ビジネスパーソンの実践にまで示唆的な語り口
2025/06/10 22:36
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投稿者:noni - この投稿者のレビュー一覧を見る
墓参帰りの電車を待つ間、駅近モール内の書店で購入。認知心理学者の理論構築過程ではたぶん「システム1/システム2に依った議論は精密さを欠くのでは」的な話も出るんだろうけど。理論が実践に投影される際、受け手を想定しつつ尖った部分をある程度丸める(『もしドラ』…懐かしい…風に言えば「翻訳」する)段取りの必要性を理解する者として、各理論・概念とその論拠の所在を示しつつ、ビジネスパーソンの実践にまで示唆的な語り口のバランスが秀逸だと思った。あ、紹介された各概念の整理は後ほど、改めて…。
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初めて体系化!という触れ込みで始まるけど、やっていることは大まかに3分類に分けて、後は従来通りの個別理論の羅列+具体例という感じで肩透かしだった。
体系化という言葉に期待しすぎたかも。
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行動経済学とあれば手に取るここ最近。
今自分はこういう状態だと客観視する習慣が出来れば、少し楽になれそうな気がして。
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「ぼんやりした意思決定の過程が明らかになった」
例えば、
アフェクトによる意思決定
環境に大きく影響される意思決定
人間は比較してしまう生き物という前提
など、、
これらを知っているか否かで一日に数千、数万とする意思決定が毎日少しでもいいものになっていくと考えると、この本がもたらす価値はとてつもなく大きいのではないかと思います。
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行動経済学とは、「人間の非合理な意思決定のメカニズムを解明する学問」と定義づけされる。
読者(私自身も)が最も気になる論点を、
的確に言語化している点が素晴らしかった。
従来の経済学も何が違うのか?という点も
本定義が解決してくれた。
(現実世界では合理的な意思決定前提では説明できない人間の行動ばかり)
認知のクセ、状況、感情
の3分類で行動経済学を体系化した点が本社の最大の特徴。どの理論も疑いの余地なし。
扱う対象を理解して、対象の理解が深まる。
私たちの身近なものでは当たり前のことを、
人間の行動にも適用してみたらその世界は未知の魅力に溢れていました。
以下は抜粋メモ。
●概念メタファー
・・抽象的な概念を具体的なもので比喩
無意識のうちに「細長いもの=高級」「低くて幅があるもの=気楽」と直感的に感じる。
「背の高いもの=力・権威・高級感」
「背の低いもの=安心・親しみやすさ」
●システム1とシステム2
直感と論理、ファスト&スロー
●状況が意思決定をしていることが多々ある
「A,B,C」「11,12,13」
●アフェクトとは、ほんの一瞬よぎる微妙な感情
アフェクトの扱いで成果が変わる
ex.採血の腕の左右選択、お金は単位を省く
●促進焦点か予防焦点か
こうするともっといい結果が出るぞ
こうすると失敗しないぞ
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様々な法則を暗記していくだけだった行動経済学「認知のクセ、状況、感情」の三つに分けて説明しており、分かりやすく記憶に残りやすい。
行動経済学について初めての人でも、どのような学問か、それがどう仕事や日常生活に組み込まれているかが分かる一冊となっている。
また、行動経済学について学んできた人にも、新たな視点から見つめ直すことによって理解が深まると思う。
これから重要性が増してくる最強の学問を一緒に学んでいこうではないか。
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情報も物資も選択肢が過多になる中認知のクセやバイアスを意識するのは大事だと思っているが、実際は非合理的に行動してしまうのが怖いこと。しかしSNSや大企業はこの行動経済学を利用していると思うと素直に楽しめなくなる。リスクの少ないことは直感で行動するのありだと思った。
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行動経済学は最近目にするようになった学問で、経済学と心理学のあわさったものといえる。
この本は、そんな新しい学問を体系だてて
「認知のクセ」
「感情」
「状況」
の3観点から説明している。
一つ一つの用語について、事例を交えながら説明しているのでどのような用語なのかがわかりやすかった。
ただし、用語を並べた辞書のような形を呈しており、あくまでもどのような用語とその効果があるか、を理解する入門書という立ち位置であると感じる。それぞれの用語に使われる例はそれぞれで異なっているため、物語として、一つの筋道を立てて説明はされておらず、読んだときにわかった気になっても後から用語や意味を覚えていないだろうことが感じる。
また、著者の事例はほとんどなく、世間一般的に知られている物が多いのも非常に残念だった。そのどれもが大型の話で、特には大企業として成り立っている事例が多かった。個人的には、著者がビジネスや自身の生活に活かしている内容がかなりタメになったので、ここを拡充してほしい。
マクドナルドの健康志向戦略の失敗はもうわかったよ・・・と思いました
網羅性と体系化が本書の強みではあるが、それを前提や功績とつつ、抜粋した有名・よく使われる理論を絞った事例や企業・商品に沿って説明してほしかったなとは思います。マーケティング、心理学単体、との違いがいまいちピンとこなかったです
3章の感情はかなり面白く、ここからわかることは、行動経済学の理論を仕事や生活のHowToに落としているものはかなりタメになりそうです。実験各種も面白かったです
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タイトルの通り、現代のビジネスにおいて行動経済学は必須と言えます。大手の企業がどのように、そしてたくみに消費者心理を突いているかが理解できました。
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こういう本が読みたかった。
自分は割と合理的な判断で動いていることが多いが、「感情」、「状況」、「認知のクセ」で想像以上に非合理的なことをしていることが多い。それが悪いのではなく、そういう人の一面を理解して、上手に使うことが大事である。
これから私と関わる人は少し気をつけた方がいいかも。笑
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Amazonで売れているようだったので手にしたが、何冊か行動経済学の本を読んでいたわたしにとっては新鮮味にかけた。ただし、多くの法則を3つのカテゴリーにわけたこと、話の内容がわかり易かったことを考えれば、これから学ぼうとする方にとっては良書であると思う。
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「伝統的な経済学の原則では、人間は合理的な意思決定をし、合理的な行動をするので、たった1つの正解に集約されると考えるのに対して、行動経済学では、人はそれぞれ異なる『認知のクセ』を持っており『状況』や『感情』によって左右される、非常に非合理的な意思決定をすることを前提とする」
なるほど。スッと腑に落ちた。今までバラバラに蓄積してきた〇〇論みたいなものが、集約化されて整理された気がする。
社会人1年目の頃から「行動経済学」という言葉を耳にする機会が何度かあって、その手の本も読んでみたいと思っていたところ、たまたま本屋さんで面白そうなタイトルのに遭遇。パラパラめくってみると読みやすそうな印象だったので、購入して読んでみることに。この本、めっちゃわかりやすい!!企業が活用している消費者戦略も「たしかに〜!」と手に取るようにわかるし、ビジネスマンとしても企画職だけではなくて営業職の人も使えるちょっとしたヒントになるような〇〇論・戦略みたいなのが載っているし、自分自身の付加価値を高めるには良い1冊。気付かないうちにバイアスがかかっていることを再認識させられる。行動経済学は、学べば学ぶほど奥が深くて面白そうだ。
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途中途中の質問で尽く反対を選択、汗。センスないのかも…(笑)お客さまも上司も同僚も家族も社外の様々な関係者も全てすべて‘人間’でありヒト。
人の行動傾向を知ることは生きるすべとも言え、興味深い!!
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以前読んだ行動経済学の本たちより分かりやすい。
しかも、応用としての行動観察とリンクすることを知れたのが一番の収穫だった。この本を起点にして実務に役立てるよう実践してみよう。
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なんだかんだ非合理な生き物ですよね私たち。ということを改めて実感できた
認知のクセ、状況、感情と、これまでなんとなく見聞きしてきた認知バイアスに関する知識をカテゴライズすることができた
真新しい気付きがある書籍ではないと感じたが、この本に頻出するワードを周りと共通言語化できると仕事が進めやすそう