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面白かったー、これぞTHE宇佐美作品!
小笠原諸島を舞台に語られる全く異なる3つのお話や様々なエピソードが最後に繋がる時のゾクゾク感。でもその繋がりに気付けるのは読者の特権です。
小笠原諸島の歴史も学べて一石二鳥。
なんとなく謎を残したりせずきちんと最後まで書いてくれるのも宇佐美作品のいいとこですよね。
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購入済み。
2024.04.10.読了。
んんんん、、、、、、
どーよ、どうなん???
なんでしょう。このビミョーな読了感。
星は2.7くらいかなー。
おもしろかった?と誰かに問われたら、あんまりおもしろくない。と即答してしまいそう。
宇佐美まことですよ。大好きな作家ですよ。
でもね。。。
読み始め、えっ?時代物なの?と思いましたから、現代に話が戻った時は、おおおー、なんか面白くなってきましたよーーーー!と期待が膨らんだのですが。
色んなことが盛り込まれすぎて、すべてが取ってつけたみたいに繋がって。何か一つ軸になるものがないんだよなー。散漫。
登場人物一人ひとりに魅力がない。この先こうなるんだろうなぁーと思っているとなんとなーくそうなる。ツマラン。
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宇佐美さんは裏切らない、と改めて思いました。
単なるミステリー作品ではなく,歴史書でもあると感じました。小笠原諸島について、全く知らなかったので、歴史の勉強にもなりました。
過去と現在が交互に書かれていて,それぞれゆっくりとした進行だし,事件も起きないのですが,筆力がすごいのか,引き込まれてあっという間に読み終わってしまいました。
最後は宇佐美さんらしい、希望のある最後でスッキリ!
素晴らしい作品でした。
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読み始めと終わりの気持ちの温度差に驚いた。
鎖国真っ只中の江戸時代、日本の端の島「ボニン・アイランド」での遭難者の男と異国の女の出会いから始まる、めくるめく人の運命の変遷と血脈の妙にここまで胸が高鳴るとは!
全く関係ないように見える複数のパートと過去が集約され、気持ちいいほどパタパタとピースが嵌まっていく宇佐美さんお得意の最終章はますます圧巻の境地。
海を渡り歩くカナカの女たちのたくましさと情の深さ、マリアの情熱、幸乃の悲愴な覚悟…小笠原の島を愛する魂の想いが結実し受け継がれていく命と縁の神秘は計り知れない。