います。
逆に言うと、裁判で「昔話の悪役が裁かれるところ」や「実は主人公の方が悪い奴だった」というストーリーを求めて読む人には物足りないものだろうと思います。
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誰もが知っている馴染み深い昔話の登場人物が被告、原告、証人になって繰り広げられる裁判。主人公が裁判員の一人になって、被告が有罪か無罪か考えるという内容。昔話は『三匹のこぶた』『カチカチ山』『白雪姫』の3本。判決は明らかにならず、読者の判断に委ねる内容になっており、読者も主人公と同様に、検察側と弁護側のどちらの主張も正しく思え、悩まされてしまう。正解が無いが故に、自分なりの判決を下すことができ、裁判員裁判について考えることができるという意味では子供向けの教材として扱ってもいいのかなと思った。
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NHKの番組を見て「なんて面白い事してるんだろう!」と思った。誰もが知っている昔話を裁判にしちゃうなんて、やっぱりNHKはスゴイ!
それが本になったので読んでみた。
検察側と被告側、どちらの立場からも上手く主張されているので、読んでいるとどちらが正しいのか分からなくなり、昔話の結末は正しかったのか‥?という気になる。
試みとして面白いし、裁判員裁判制度を分かり易く知る為にもいいかも!
タイトルロゴもいい!
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裁判って難しいってことがとてもわかった。すぐ読めた。
判決がしりたい!
子供向けながら示唆に富んだ良書。
自分が裁判・両者のいいぶんを聞くということの本質を少しかいま見えた。