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投稿者:本が好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
先生の白い嘘、で作者を知りました。他の作品も読んでみたくなり、まずは短編から手に取りました。絵も上手ですよね。どれも余韻が残る短編で、続きがしりたくなりました。
「白鳥公園」が良かった
2015/11/13 18:22
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
「白鳥公園」がよかったですね。
これ、初出の日付とかも載せてもらえるとありがたいんですけど。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
鳥飼茜の短編集です。個人的にはひとつの作品をもう少し長く読みたかったかなと感じました。好みの問題ですが。
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【デザイナーメモ】若くして3誌同時連載中という、たいへん勢いのある作家さんの初短編集。別作品(『おんなのいえ』6巻、川谷康久さんデザイン)と2か月連続発売ということで、明確に違うコンセプトを出してほしいという依頼だった。
読み込めばいくらでもコンセプトの種が出てくる作家さんで、アイディア出しには困らなかった。鳥飼先生の作品は「ストーリーの型から逸脱しようとするキャラクター」という点に面白さがあると思うので、何かしら逸脱をもったコンセプトということを念頭に置いた。
まず作家さんをまじえての打ち合わせで落描き程度のスケッチをもとにいくつかのキーワードを提案。そのなかから作家さんのひっかかったものを抽出して、イラスト・装幀案を作成した。提案したキーワードには「化粧・仮面」「鏡」「人形」「暴力」など、装幀案には「ヴェール」「万華鏡」「レイヤー」などがあった。
カバーの色数を減らしてメタリックを使う提案や、表紙を4色刷にする構想などもあったが、最終的に色数は減らさず、元から使える蛍光をフィーチャーしていく案に決まった。モチーフは女の子がショットガンを構え、男の子が逃げるというもので、キューピッドの矢を物騒にしたようでもあり、男性に対する女性の怒りを表しているようでもある。散弾のかわりに飛び散るジェリービーンズが「ラブソング」という見立て(デザイナーの腹の中では)。
イラストは最初から色をいじる許可をいただいて描いてもらい、スキャンしてスカート・髪・肌色……等々とパーツごとに切り分けたうえで、Photoshop上で蛍光ピンク(KP)を中心に色を置き換えていった。肌色の部分はC版を削除してM版をKP100+M20に分ける、スカートや銃はM版とY版を削除したうえでC版をKP100+M20に変換する……等々。
無数にあるジェリービーンズは使わなかったものも含めると200点近くあり、スタッフが地道にデータ作成している。ハイライトを全部左上で揃えるためだけに相当な苦労をした。色の操作には新規登録のPhotoshopアクションを10以上作成。少しずつ形の違う大量のビーンズの画像を一気に開くと次々現れるウィンドウがパラパラ漫画と化して、尺取り虫のように這うビーンズが印象的だった。
配色は蛍光ピンクのケミカルな鮮やかさを引き立たせるための対比ということと、既刊にかぶらない色ということでグレーを選んだ。K版ではなくC・M・Yの掛け合わせなので非常にきめが細かい(マットPPの効果も大きい)。掛け合わせのグレーを3版等量にすると少々暖色に転ぶが、その味が好きでたまに使っている。
というようにいろいろ考えながら作ったが、最終的には鳥飼先生の描く女の子の生気とエロかわいさがメインディッシュであり、それがシンプルに伝わってくれればと考えている。たくさんの人に手に取ってもらいたい。(カバー、オビ、表紙、トビラ、本文記事その他を担当)
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めちゃくちゃ面白かった。女という生物を描くのが上手い、女って怖いなとも感じるし、女って哀れだなとも感じるし、女って儚いなとも感じるし、女って健気だなと感じる短編集、特に白鳥公園のカッターで腹を裂くシーンやいきとうとの水の中に沈むシーンなどの描写がとても美しく感じました。読んでいてとても楽しかった。この漫画は僕の中で今年のトップ20に入る漫画になりそうです。
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男の人が冷たく、絶対にうそをついていそうで、自分本位な顔をしていて、スーツやネクタイが似合って男のオレから見てもなるほどと思うほどセクシーだ。きっとそういう人がタイプで、苦労しているのかな。
女の人もそんな人でなしっぽい男に振り回せれても被害者に留まっておらず、タフな感じがいい。みんな元気に恋愛を楽しんで愛し合ったり憎しみあったりすればいいというような気分になる。
クライマックスの映像的な表現が素晴らしい。特に1本目と2本目は傑作で、映画化したい。
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男女の関係を描かせたらこの漫画家さんは本当に上手いと思う。ただ、『先生の白い嘘』絡みでこの漫画を手に入れたが、短編よりは長編ものでそれがあらわれるのかな‥。綺麗事より、生々しさを求めてしまう。『家出娘』が好き。
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的確に切り取ってみせるだけだと現状追認にしかならないのではないか、と不安を駆り立てられるぐらいに器用でうまい短編集。そのなかでも主婦の実存がテーマにすえられた短編には他にはない切実な読み心地があった。
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鳥飼茜さんの作品『ユー ガッタ ラブソング 鳥飼茜短編集(2015)』を読んでみた。 鳥飼茜さんの作品は、初めて読むのでどの作品を読んだらいいか迷いに迷ってこの『ユー ガッタ ラブソング 鳥飼茜短編集(2015)』を!! いやー、良かったね。 特によかった話は・・・・ ”いきとうと”と”You' ve gotta ラブソング”がGood!!
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寂しさ、物足りなさがどこかにある。
日常が満たされていても、満たされていなくても。
でも、生きていくんだよな、人間。