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投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本では、多数派に合わせることが求められます。それができなかった場合、またできるようになるまで待ってもらえなかった場合のことが考えられていません。子どもの特性に合った勉強方法で、子どもの将来性が広がると思います。
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論理的に書かれ、具体的で境界知能について明確に理解することができる。
また、精神科医や少年医務院等携わっている著者だからこそ内容も深く、良い。
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学習面でのコグトレ(認知機能強化トレーニング)の説明に本文が半分くらい割かれている。コグトレを境界知能の子どもたちへの指導に活用することを勧めることに特化した本に見える。私としては、コグトレが認知機能が老化や病気で低下した人たちにも寄り添ってくれる事例や、コグトレの限界、支援のあり方などもっと深く読んでみたかった。でもコグトレには興味を持ったので、少し取り組んでみたいと思った。
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IQ70〜84は境界知能と言われる。目立たないが勉強が苦手な子どもたち。情緒障害とは異なり、なかなか支援に結びつけにくい。その原因は認知機能に落ち込んでいることがあること。それが原因で自己肯定感が低かったり、成功体験が乏しく、将来的に対人関係づくりに支障がでることも。なかなか支援の対象として見出しにくいことが問題。そのためにはこういう知識を持っていることが大切。
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wiscⅤの解説があったので手元に置いておきたい。
あとは基本的なことかなぁ…
小学校で担任か通級の担当するなら必読。
後半はコグトレ解説になっている。
コグトレいつかはやってみたいんだけどねー…
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実行機能を支えるもの。
認知機能の強化。記憶→言語理解→知覚→推論・判断の順番。それを下支えする注意機能。
コグトレの年齢の目安が書かれていてわかりやすかった。
鵜呑みにせずにあくまでも「目安」として使っていきたい。
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宮口先生の著書は何冊か拝読しているが、大体が「いかにコグトレが素晴らしいか」にフォーカスしており、手前味噌感が強い…でも、序章の境界知能の子供たちが12%ほどいること、彼らが抱える問題などはわかりやすく、どう対処していくべきかも明確に書かれている。
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全体的に、「ふーん」と言う感じ。知的障害とはみなされないほどのIQを持った小学生に、著者発案のコグトレを行うべきと言うだけの本。
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わかりやすい。
理論的なことばかりしゃなく、具体的な声かけとかものっていて読みやすいし、子どもの姿がうかぷ
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一読にとても良い!分かりやすい!
障害認定されるのも辛いモノがあるかもしれないが、人知れずうまくいかず、周りには「がんばれ」と声かけられる境界知能の子どもたちはもっと辛い。14%、日本人の7人に1人の割合で存在している間にいる人達にフォーカス、実態の解説から、支援方法など具体例も多く読みやすい。
5つの認知機能(記憶、言語理解、注意(は全般に)、知覚、推論・判断)に沿ったコグトレでのトレーニングでIQが上がる場合もある。一つでもできるようになる事は、苦手の克服は、本人のやる気や自信につながりとても良いかと。
数の概念「序数」順序を表す、「基数」個数や量を表す。
この基数概念が確立していないと、計算課題は難しいでしょう。別々に数の概念が発達するので、算数がわからずに苦手になってしまいます。 p.126
おはじきの空間を詰めておくと、同数がわからなくなる場合、数量としてとらえる中でも「保存の概念」その形や状態を変えても同じ、がまだ獲得できていないから。 p.127
まずその子の「できること」を増やし、自信をつけさせて連取を継続していく、ことが先決 p.130
キレる子の背景には「怒り」があることが多い。なぜかは「馬鹿にされた」「自分の思い通りにならない」と感じていることなほとんどだから。 p.172
安心感が奪われる時、人は「戦う」「逃げる」「固まる」のいずれかの反応を示す p.173
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自閉症スペクトラム障害と同様に、知能レベルについても天才から一般人、知的障害者まで、スペクトラム状に分布しているだろうと想像していたが、IQを基準とした時の知能レベル正常域と知的障害の間を境界知能と呼ぶという事実は今回初めて知れた。
また恥ずかしながら知的障害と発達障害の厳密な区分けも把握しきれていなかったためとても参考になった。
介護士時代に対応した各種障害者たちの特徴や、これまでの人生で関わってきた、障害者ではないけどコミュニケーションがうまく取れなかったり勉強や技術面でレベルの低かった人たちの特徴が合致していてとても腑に落ちた。
本書で興味深かったのは、コグトレによる認知機能トレーニングによって機能の改善が見られること。
大学レベルの課題には高校の授業がついていければ大丈夫と言われる。
そして高校の授業に着いていくためには中学レベルが、中学の授業に着いていくためには小学校の授業をしっかり理解していることが必要となる。
では小学校レベルの基礎となると、コグトレで試される認知機能が該当することになる。
正常域の子供たちは小学校に入学するまでの日常生活や保育園・幼稚園での体験を通して認知機能を育んできているが、境界知能域、知的障害域の子たちはそこに比較的遅れが生じているわけだ。
私にしても、当時の同級生たちにしても得意不得意があったし、何らかのこだわりや葛藤などがあった。
それが学生生活が進んで行く中で徐々に整われていき、今に至る。
思うに、当時の、同級生よりも劣っているが故に悔しかったり悲しかった科目は、ある特定の認知機能の成長が平均よりも遅れていたが故に生じていたのだろう。
うちの子供は現在2歳半で今のところは知的・発達障害等の前兆は見られていないが、今後の学習や人間関係の中で、本書で得た考え方は自尊心や他者理解、自己理解を育てる上で参考になると思う。
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最後の終わり方がとても印象的だった。
この言葉で終わるのかとも思ったのだが、支援し続けることを諦めるな、という筆者の強いメッセージだからこそ、あそこで終わったのかなと思った。
教員でもない、子供もいない自分の立場で何ができるか考えていきたいと思った。
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最近興味のある「境界知能」
仕事で境界知能のお子さんと関わり、認知機能が十分備わっていないことで、相当生きづらかったのだろうなと感じた。
「ケーキの切れない」でも、軽度知的障害や境界知能の子どもについて触れていたが、本作はより詳しく、非行に至っていないが生きづらい境界知能の子どもたちにスポットをあて、その支援者がどのような支援をしていけるかまで書いた良作。
コグトレ、実際は本人のモチベーションがなかったり、そもそも認知機能を高める必要があるという理解がなかったりで難しいのかもしれないが、「ケーキの切れない」よりコグトレが詳しく知れたし、必要性がわかった。現状ではベターな方法を提示しているのではないだろうか。
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支援級ではないないけれど普通級ではしんどい子たちに焦点を当てた本。当てはまる子は実は沢山いるはず。おとなしいと困り感に気づかれないまま大人になってしまうことも。そういう子どもたちが無理なく苦手を少し減らしていける方法が読みやすく書いてあります。
手の内を見せてくださる著者の本気が伝わります。
だけど大事なのはまず我々が困っている子にちゃんと気づくこと。肝に銘じなければ…。頑張る。
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知的障害とか境界知能とか、人をカテゴライズしてしまうのはよくない、と思いながらも、実際にそういう人がいる。
IQが低くても社会生活に問題がなければ知的障害と括られることはないし、境界知能も然り。
しかし、境界知能の場合は、よりわかりくく社会に溶け込んでしまっている。
言ったはずの事がさっぱり伝わっていなかったり、というのが、実は境界知能で…ということもありうるんだけど、とはいえ、本書は子どもを支援する人のための本だ。そして驚くことに、知的障害の認定基準は自治体によって違うんだとか。
そうなるとますます、いわゆる境界知能への理解が遠のいてしまうかもしれない。
子どもと直接関わることのない僕のような立場でも、こういう本に触れて理解はしつつ、偏見の目は持たないようにしたい、が、そんな綺麗事ばっかりじゃ済まないかもな…なんて思ってしまったり。
内容は平易かつ確認や支援の方法が書かれているので、当事者にとっての入り口にはとても良いのでは。