0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
相も変わらず晴明と博雅との間に流れる極上の空気感が素晴らしい。
「どちらがより相手をお思っているか」の競争を見せつけられて直視できなくなりそうになった(笑)
「媚珠」「殺生石」道満法師無双状態。
欲が有りすぎて虚ろとはいかにも道満法師らしい。
あの狐の話を晴明が聞いたらどんな顔をするのだろうか。
露子姫のエピソード 父と娘の関係性が微笑ましい。
姫の存在はこのシリーズの清涼剤。
投稿元:
レビューを見る
【「晴明よ、おまえ、おれのことが好きであろう」】闘病による執筆休止を経て掲載されSNSでも話題となった「梅道人」「殺生石」を含む8編を収録。大人気「陰陽師」シリーズ最新刊!
投稿元:
レビューを見る
久々のシリーズ新刊。
晴明の屋敷での庭を見ながら酒を酌み交わす晴明と博雅。
その二人の描写を読むだけで、陰陽師の世界に引き込まれる。
二人の様子は読んでいて心地よい。
巻を増すごとに二人の信頼関係もどんどん強くなっている気がする。
投稿元:
レビューを見る
8編+あとがき。この8編が多様なお話で、とても充実、得したような気分になった。
このシリーズを読むと、いつも真っ先に思うのは、このように酒を呑んでみたい、酒を楽しみたいということである。この夕べをページの奥とは言え、主人公らと共有できるのが実に嬉しく、しかしながら同時にページの隔てがあることが寂しい。
「媚珠」は不思議と芥川龍之介を感じた。文体はもちろん、異にする。芥川の雲母の欠片がプレパラートでも思わせるようなヒリヒリとするような輝きとは違うが、どこか共通するリズム感があるように感じた。そして、杜子春だろうか、羅生門だろうか、怪しい雰囲気は一つに思えた。全く個人の感想だから、違うと言われればその通りなのだが、そう思えてしまったのだ。
読み進むと、三国一のヴィランと対峙する陰陽師の姿があり、三国一のスーパーヒーローと共闘する陰陽師がいた。
いつになく、三国に渡る知識を教えてもらえる。陰陽師たちの知と教養の深さだろうか。
虫愛ずるヒロインが実に愛しい。そして平安貴族とは怪異に襲われ難儀するのだなあと、対比しながらため息をつく。
ほろほろと酒を呑む二人に、「ゆこう」と言われ「ゆこう」と答える二人に、なんと幸せなやさしさに包んでもらったことだろう。
終わりのないシリーズである。また、この幸せを早く味わいたい。
投稿元:
レビューを見る
作者が闘病していたとは知りませんでした
復帰されて良かったです
今回は短編で味のある物語8話です
寝る前にワクワク楽しみながら読みました
梅道人では博雅の本音を聞き、珍しく狼狽える晴明が萌えましたwww
蘆屋道満も活躍する2話も良かった!
強いですね
晴明の所で酒でも飲むか・・
ライバルでありリスペクトしている関係が
読んでいて嬉しい!
あとがきもありましたね
夢枕獏様、陰陽師を描く事、貴方が1番です!
まだ余韻に浸っております♪
投稿元:
レビューを見る
良かった!の一言。
闘病されていたとの事で、もう新作は発行されないかもと、思っていたので発売日に嬉しくて購入からの読破。
どんなに人気がある作品でも、合わない人には合わないからゴリ押しをするつもりはないけれど、それでも良かった!と伝えたい一作でした。
投稿元:
レビューを見る
『陰陽師』シリーズ第18巻。
大好きなシリーズ。
露子姫、登場。嬉しい。
黒丸が強く格好良く育っていて嬉しかった。
格好いいと言えば、道満も善き。ダークヒーロー。玉藻前が出て来て面白い展開になってきた。
晴明と博雅のゆるゆるマッタリ感も健在で良かった。
晴明のことが好きすぎて泣き出しちゃう博雅くんとか、二人を見守ってきた長年のファンをどうしたいんだ!夢枕先生!ありがとう!大変善きでした!
珍しく焦っちゃう晴明とか、ヤバい。好き。ボキャブラリー足りない。
夢枕先生御年72歳。まだまだお元気そうでナニヨリです。
お身体に気をつけて、これからも陰陽師シリーズ続けて欲しいです。楽しみにしてます。
なんか、ファンレターみたいな感想になっちゃった。
投稿元:
レビューを見る
本屋でふと見かけて手に取った一冊。
映画を先に知っていたので原作だとあとから気づいてびっくり!
途中からなのにとても面白く読めました。
既刊も読もうと思います。
投稿元:
レビューを見る
学生時代から読み続けているけど、
私はどんどん変わるのに、
いつまでも変わらない二人に
安心するやら、笑っちゃうやら。
短編のほうが、やっぱりおもしろい。
投稿元:
レビューを見る
ハズレのないシリーズ。陰陽師である安倍晴明の妖の世界が楽しめる。道満も存在感を発揮。清明と博雅のやりとり、関係性も微笑ましい。
投稿元:
レビューを見る
2023年第一刷、文藝春秋の単行本。8編。『按察使大納言不思議のこと』仮死状態もの、と言ってしまっていいのだろうか。『殺生石』初期の悪人道満でも、最近作のいい人道満でもない、ニヒルな道満かな。道満は晴明がなれないキャラをすべてあてはめているような気がする。
収録作:『兼家奇々搔痒』、『金木犀の夜』、『ちび不動』、『媚珠』、『梅道人』、『殺生石』、『哪咤太子』、『按察使大納言不思議のこと』、あとがき:「あとがき」、初出掲載:『兼家』オール讀物2018年10月号、『金木犀』オール讀物2018年11月号、『ちび』オール讀物2019年11月号、『媚珠』オール讀物2020年1月号、『梅』オール讀物2022年3・4月合併号、『殺生石』2022年8月号、『哪咤太子』2022年9・10月合併号、『按察使』2023年1月号、、
投稿元:
レビューを見る
軽くっても良いよね~小さな不動像を奪った烏は弘法大師が建てた東寺の軒下で天狗になったのだった~5年前に雑誌に発表したものから昨年まで、終わりがないから気が楽そう。芦屋道満は大変な式神を手に入れたね。九尾の狐だって
投稿元:
レビューを見る
陰陽師は…何年ぶりでしょうか。今回はこれまでより一編一編が更に短かったような気がするんですが、でも味わい深さは変わらず…さすがです。『西遊記』にも登場するという、なた太子(漢字出ない)のヴィジュアルが見てみたい!露子姫は覚えてたけど、黒丸て…誰だったっけ?あと…獏ちゃんが御年72歳ということに、ギョッとしました。
投稿元:
レビューを見る
この手のお話はゆるりと読むのに適している。
昔見た日本昔ばなしの大人版のようで
毎度楽しませてもらっている。
以前から読んでいるので今自分が
どこまで読んだのかさっぱりわからなくなってしまったので、図書館で新刊として出されていたこれを借りてみた。
短編が8話。とても読みやすかった。
投稿元:
レビューを見る
よく言えば、内容が読みやすくなっている。悪く言えば、ラノベっぽくなっている。ま、好みの問題かと。
博雅が晴明に直球投げたり、道満がビッグタイトル調伏したり、黒丸の戦闘シーンあったり、わりかし問題作。笑。