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あかりちゃん…すこしだけあらすじは見ていたので、なにかしらの病気であることは把握済 これは、発達障害系よね…特にバイトでの描写えぐいわ 言われたことがどんどん降り積もって対処できない いくつもの分岐を辿って対処していく(この分岐も何回も教えて貰ってやっと覚えたもの)あとは、漢字の 一、二、三、四…の流れに理解ができない とか そんなで家族ともぶつかる 唯一打ち込めるものが推し そんな推しが炎上 なにかひとつでも打ち込めるものがあるのは、すごいのよ…ブログでも推しの解像度めちゃくちゃ高くて、これができるなんてさ、充分じゃないの…と思いながら読む 生活するには、向かないかもだけどさあ…ええ、言葉にするの、難しいねえ…推しは最後、結婚して引退するんですけど、最後のコンサートにも結婚指輪 わたしがこの人のファンだったらもう、ブチギレるかしばらく落ち込むか、いや両方やるわ 話の終わり、綿棒を拾い集める(遺骨を拾い上げる)燃えた推しの供養 ラストに怒涛の死後的な表現が増える 直接的に 墓石の前だったり遺影とかの言葉が使われたり もっと深いところで推しと繋がっている でも自分で自分の骨は拾えない で遺骨に見立てた綿棒を拾い集める 失礼しました、これ以上深くは考察できません この後あかりちゃんがどう生きていくか(生きてるのか)わからないが、こんなに推しのことを深く追えて、理解深められるなら、きっと、どうにか…と思わずにいられないね は〜本の感想ってむずかし〜
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自立とは、依存先を増やすこと
この本を図書館で読んだ帰り道に、全身青コーデの人を見てしまい、あまりの偶然に怖くなった
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ポップなタイトルと出だしで読み始めたけれど情景描写がなかなか難解
今と言う時代の人生の純文学を体感出来る
生き辛い中で推しを押す事で救われる、背骨と言う言葉は心に刺さりました
あと、あとがきが結構好き
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主人公の言い方感じてることは
全部言い切る形で表現されている。
それをそう表現することしかできない。
拙さも狙って書いてるらしい。
ADHDって分からなかった。
でも、生きづらいのはとても伝わった。
相互的な関係を築くことをしようともしなくていいのは
現代ならではの価値観だ。
気がつくと全部インプットしている。
自分は何も生み出してない。
アウトプットは全て推しのフィルターを
とおしてから表現されている。
そしてたいした表現もできない。
まさか、とは思ったが、
本当に推しと主人公の世界は最後まで交わらない。
現実だ。
少し前だと蛇にピアスの主人公のような
自分のなさ、芯のなさを感じる。
それもひとつの若者としての正解なんだけど。
少し自分と被っていて辛くなった。
このあと主人公は
社会のルートにはいれるのかな。
芥川賞らしいモヤモヤとした影を
残してくれる作品。
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生きがいという大きな括りで、さらにさらに細分化して、個々の推しの意味が出てくる気がする。推しの姿が、自分を見ているようで、推しを応援してるようで、自分に力を与えてるみたいに。体の一部だけもあり、一心同体になる感覚もあり、生きがいの答えが、そこにある気がする。
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彼女は皆んなが、所謂普通とされる事ができない病気なのだけど、家族や周りにわかってもらえてなくて
怠けてるとかだらしないって思われてる。
本人にはどうしようもないんだけど。
ただ推しが、彼女の生きる全てになっていて。
確かに、推しに関しては色んな事ができるのに日常生活にはうまく対応できない事には 怠けてるって思われる要因になるよね。
実際にそういうものなのかは詳しく知らないけれど。
生き辛さだけが終始漂っていて、読んでいても苦しかった。
救われない。
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文体が読みづらくて量の割に時間がかかったけど、とても芸術的な作品で、ちょっとした仕草の描写が「そこ切り取るかぁー!」とビックリする視点が多かった。
こういう学生さんいるわ...とめちゃくちゃうなずきながら読んだ。推しを推すことや好きなことにはめちゃくちゃエネルギーを費やせるけど、現実面の人間関係や生活がうまくいかない人。
推しを推すことに生きづらさをぶつけるってとても現代的だと思ったし、この時代にこれを読めてよかった。
そして、小説という媒体で、言語化がうまくない人を主人公にすることに感動した。言葉に乏しい主人公で物語を展開するのってすごく難しいことだと想像するから。
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生きているだけで皺寄せがくる。
重さを背負って大人になることを、つらいと思ってもいいのだと、誰かに強く言われている気がする
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なるほど。推しを推すとはこんな気持ちもあるのか。と圧倒された。
推しを推すということは楽しくて本人が幸せそうだと思っていたが、ある意味現実逃避なのかもしれない。
そして推しは未来永劫ではないことを突きつけられる話だった。
うーーーん。主人公の女の子が心配。
やっぱり信じられるものは自分だけだなと思ってしまう。
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文学的なものが好きな人には合うと思うなぁという感じの感想。私ははっきりした小説が好きなので、デビュー作の「かか」を含めこの人の本は読みづらくて苦手だなという印象を受けました。ただ、表現力や言葉の選び方、着目点は素晴らしいなと思いました。
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話題の本なので読むべきと思い購入。
まず思ったのは、作者の技術が豊富。比喩などで感情の表現を細かく表すのが上手い。若いからと侮ってはいけない。
ただ、途中から何を言っているのかわからなくなってしまい、途中で断念。特に17ページで頭が混乱した。時間が経ったらもう一度挑戦したい。
ひとまず評価は星3にしました。読了した後に評価が変わるかもしれません。
また、前述した難しい表現と現代口調の会話の混在に違和感を感じたのも断念の理由の一つでした。
自分の読書傾向や苦手なジャンルが分かってきたので、今後の教訓にしたいと思う。
とても失礼だとは思うが、中古で購入して正解だと思ってしまった。
作者の他の本も読んで評価したい。
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自分の人生を他人に委ねていると、その人が消えたときに自分のアイデンティティーみたいなものがなくなる的な...?
読了後、どんな話だったかわからなくなった
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とても話題作だったので読んでみた。
この時代を生きる作者だからこそ書けた小説で読み手もこの時代を知ってる私たちだから共感できて深く沁みるんだな、と感じた。
私は推し事とか続かないタイプだけど、推しがいる人、いない人に関わらず今日々を懸命に生きている人全員に支えられる小説だと感じた。
推し活してる友人が複数いるが全員対象が全く違う。だけど同じくらい熱い信念を持ってる(笑)
そんなかっこいい私の友達に是非薦めたい。
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本編だけ読んだ時は★3の気持ちでしたが金原ひとみさんの解説を読んで不快な気持ちになったので★2としました。
推し活してる人の心理とか世の中の推し活関連のこととかSNSの様子とか、騒ぎ方とか、著者の理解度再現度物語化が凄まじく精度高く一気に読める没入感。
ただ、主人公のあかり自身にはモヤモヤが残ってしまいました。ただ単純に自分の推しに振り回されて、というだけでなく彼女自身のこれまでと今の生活力がとてつもなく不安になるもので、彼女への理解が私の中で進みませんでした。どうしても、ディスクレシアではないか、ケアに繋げることはできなかったのか、これが現実だったらどうすれば良いのか、という考えが頭から離れませんでした。
様々な形で、ストレス発散や現実逃避を人は行うと思うのですが、この推し活、歪なものが広まったものだなと最近の様子を見ていると憂いてしまいます。
応援することが、グロテスクな進化を遂げ具現化されていて恐ろしいですし、そこに何もないよと言いたいです。
楽しかった思い出の体感は残るかもですが、それに見合ったものが推しから帰ってこなかった時に、あんなに貢いだのに責めたり罵ったり貶めたり馬鹿にしたり、不健全な感情をワールドワイドウェブで繰り広げたり。その感情ジェットコースター含めの推し活かもしれませんが、それが何?と思えてしまいます。
自分以外のものに打ち込みすぎたり、費やしたり、境界線を超えて感情を注がない方が良いのではと思う。
私はマイペースに情報を追って無理なく そして極力無駄のない範囲で公式にお金を落とすやり方で応援を続けてますが、SNS見るとまぁよくも飽きずに毎日毎日毎日毎日追いかけ続け妄想想像拡大解釈、自分たちが支えなきゃってなってるのを見て思考回路が謎だったのですが、これを読んで少し実態を覗けたのかもと思いました。
推しが生活どころか人生の中心なんですね…。
熱心に追いかけられることも、それのためなら頑張れることも凄いけど、なんで生活までダメになっちゃうのかが私には分かりませんでした。
読みながら『蛇にピアス』を読んだ時に感じた心の様子と近いものを感じていたら、解説が金原ひとみさんで驚きました。
ただ、PTAの場とか苦手なところに出る際にお酒飲んで行くっていうのにドン引きしてしまいました。
他者に迷惑をかけることにあかりも金原さんも鈍感というか、それよりも自分優先なのではないかと、、単純に引いています。
推し と 私。推しを推してる私と繋がって推し活を理解してくれる友達。
それ以外の人は理解してくれない、なんて思って殻にこもってるのって どうかな。認知歪むぞ。
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読んだあと重い気持ちになった
他人に依存すること、普通のことができないこと自分には理解できないことが多い。そこで考えさせられるものがあった。普通とは何か。
情景描写も多く感情の流れが繊細に書かれている。