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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
はかない夢のような「麩枕」
白い狐、葉二つの持ち主だった鬼の来しかたと秘曲の由来
夢の中で皇帝の末裔と博雅が出会うくだりは本当に美しい。
赤黒い悪夢のような「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」
なんの救いも無い、絶望を塗り込めたようで読んで消耗…
正反対の物語を紡ぎ出す夢枕先生のスケールにため息が出た。
紙の本
いつもとは違う「陰陽師」でした
2023/11/05 09:32
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編が収録される形でした。なかに、清明たちが現れない「秘帖・陰陽師赤死病の仮面」が収録されていましたが、グロテスクで怖かったです。
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
陰陽師シリーズここにきていよいよ脂がのってきたというか。
ずっと安定感のあるシリーズなのだけれど。
これだけ続いて展開として違いがあるわけではないのだけれど、
それでも毎回、この巻を読んでよかったな、と思える。
刊行ペースも安定しているし。
ずっと読んでいたい。
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【疫病を退散させる晴明の活躍を描く】青疱瘡の謎「野僮游光」、赤舞瘡の恐怖「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」、丸の悲恋「蘇莫者」など傑作満載、シリーズ第17巻。
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いつも晴明の庭で季節をゆったりと描写してからの入りが少なくて残念。そこから「ゆこう」「ゆこう」となって不思議な魑魅魍魎の世界が広がる流れが好きなんだけど…。
あとがきで漫画の話をされてたけど、私は岡野玲子さんの「陰陽師」の方が好きだなぁ。
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獏さん、相変わらずいい話を書く。
ただの奇譚というだけでなく、博雅の人間性、妖の人?柄との交流も含めて
「ああ、生きとし生けるものがいとおしい」
と思えてくるようなお話を書く。
悪性リンパ腫だったとの事で、いつまでこの語りを楽しめるかと心配していたのだが10月に寛解していたとの報告をネットで読み、一安心。もうしばらくはこの世界を楽しむことが出来そう。
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今回は割と博雅回。
露子ちゃんも道満のおじさまもちょっと出ます。
朱雀門の鬼、葉二の持ち主の話がやっと出る。
いつものやんごとない感じよりも、現代よりにやや砕けた感じの巻。読みやすくはある。
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楽しみに待っていました。
買って、すぐに近所の公園の水辺のベンチで読み始め。
この本は、風や月、土を感じながら読んで、少しでも物語の世界に近づきたい。
変わらぬ晴明と、楽に愛されている博雅。
いつもより、少し長めのお話あり、気持ち良い読後感。
あぁ、夕べの、屋外の雅楽やクラシックコンサートに行ってみたくなる。
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陰陽師の十七巻「水龍ノ巻」。
コロナ禍を受けて書かれたであろう『秘帖・陰陽師 赤死病の仮面』がよい。
あのラストから始まる狂気と紊乱の都の有り様。夢枕獏世界、陰陽師世界でぜひ読んでものです。
その暗黒に読者の自分が耐え切れるかは別の話。
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青疱瘡、赤舞瘡と伝染病が絡む話が入っている。
特に赤舞瘡から逃れようとする「秘帖赤舞瘡・陰陽師 赤死病の仮面」は、人の愚かさと共に、対抗手段を持たない伝染病対応の難しさを感じさせられた。
今回も、執着心が鬼を呼ぶ。
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シリーズも既に17作目とのこと。
相変わらずの晴明と博雅と道満のやり取りに、クスリとさせられたり、う〜んと唸らされたり。
やはりこのシリーズ、好きですね。
一編だけ、晴明たちの登場しない番外編が収録されているのですが、いつもの調子で読んでいたら、怖くなってしまって、ちょっと参りましたけど(^^;;
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久し振りの陰陽師文庫化嬉しい、という定期。やっぱりあと10年後も100年後も陰陽師シリーズの続きが…博雅激推し晴明を…読みてえよ…。
「麩枕」唐代の皇帝と妖狐の異類婚姻譚。博雅マジ自然。そして明かされる朱雀門の葉双の鬼の正体。うーん、ロマンだ…。
「野僮游光」コロナ禍前に書かれたはずなのに、なんか予言めいてないか…???すごい…。
「いそざき」なんか初期の陰陽師っぽいオチだと思う。通わなくなった夫への恨みよ…。
「読人しらず」博雅マジ自然(定期)そりゃ晴明もメロるて。そして在原業平がここで出るか…やっぱ陰陽師面白いわ…。
「腐草螢と為る」結局噓も真も、言う人と言い方だよねっていう…。それもまた"呪"…。
「跳ねるかみかき踊る針」(”かみかき”の漢字が…出ねえ…)多分ここからタイトルの伏線回収。しかし平和な陰陽師って感じで好きだな。久し振りの賀茂保憲様登場。あの最後かっさらってくマイペースぶりがたまらない。
「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」ご存知、ポーの同タイトル作品のオマージュ。そりゃこれは晴明と博雅の物語じゃないわな…。
「蘇莫者」蝉丸殿登場回はだいたい神回って決まってんだ。敦実親王と蝉丸のエピソードが…まさかこうなるとは…(驚嘆)珍しく博雅アンチが沸いてるな。博雅…マジで罪なよい漢…。
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前半はいつもよりサクサクと読み進める感じで、後半にかけてひとつの話により重みが出てくる感じがした
秘帖・陰陽師 赤死病の仮面は番外編ということでまた違った面白さもあり、不気味さがまとわりつく感じがした
蘇莫者もボリュームもあり、息を詰めながらすぐに読んでしまった
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久しぶりに陰陽師を読みましたが、寝る前に一日一話のペースが心地よく、他の巻も買って見ようかと思いました。
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晴明と博雅のコンビの話は若干マンネリ気味かも。それはそれでいいのだが、今回は「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」など若干違う作品が入りアクセントになっている。