人にとって漫画とは何なのか!
2025/02/22 21:59
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投稿者:ごん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マンガが人間にとって、いかなる意味を持つのか、好きで飛び込んだ漫画の世界に苦しめられたり、距離を置いたり、翻弄されたり、と漫画家の悲哀を否応なく感じさせる一冊。松本大洋の渾身の作品です。
自分の心に問いかけてみろ
2023/11/29 13:43
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投稿者:みずたまり - この投稿者のレビュー一覧を見る
力を入れてつくった雑誌がコケて、大きな出版社を辞めた編集者が、本当に読みたいマンガ雑誌をつくるため、過去に付き合いがあった著者に、執筆依頼をするお話の、最終巻。
編集者の熱意にも心打たれたし、それに応えるため、自分のマンガを見つめ直す作家の苦悩にも、心を打たれた。書店への営業では、門前払いをくらう。けれど、いい仕事をする、その信頼が、大きな結果に結びつく。
読みながら何度もジーンとした。
いいマンガだった。
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
塩澤の雑誌を切った上司の、応援したくなるような嬉しさ上手くいくもんかっていう悔しいような気持ち。
描きたいけど描けない作家の苦悩も読みごたえがある。
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投稿者:AIZOU - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょこちょこ少しずつ読んだ
一気に読んだ方がよかったな
漫画が書けず、いい漫画がかな?
悩み続ける姿に
俺にはないものだなあ
と思い衝撃を受けた
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そのまま切り取って額縁に入れて飾っておきたいような、そんな印象的な絵が多くて流石だなと思った。
言葉は決して多くはないが、"絵"から沢山のことを感じ取れた。これぞ松本大洋の漫画だ。
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人生に “オワコン” や “マジ詰む” なんて言葉は不相応であって鼻で笑えばいい。自身に愚直な選択をする人びとの応援歌は、万人に賞賛されなくても少数の愛好者が心の支えとなって未来へと歩んでいく。成功か失敗か、という結果よりも、人と出会う経過に心の豊かさを感じ取る機微が各登場人物から滲み出てくる。”わかりやすさ” よりも “わからない” ことへの情景こそ、この作品の主題であろう。言葉にできなくてもいいじゃないか、そこに漫画の本質は宿る。
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塩澤の雑誌が無事出版できてよかった。漫画家、とくにベテラン、高齢の漫画家の守形が描かれているのか珍しい。みんなもがいているんだな。
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【あらすじ】
松本大洋の到達点、ここに完結! もう一度、雑誌を創りたいと編集者は奔走する。もう一度、漫画を創りたいと漫画家は苦悶する。そして、我々は見つける。人生の喜びは、どこにあったのかという、生きる道しるべを。
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最近、自分の人生における「仕事」の在り方について考えることがよくあります。自分は決して優秀ではないため、今後頑張っても出世は見込めないだろうと早くも限界を感じてしまっており、それならばいっそのこと仕事に関しては手を抜いて、その分他のことに時間や精神を費やしても良いのではないかと思ってしまいます。でも、一方で心の片隅にはまだ周りの同僚から認められることを諦めきれず、「今の職場で爪痕を残してやりたい」と思っている自分もいるわけで…なかなか割り切ることもできていません。
この作品の主人公は、寡黙ながら、周りからどう思われようと自分の信じたことを貫き通すタイプのサラリーマン。すごく憧れます。周りから認められるかではなく、自分自身が認められるかで行動できる人間になれば、人生はもっと満足感のあるものになるのかな。
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苦しい場面もあったけど、なんとなく全ての人が報われる内容になっていてこころが温かくなりました。
松本先生ありがとう。
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大好きな松本大洋が、このメッセージで漫画を描いてくれたことがうれしい。
創作することにすごい嫉妬した。編集って仕事にもこれだけ情熱注げること、そんな感じで何かにエネルギー注ぎたいよなあ。
生活の描写がやっぱりすごい。置いてるものとか、使いこまれた感じとか。
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漫画と戦う人、降りる人、逃げる人、見出す人、救われる人。結局は全部愛。ロック。
漫画の外にある世界のすべてが鮮明で、すごく綺麗だったんだ
カエル氏と雪国で食べるラーメン
長作先生は必ず魂を震えさせてくれる
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松本大洋の不器用だけど暖かく包まれる感じが本当に大好き。今回も涙を流しそうになった。主人公は不器用だけど勇気があって自分がやりたいことをしっかりやる人物。でも自分の弱さが分かっていてすごく強くてかっこいい人物だった。それを見て眩しがる周りの登場人物の気持ちも分かる。全ての人物が愛しかった。松本大洋の主人公を見てるといつもこんな人になりたいって思う。