- 販売終了
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
異色の短編集です
2015/03/29 22:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が本作を知ったのは、又吉直樹さんの著書「第二図書係補佐」がきっかけでした。
又吉さんが「何か異様な出来事に遭遇する度に乱歩を思い出す」と書いているように、本作はまさに怪奇の名を冠するにふさわしい短編集だと思います。
特に「人間椅子」が個人的には最高に気持ち悪かったです。数年前に行われた新潮文庫の復刊フェアにも収録されていた不朽の異色作です。
紙の本
王道、そして上質ミステリー&ホラー
2002/07/25 09:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:むつき ジン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は数ある江戸川乱歩作品の中から、初期に発表された9編を収録している。
本格ミステリーである二銭銅貨やD坂の殺人事件から、現在ではホラーと分類されるであろう作品、人間椅子、鏡地獄、芋虫まで、文庫一冊であるが江戸川乱歩の魅力を十二分に味わえる本になっている。
中でも個人的にお勧めしたいのは、赤い部屋である。事件に頼らず、言葉と雰囲気だけで背筋が凍るような恐怖を表現しており、改めて江戸川乱歩の偉大さを思い知らされた。
名前は知っていても、まだ江戸川乱歩の作品に触れたことのない方、多数ある作品の中からどれを読めばいいのかわからない方にとって、お得な本である。
紙の本
乱歩への扉をたたく
2023/10/08 06:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
明智小五郎初登場の「D坂の殺人事件」、入門編としても最適でしょう。暗号解読の王道「二銭銅貨」、推理小説の面白さを堪能できます。
電子書籍
ハマった一作
2021/12/07 08:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:高田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸川乱歩を読んだ初めての作品
次にどんな展開になるのか、全く予想できない
エロ、ホラー。
短編がギュッと詰まっているので、読みやすく
気がつけば一冊読み切っていた。
読み返していた。
紙の本
付き纏う恐怖
2002/07/18 21:32
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本における本格は探偵小説の確立と恐怖小説を作り出した 乱歩の功績はあまりにも大きい。毎年何万冊もの書籍が発売される現代においても 乱歩の魅力は色あせない。この本は乱歩の初期の代表作品を9作品収めたもので、私のお勧めは「人間椅子」こんなこと絶対にありえない そう断言出来るのに もしかしたら…という後味の悪い恐怖がヒタヒタと付き纏う。あまりにインパクトが強くて忘れられない作品であり、今後 椅子を買う時 念の為 大きな皮張りのものは避けとこうと密かに誓った。
ホンの少し 日常から外れた 奇怪に満ちた乱歩ワールドを覗いてみませんか。1冊読んだら、彼の作品にハマルこと間違いなしです。
紙の本
初心者におすすめの一冊。
2001/10/25 23:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る
処女作「二銭銅貨」をはじめ、乱歩の代表作的な短編「D坂殺人事件」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」など9編が収録されている短編集。これ一冊で有名どころをかなり網羅しているので、最初に読む本としてかなりお得かもしれない。巧妙なトリックを用いたミステリーからグロテスクで怪奇的な物語まで、独特の美しさを持つ文章に引き込まれます。
紙の本
乱歩の初期作品集
2001/09/16 04:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真泰 - この投稿者のレビュー一覧を見る
乱歩の初期作品9編が収録された作品集。
乱歩の小説は何度読み返しても飽きず、いつも新鮮で面白いのが魅力です。初めて読んだ時、これは本当に大正時代から昭和初期に書かれたものなのかと大変驚きました。時代を感じさせるものも多く登場しているけど、古臭さや、分かりにくさといったものは感じません。
処女作の「二銭銅貨」は、その見事な暗号とトリックに溜め息でした。最後の展開もまた見事です。
「赤い部屋」は、法律に反しない方法で99人を殺害したと告白する男の話で、この9作品中で一番ドキドキさせられた作品です。こういうことを思いつく乱歩はやっぱり凄い。終わり方も好きです。
「人間椅子」は、ある女性(作家)に届いた手紙の、その恐るべき内容に恐怖がじわりじわりときました。最後が圧巻です。
乱歩作品を初めて読まれる方には特におすすめの一冊です。