途中で止まれない
2023/09/21 21:30
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎解きイベントで起きた本当の殺人事件と、血塗れで警察署に現れた記憶喪失の男。二つの事件が少しずつ交差し、重なりかけてはズレていく。今まで見ていた世界が根底から覆され、何も信じられなくなる、二度読み必至の衝撃の長編ミステリ。
残りページ数を意識しないで読む事が出来れば、何度か勝手に「終わった」と思い込んでしまう、どんでん返しの連続。至る所にしっかりと伏線は張られていたのに、思い込みで自ら迷宮を突き進む結果に。
心地好い緊張感と高揚感を最初から最後まで味わえるオススメの作品。
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湖畔の洋館とある事件を追う警察の両方を
交互にかなりテンポよく描いているので
序盤からハマって読み進められます。
まさにどんでん返しの連続、真実によりひとつに
繋がりました。
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初めて読むタイプのミステリーでした
「まさかそうなっていたとは…」と感じさせられる本でしたね
読みながら物語の流れを予想して読むのですが、今回は見事に全て外れましたよ
(せめて一部だけでも当たっていて欲しかったな)
あまりこのようなトリックのミステリーは無いのではないでしょうか?
ミステリ好きなら私は読んでみることを
オススメします
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先が気になるあまり、ページを捲る手が止まらなかった!
拙い頭で推理してはみたものの、ドツボに嵌っただけのようで、明かされる真相にただただ興奮した。
振り返ると『脱出ゲーム』らしく、ヒントはしっかり散りばめられていたように思う。
もう一度読み返して、悔しがりたい。
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書店で美しい装丁に惹かれて手にした一冊。
これはネタバレしそうで迂闊なことは書けない。あー、こことあそこがあれだからこれでしょ!なんて分かった気になったけどそれは取るに足らないことだった。まぁ、そりゃそうよね・笑
久しぶりに読みながら「え」って声が漏れ出たなー。
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初神永作品!
いやー、凄かった!!!
半分くらいまでは(ん?どういう事だ?)と思いながら読んでたけど、後半からの怒涛の展開に脳が痺れました
何度も心の中で叫び最後の最後までたっぷり堪能させていただきました
こんな作品を生み出す神永先生凄すぎる!
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二つのストーリーが繋がっていくのは予想内ですが、想像を遥かに超える世界観でした。
まさに迷宮!最後にタイトルの意味がわかりました。
凄く考え込まれた素晴らしい作品でした。
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途中で解離性同一障害のインナースペースかな…とは思ったけど、真犯人と真相は予想外。
どの人格が犯した罪かを問うのは新発想!言われてみれば確かに納得。
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脱出型のミステリーかと思いきや多重人格とカウセリングする刑事の解決を期待したが、刑事にも妹を殺されている暗い過去があったり、玲子とナミの関係が最後にどんでん返しでひっくり返されたのは本当に驚きました。完全に騙されました
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あ、わかった!っと思ったのにどんでん返しされました笑
ページをめくる手が止まらない
おもしろかった!ぜひネタバレ前に読んでください
カバー裏は読了してからをおすすめします
神永先生の作品他のも読みたいな
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二つの場面が交互に、少しづつ書かれていく。
繋がりは"ラザロ"
全部あいつだ。あいつが仕組んだことだ......
最後の最後まで目が離せない。
今あなたが考えている推理は、絶対に違うのです。
私はなんと凡庸な思考しか持ち合わせていないのだと思いました。
いろんなパターンの結末を考えたけど、この結末を想像できるのは神永さんしかいないと思う。
期待して損しない。久々に面白いミステリーが読めた!
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謎解きイベントに参加するために湖畔のペンションに訪れた月島と永門。そこで参加者である新城、アッシュ、夏野、愛華、亜人夢、玲、篤に出会う。しかし、3件の連続殺人事件の謎を解かなければペンションから出られないという状況になってしまう…
警察署に突然現れた記憶喪失の血まみれの男。その男の対応をした紗和と本庁からの久賀がコンビを組んで催眠療法を用いながら記憶を辿っていく。それと同時に、紗和の同期である白井のもとにナミという女性が一緒に住んでいたミオという女性が行方不明になってしまったという事件が舞い込む…
途中から月島と一緒にいる永門は月島のイマジナリーフレンド的なものだと思った。月島としか話していないし、月島がピンチな時も助けに来ないし。でも永門=久賀は思いつかなかった。そもそもペンションでの出来事は全て催眠療法による事件の再演であり、敦也(月島)が性同一性障害で別人格を多数持っており久賀が事件の記憶を持っている別人格を引っ張り出すために行っていたものだった。ペンションにいた6人は敦也(月島)の別人格という設定は面白かった。最後のほうは事件の内容が二転三転してこんがらがってしまった…
ミオがナミと入れ替わっているのは驚いた。ミオは父親が殺人犯という過去を捨てて生きていきたかった。結果的にミオ(玲)は死んだと思っていたのに、ナミという女性にすり変わり復活を遂げた。幼少期の経験はその後の将来に良くも悪くも大きく影響するのだなと思った。
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面白かったです。
ペンションでの謎解きイベントと警察という2つの場面が同時進行しながら話が進みます。ペンションの方が登場人物が多くて名前が覚えにくいのと場面の切替えが頻繁に起こるので最初は少し読みにくい感じでしたが、途中からはドキドキハラハラしながら読み進めました。この2つの場面がどう繋がるんだろうというところで騙されたのと、ラストでの2回騙されました。が爽快です。
途中で警察側での場面で「解離性同一障害であれば犯行を行なった人格を特定してその人格に罰を与えるべき」と言う話が出てきたのが印象的でした。
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話の繋がり方と展開の仕方が衝撃的で、とんでもない発想力のもとに生まれた作品であるように感じました。
本作は主人公である小説家が大学時代の友人とともに、脱出ゲームに参加することから始まります。その脱出ゲームでは、3件の殺人事件が発生すること、殺人犯が集められた6人の中に存在し、その犯人を当てるまで、屋敷から出られないというルール。
そしてとうとう、「第1の事件」が発生してしまうのですが、なんとそこの事件現場にはリアルな死体が置かれていて…
そして主人公たちは、館から脱出するため、連続殺人犯を特定しようと捜査を開始するというストーリー。
ミステリーを読むようになって、ミステリーっていうのは本当に無駄の少ないジャンルの小説だと思うんですよね…
会話1つとっても、日常を描く以外に物語の進行に関係のない会話やストーリーを妨げるような無駄な会話をしてはいけないような暗黙のルールが存在してる世界だと思うんですよ。
そういううがった偏見のもとで読んでしまってるので、途中でなんとなく察しがついちゃったってことがありまして…
この内容はあんまり好きじゃないけどまさか、この部分が繋がらないよなって思ってたら案の定なこともあって…
作品としては面白いとは思うのですが、個人的には好みでなかった感じがありました。まぁ展開の察しがついても、その設定を受け入れる大人の心を持ってれば評価も少しは変わったのかな…
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神永作品を初めて読みましたが、本格ミステリー要素や2つのパートが交互に進むなど個人的に好きなポイントばかりでした!
確かにどんでん返しありますが、洋画の【○○○○○森】を思い出しました!