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投稿者:MIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家買いです。
が、読み始めは「ミステリじゃないじゃん、失敗した」でした。
しかし。
読み進めていくと「ん?どうやら違うぞ」と。
最終章はぶわっと鳥肌ものでした。
侮れない。しっかりミステリでした。
楽しかった。
いろいろなことがあった一日、いや半日でした
2024/07/20 05:56
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投稿者:ポッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編5話の話ですが、学校の中でしかも同じ時刻にこんなに動きがあるんだなあ!生徒会長のスーパーマン的な創造力というより問題解決力のすごさに感動するとともに、最終話の主役、生徒指導先生の若き日の恋に絡んでくるとは予想外でした。これが完全犯罪!
いろいろなことがあった一日、いや半日でした
2024/06/04 06:38
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投稿者:ポッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編5話の話ですが、学校の中でしかも同じ時刻にこんなに動きがあるんだなあ!生徒会長のスーパーマン的な創造力というより問題解決力のすごさに感動するとともに、最終話の主役、生徒指導先生の若き日の恋に絡んでくるとは予想外でした。これが完全犯罪!
一人のスーパーマンというかホームズ
2023/10/31 15:14
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
その役割をする男の子がいて成立してる話。
この子がいなかったら、ただいくつかのエピソードが並んでるだけだったね。
ラーメンの話と双子のオチが面白かったかな。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生のなんともいえない……というか、読んでいて、こんなことに一生懸命になるか……みたいに思ってましたけど。途中から、引き込まれました。やっぱり、ミステリーでしたね、ラストは納得
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嫌いだな
しょうもない話を大げさに
変にキラキラさせようとするなよ
と思っていたが
最終話とあとがきで
見る目が180°変わった
すさまじい!
すべてはこの最終話のためにあった
と言っても過言ではない!!
参ったよ
こんなことできるの!?
伏線回収の鬼
いや〜ほんと参りました
小説ってこんなこともできるんですね
スゴいです
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学生のノリと言ったらいいのか、くだらない事に真剣になれた時間があったなって思い出しながら楽しく読めました。
いい意味でゆるい学園ミステリのまま終わるのかと思いきや、最後の第五話で一気に展開が変わり面白くなります。
ゆるいと思っていた話が凄いスピードで起こっていたのだと思うと、感動すら覚える程でした。
違う本格ミステリも出版されているようなので、そちらも読みたいです。
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ある1日の昼休みの話だが5つの謎を1人で解いていく生徒会長いろんな顔を持ち、どの謎も瞬時に解決していく。謎解きが面白く少し難しかったですが読み応えありでした。
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超絶技巧の伏線回収。全てを飲み込む。
そして阿津川辰海は阿津川辰海だった!!!!
今期最高かも知れない傑作。
阿津川辰海のイメージがガラリとかわる。
こんなに愛らしくユーモアに溢れた青春ミステリーはとても貴重であり、青春ミステリーの金字塔だと思っている「氷菓シリーズ」とも違ったアプローチだ。個人的に作者の作品で本格ミステリーを期待しているシリーズが幾つかあるのだが、今作も待ちきれない作品の一つとなるだろう。
RUN!ラーメンRUN!
高校生が主人公の青春ミステリーで一番残念に思うのは登場人物達が高校生らしからぬ場合だ。大学生の設定にすれば面白いのになぁ、と思う作品も沢山あったし、そもそも筆者は高校生をなんだと思っているのか?という作品もあったが。今作は紛れもなく「高校生」が主役の青春ミステリーだ(笑)阿津川辰海の新作だからと構えて読み始めた自分自身がバカバカしくなる程、爽快で面白い作品だ。そこまでしてラーメンが食べたいのかという愛らしさ(笑)完全犯罪への情熱(笑)そしてラーメンに毒されているバカバカしさ等完璧に面白い。また、生徒会長の推理力は見事だし、学生リーダーとして理想的だ。学生時代のスリル、サスペンス的な要素も詰まっており(笑)1編目で既に大好きな作品になった。
いつになったら入稿完了?
二編目では登場人物も変わっており、今度は文芸部員の物語だ。一編目程のユーモアや驚きは無いが一つのトリックを文字通り一つで終わらせない事が作者のこだわりの様に感じた。今回はありきたりな学校内での不思議、ミステリの様に感じた。序盤の描写は流石に面白く、死屍累々の合宿だと恐怖感があったが(笑)終盤まで丁寧に進んだ為、少し堅苦しい印象になった。一編目が余りにも面白い為、少し物足りない思いだったが、推理力を兼ね揃えた学生がここにもいる事がわかり、凄い高校だなと感心している。
賭博師は恋に舞う
女子生徒から見れば男子生徒のしている事はバカバカしく思うだろう。しかし、作中でもクラスの男子全員が消しゴムポーカーに熱中し。さらにはあらぬ方向に進んでいった。ポーカーの詳細まで練り上げ、実際のゲーム自体にも面白みを加えているが、柴という目立たなそうな生徒が今編の主人公を担い鋭く様々な推察を披露するのは面白いし熱中してしまう。クラスの男子全員参戦の時点でいいクラスだろうしほとんどが恋焦がれる女子生徒がいるのも、告白の権利を賭けて皆んなが熱狂する様もとても面白い。第二編で謎のグループが304教室にたむろっていた理由も回収している。
占いの館へおいで
女子高生(一編の双子の妹)が聞いた不思議な言葉。女子高生三人が集まりその謎の言葉について考察を開始する。言葉じりから推論を広げて目的まで進めていく手法は面白いが真相の事柄まで辿り着けるかは疑問だ。ましてや彼氏のナオ君は5分程度で考察を終えている。コロナ禍の題材であり、高校生達の部活動にも色々と大変な事が起きているんだなぁと実感したが、合わせて三人の推理が鋭くて驚く。最後、茉莉が彼氏の事を打ち明けてしまう部分はようやく高校生のやり取りをみた様な感じがした(笑)
過去からの挑戦
まさかの森山先生の話になる訳なのだが。
読み進めるうちに衝撃が訪れる。全ての伏線が繋がり。この学校に潜む天才が炙り出される。決して大袈裟ではなく、とある人物に集約される途方もないミステリー作品だった。阿津川辰海の作品は面白い物が多いが、今作は更に凄まじいできだ。伏線回収とはこういう事であり、隠れていた叙述トリックも爆発的なインパクトをおこす。そして僕は余韻で朦朧としている。
是非是非、読んで欲しい傑作。
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高校名から裏染天馬シリーズを連想しつつ…読みやすかった〜。"run!ラーメンrun!"が好きかな。
"四分間では短すぎる"、"十円玉が少なすぎる"、そんな短編が大好きなのでオッ!と期待したけどそこはそんなに刺さらなかった。
後書きでサブタイやっぱり都会トムだよね!?となれてよかった。
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とっっっても好みのミステリだった。
今年暫定1位かも。
ベタだけど「ミステリの宝石箱やぁ〜!」と叫びたくなるくらい、いろいろなミステリの詰め合わせ。
構成としては、ひとつの高校を舞台に、各話がそれぞれ繋がりながら、鮮やかに展開し収束していく。
そもそも、個人的に高校生×ミステリは大好物なのだ。米澤穂信や似鳥鶏など、高校生(そして学校)とミステリの親和性は高い。決してキラキラした高校生活を送っていなくても(まさしく私もだが)、その若さや時間の煌めきを、ミステリがよりうつくしく彩り、私はいつも、読後ある種の快い苦しさを感じる。
本書の途中、どんなにボンヤリ読んでいても、ひとつの仕掛けがあらわになる。何となくうっすら「そうじゃないかな〜」と気づきかけていた私だが、改めて目の前に突きつけられると鳥肌が立つほどしびれた。
そして全部を読み終わったとき、あまりの鮮やかさに目眩がするようだった。
蛇足だが、私は第3話の「賭博師は恋に舞う」がいちばん好みだった。
ミステリで感動したい人は、ネタバレを知る前にぜひ読んで!!!!
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九十九ヶ丘高校のある日の昼休み、2年の男子ふたりが体育館裏のフェンスに空いた穴から密かに学校を脱け出した。タイムリミットは65分、奴らのミッションは達成なるか(第1話「RUN! ラーメン RUN!」)。文化祭で販売する部誌の校了に追いつめられた文芸部員たち。肝心の表紙イラストレーターが行方不明になり、昼休みの校内を大捜索するが――(第2話「いつになったら入稿完了?」)。
他人から見れば馬鹿らしいことに青春を捧げる高校生たちの群像劇と、超絶技巧のトリックが見事に融合。稀代の若き俊英が“学校の昼休み”という小宇宙を圧倒的な熱量で描いた、愛すべき傑作学園ミステリ!
とにかく、青春そのものだった。学校の昼休みに抜け出してラーメンを食べに行くバカな男子高校生や文芸部のイラスト担当が消えた謎や男子の消しゴムポーカーなどなど。本当に、大人になってみれば「バカだなぁ」と思うことをこの時は真剣に考えて、いかに大人にバレないで自分たちが楽しむかを考えていたんだなぁと思った。
学校を抜け出してラーメンを食べに行った男子高校生の話は、本当にドキドキしながら読んだし、ラーメン食べてる件では「これは飯テロ小説では?」と本気で思った。しかし、その犯行も生徒会長様には見破られ、言われてみれば伏線はたくさんあったなぁと思ったりもした。
イラスト担当失踪事件は、自棄になって探し出して、昼休みの校内を走り回る女の子の話。いやぁ、ことの真相はすごかったけど、何よりすごいのは、文芸部の部長様だったな。
ポーカーはやったことがないので、よくルールがわからなかったけど、図もあってなんとなくで読み進めていった。そして、この回が「本当、男子でいくつになってもバカよねぇ」と思ってしまった回だった。教師に見つかってもいいようにと、参加する男子全員がそれぞれ4つずつトランプの絵を描いた消しゴムを持ち、ペットボトルのフタでチップを代用する。考えることはすごいんだけど、これに夢中になってしまうのが「男子」てかんじでいい。そして、起こる憧れのマドンナへの告白を賭けたポーカー大会。イカサマも起こり、裏切りもあり、なんだかカイジの世界に来てしまったかのようだが、ここでも元締めのマサさんすごかった。
そんな告白権を賭けた戦いが行われているは知らないマドンナの茉莉ちゃんとお友達は、謎の言葉を残した誰かのその言葉の意味を考えるゲームをし、まさかの真相に辿り着く。茉莉ちゃんが密かに付き合っているナオくんもすごかった。茉莉ちゃんがLINEして数分後には、ことの真相に辿り着き、その参考としてURLまで送ってくる始末。すごい。
各章にほんのり出てきた生徒指導の森山先生。彼も昔は、この学校の生徒で今は教師として通っている。ここで先生は、自分が高校生のときに起こった同級生の失踪事件について向き合うことになる。昼休みに用事があってやってきた生徒会長様は、すぐさまこの真相を見破る。しかし、これは先生が今日解かないといけない事件と言って教えてくれない。うー教えてくれよ、その答え!となった。しかし、なんやかんや��先生も謎の答えが分かって、失踪したと言われている元同級生と再会。もうこのままくっついてしまえ!と思った。
この章で、生徒会長=文芸部の部長=消しゴムポーカー元締めマサさん=マドンナの彼氏のナオくんという図式が判明。まぁ、なんとなくそんな気はしましたが、って思ったがマジでこの生徒会長様はなんだ。どういう頭の回転をしているんだ。そして、別の作品の葛城くんと戦わせたい。どっちが先に真相に辿り着くのか。生徒会長かなぁ、葛城くんかなぁ。生徒会長様が勝ったら、また葛城くんはメンタルやられちゃうかな。
2024.3.31 読了
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あー、楽しかった! 登場人物たちが、昼休みに必死で、それぞれの状況と悪戦苦闘している姿が眩しくて、悪いけど笑える! 読んでいて、若さとは、お馬鹿なことと知りつつ好きなことを損得勘定抜きに全力でやっちゃうことなのだなぁ、としみじみしました。
しかも、第5話で明かされる謎と、「彼」の正体(?)が素敵! 「九十九ヶ丘高校シリーズ」になるといいな!
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日常の謎を扱った作品で今年No.1かもしれない。それぐらい面白かった。特に消しゴムポーカーの話がお気に入り。出てくる名探偵も「あれ?スペック工藤新一グラスじゃね?」というくらい天才で魅力的だった。
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学校をこっそり抜け出して〜〜〜。
授業のボイコットや悪質な校則違反までは
しないけれど、今だけとか今日だけは特別!
という免罪符を自分自身で言い訳にして、
ルールからほんのすこし逸脱しちゃう姿が
どこか身に覚えがあるような、ないような。
どこかにあり得そうで、悪戯心が垣間見える
瑞々しい(?)ライトなミステリでした。