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紙の本
碩学の心意気
2023/12/04 08:12
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投稿者:木曽の仙人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
怠け者の小生いたずらに馬齢を重ね、年が変われば後期高齢者と呼ばれることになりました、恥ずかしいです。で、この年に至るまで何をしてきたのかというと、身の程もわきまえず高校で日本の古典を講じて糊口をしのいで参りました、おお恥ずかし。
その間この本の著者村井康彦先生のお書きになられたものは随分参考にさせて頂きました。『平安貴族の世界』などは本当にお世話になったものです。その先生が新刊を出されたというのでまた吃驚、お生まれは1930年ですよ。
本の内容については控えて、先生の姿勢について一言申します。まずこのお年になられても学問に対する真摯な姿勢がいささかも揺らいでいない、ということ。新刊の話題は大和の政権がいくつも作った宮都(明日香とか紫香楽とか近江とか平城とか)についてですが、通説に安易に寄りかからない、そのために史料を徹底的に読み込む、現場に行ってみる、という態度を貫いておられます。後書きに書いてありますが、書中のほとんどの写真は今回の本のためにご自分で撮影されたとのこと。二上山に登れなかったのが残念だとも書いておられます。驚くべき若さと積極性ですね。今年は2023年、先生93歳!誠に吾が身を顧みてさらに恥ずかしい限りであります。
人生百年時代といわれるようになりましたが、ぼうーっと生きてんじゃあねえよ!と毒づくチコちゃんのお怒りに触れぬよう小生も努力しなければとつくづく思った次第です。先生は後書きの中で馬齢を重ねてきた(私は午年生まれ)とさりげないユーモアまで織り込んでおられて、碩学の余裕には本当になかいません。小生は先生に遅れること19年の丑年うまれ、高村光太郎にならって牛歩で参りたいと存じます。
紙の本
古代史
2023/12/03 13:37
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代日本の都について、興味深く読むことができました。奈良、京都だけでなく、対象が幅広く、おもしろかったです。
紙の本
遷都の条件とは
2023/11/02 13:07
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
飛鳥川原宮、朝倉橘広庭宮、近江大津宮、飛鳥浄御原宮、藤原宮、平城京、恭仁京、紫香楽宮、平城京、長岡京、平安京、今でも当時を偲ぶことができる古都もありますが、教科書でしか名前を知ることができない都もあります、いろいろと新しいことを教えてくれる本でした
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