クローズド・サークル
2023/08/26 21:41
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
兄の十三回忌、久し振りに家族全員が揃った夜。水害により孤立した家には家族と正体不明の客人2名。その夜の兄と同じ状況で父が死亡。殺人か自殺か謎解きが行われる。これまでの作品がパズルのようだったが、本作はオーソドクスなクローズド・サークルもの。時系列を見出しているのと、主語の曖昧さで混乱はあるものの、当日の真相は容易に想像がつく。だが過去に生じた出来事は何とも哀しい。そして真相を知ったがために起きる悲劇の連鎖。こっちは読み応えがあった。そして風景を一気に変える結末も良い。流石だと感じた。
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投稿者:amami - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎解きも面白いが、久しぶりの帰省で感じる家族との距離感や会話時の言葉選びや雰囲気が上手いと感じた。
事件の全容をそれぞれの行動から丁寧に紐解き、分かりやすい謎解きと思いきや最後まで読むと過去と現在の事件がリンクして驚かされる。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
単純におもしろくない。
謎解きはいいんだけど、前提がごちゃごちゃしてて分かりづらいし、
そういう設定だったの?ってのが最後に出てきたり。
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最後の最後にドンッと真相が出てきました。
初めて読んだときは、頭の上に?が浮かんでいましたが、何度か読み直すとある程度理解はできました。私的には、もう少し細切れにして真相を持ってきて欲しかったかな。
話の内容的には、トリックも筋が通っていて納得したので、ミステリーとしてはおすすめします。しかし、真相の部分では少し曖昧なところがあるので、ハッキリとした真相が出てこないと モヤモヤするよという方におすすめかと言われると、うーんってなってしまうような本です。
それにしても、
「誤った前提は誤った結論を導く」まさにこの言葉通りのミステリーですね、この本…
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13年前に亡くなった息子の要と同じ状況で亡くなっている父親の征一。自殺か他殺か。
つかみは面白いけれど、今ひとつ登場人物の言動に納得がいかない。
なぜ妹がやたらと姉に突っかかるのか理由がよくわからない。単に相性の問題ということか。
姉の方も、姉である自分を馬鹿にしながら呑気に生きている妹に思い知らせてやりたかったと言う動機はあるが、血が繋がっていないとはいえ、父親が亡くなっている状況で、兄が死んだ時と同じように偽装したり、それをたまたま家に招き入れた人物に協力(というより脅して)させたり、無理矢理感があるような。
最後の方では、妹と大出の会話かと思いきや、姉と小檜山でしたというどんでん返しもあるが、2人は崖から落下してしまったと言うこと?
読み手をびっくりさせるためにストーリーをつなぎ合わせているように感じてしまい、他の方はどう思われたか感想を聞きたいところ。
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単純そうでちょっとややこしいミステリー。
ネタバレ全開で書くと…
・12年前の事件は、妹がお兄ちゃんに頑張って欲しくて、毒薬をオレンジジュースに入れて不慮に殺した。
・ただ、そもそも毒薬を兄が持っていたのは、少量の毒薬であれば記憶障害を引き起こせる。妹に性的嫌がらせをしていた。
・今回の事件は事故。父親が窓の外を見ていると雷で兄の分身とも言える樫の木が雷に打たれて折れたことによるショック死。
・だが、コーヒーや遺書を準備して模倣したのは姉で模倣に匿っていた泥棒を利用した。
・泥棒は10代後半女子二人で、探偵役の二人は寧ろ泥棒を追いかける方の2人だったみたい?
あんまり心理描写に納得がいかなかった。姉は気弱なのか強いのかよくわからん。
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単純に見えて複雑
文書は最初からなんだか誰目線なのか、誰の気持ちなのか分かりにくいところが多々あった
ラストにかけてなるほど、と納得してそこには驚いたが、肝心な動機や妹や相棒を真似て話す2人とよく分からない部分も多くて、書き手によるミスリードさもあるがまゆと大出のターンはもう少しスッキリした終わり方の方がよかったかなと思った(ラストの描写で死んでしまったのは察するけれど)
ただ、この分かりにくさからもう一度読んで状況を整理したいと思うしうまいなーと
このごちゃごちゃさは賛否両論ありそうな感じ
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仕掛けられた「騙り」の罠!と帯にあったけれど、正直ちょっと読みにくいなという感想の方が先に来てしまう構成だったかと。もちろんそれも含めて読者を混乱させる狙いだったのかもしれませんが。
どんでん返しというほどのインパクトはなかったです。途中で予想がついた部分もありつつ、最後まで読んでもすっきりしない部分もあり…なんとなくモヤっとした気持ちが残る一冊でした。
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起承転結の転の部分では「おぉ〜!」とたまげたのだけれど。やっぱりそういうひねりがあったか!と感動までしたけれど。
結 の部分にはちょっと解説欲しいなあ。
朝永サンの本にはいつも悩んでしまいます。
今回も私の理解不能な斜め上へ向かったひねりがあったようで、えへへ。
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特に最初の方なんですが、だれが喋ってるのか分からずちょっとイライラしました。
トリックに関係してるんだろうなと思いましたが、読みづらい。。
最後に色々解明していってスッキリでした。
あの2人が死んでしまうのはちょっとショックでした。
お姉さんもいい性格してんなと思いましたが、何で家族の前であんなにおどおどする必要があったのかよくわかりませんでした。
また、妹の同級生の旦那さんが何者でどこで手に入れた宝石なのか気になりました。
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古典ミステリーのタイトルした今作【毒入りコーヒー事件】でしたが、『多重解決』要素がある作品で様々な角度から推理を楽しめます。
シンプルながら考察しがいがありましたが、難解な点が少し残念でしたが充分楽しめます!!
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図書館で新刊だったので借りた。
うーん難解。わかりづらい。事件としては面白い。
探偵役がはっきり言わなくてよくわからなくて、ここのネタバレ読んでやっと納得したけれど、わかりづらってなった。
叙述だけれどそれがすごく効果的かといわれるとよくわからん。ひねってひねってひねりまくって難解。しっかり読めってことだね。
物語の感想としては、誰も意図的に殺人をしていなくてよかった。殺人事件とはタイトルにないし。けれどお姉ちゃん結構むちゃくちゃしてるなあって感じ。それは悪意だと思うんですけど。
足跡の無い雪の山荘だっけ??それ気になる笑
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わけがわからない。
叙述による錯誤は、練りに練られた描写と表現力がないと無理だと思う。
ただのセリフの羅列では、もはや誰が喋ってんのかわからなくなってるだけで、ミスリードされたわけじゃない。
肝心の事件も何がなんだか…。
終盤の会話も錯誤させて、
懐中時計と妹の名前で役者をやってるってことで、
騙されたでしょー?って雰囲気だけど、
単にごっちゃごちゃでよくわからなかった。
私が叙述に求める「騙されたぁ!やられたぁ!面白かったぁ!」はなかった。
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章立てが面白くて、なんか意味あるのかな、と思いきやそうでもなかった。
アイデアは良いのに、なんかこう、惜しい感じ。
毒入りチョコレート事件的な…を期待してた。
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読了後、理解が追いつかず後半だけ読み直しました。中々しっくりこずで…
好みが分かれる本ですね。
また時間をおいて再読しようと思います。