紙の本
昭和感が満載です
2021/12/25 15:20
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて向田さんの作品を読みました。
昭和のイメージが強く、今では完全に差別でダメだろうな、という内容が多いです。
女性が下に見られています。
不幸な暗い話が多く、申し訳ないですが、私には合いませんでした。
紙の本
良くも悪くも昭和
2021/11/12 13:27
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投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
直木賞受賞作、という帯にひかれて買ったのだが、ごめんなさい、私には合わなかった。
市井に生きる人の心理描写には優れているのだが、暗いというか、希望がないというか……。
ほぼ全編にわたって、男女の不適切な関係(浮気、不倫、愛人関係、etc)が暗示もしくは明示されているのも、まあ、昭和というのはそういう時代だったんだなあ、と。
あんまり後味のよい短編集ではなかった。
が、「ダウト」はよかった。
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03/11/11
短編集。
ちょっと難しくてあほな私には理解しにくい話が結構あった。
もうちょっと国語力がついたらもう1回読み返してみたい。
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向田さんの書く文章は、痛くない。でも、描かれている内容は、しがらみや、嫌味や、疑心暗鬼や、不信。とげとげしい現実なのだ。とげとげしい現実に刺されて鮮血が溢れる様子を描くんじゃなくて、向田さんが描くのは、もう血も出ないほどの老練した肌がとげに刺されて化膿し、腐っていく様子なんだと思う。だから主人公たちは皆、言い知れぬ黒さを身の内に抱えることになる。これが、歳を重ねるということなのだろうか。悲しい歳のとり方だ、と思ってしまう自分はまだ子供なのでしょうか。
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暗い。みちのく一人旅中に読んだのでさらに暗く感じた。あんまり人間のずるさとか陰の部分とか見たくない時に読むと「はー(溜め息)」が出る。でも、「人間」ってものがすごく上手に表されていると思う。
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エッセイとは違い、小説ではなんて鋭く刺し込むような作品を書いていたのだろう、とまずびっくりした。
トランプという題名にあるように、13の短編集。「かわうそ」「犬小屋」「花の名前」で直木賞も受賞している。どの物語も、人に知られたくないようなずるさ、弱さ、やりきれなさが、キリキリと胸に残り、うつむいて直視したくないような気さえする。結局この後どうなったんだろう、と結末が余韻を持ちゾクッとするものもある。恐ささえ感じて、面白い作品とかすばらしい作品とは今は思えない。でもとても引き込まれるし、驚いたり切なくなったり、気分が悪くなるくらいのズルサを感じる、否定的要素が多いけれど、心に残る作品だった。
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レビューはブログにて。
http://tempo.seesaa.net/article/4887758.html
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人間の汚い部分だとか、
卑怯な部分だとか、
手で目を覆いたくなるような面を
どうしてこうもさっぱりとした味付けで
料理できるのだろう?
「かわうそ」あれはあたしの様な気がした
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『指先から煙草が落ちたのは、月曜の夕方だった。』
この書き出しの一行で、瞳孔カッ開いた。短編とは斯くや。
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向田邦子さん、初めて読んだけど、面白かった!「爆笑問題の太田光が推薦!」と本屋で書いてあったので読んでみました。私が生まれた頃でた本なのに、今でも古さを感じさせないのがすごいね。特に「だらだら坂」と「男眉」が好き。
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男よりも賢くて強い女の姿と好きな女に太刀打ちできない男の弱さが描かれている短編集。とても読みやかった。おすすめは「かわうそ」と「花の名前」。
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初めて読んだ向田作品です。『耳』の中で、「イボに赤い糸を結ぶと腐って落ちる」と女の子はそう言っている。私は、脇の所に小さいイボがある…やってみよう
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爆笑問題のススメで太田さんが大絶賛していた「かわうそ」を紹介する。さっそく買って読んでみたところ、本当に一寸の隙もないくらいのおもしろさ!!!ある日旦那が倒れてしまう。本当はそんな状況を悲しむことのほうが多いのではないかと思うのだが、違う。妻は以前よりも増してどんどん華やいでいくのだ。そんな状況の中楽しんでしまう、調子に乗ってしまうような、人間中に持っている怖さ、残酷さなどの人間描写が短い文章の中でしとやかに表現されている。最後までドキドキがやまないこの短編、おもしろい!!!
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へぇ〜。こんな本読むの?って言われそうですが、
今年の「新潮文庫の100冊」に入っていたので、
平積みになっていたコーナーから衝動買いしたうちの1冊。
どんな本かと言うと、昭和55年に小説新潮に連載されて
いた小編をまとめたもの。「トランプ」だけあって13編収録されている。
いろんな幸せと不幸せを織り交ぜながらも、結局平凡に暮らしていく男女。
そんな誰もが、ふとしたきっかけで記憶をよみがえらせる思い出がある。
青春の甘い思い出。苦い思い出。
人生の一面を、うまいこと切り抜いて、一つの話に仕上げている。
昭和の家庭に溢れていた、ふとした光景を描いていて、
昭和50年生まれの俺でも、なんだか懐かしい感慨を抱いてしまいました。
やはり、家庭を描かせたら向田邦子ってことでしょうか。
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本は読んだ順に登録しているのですが、
宮本 輝「葡萄と郷愁」以降ちゃんと反映されたりされなかったりで、順番がごちゃごちゃになっています。。。