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講習を本にしたもの。話し口調でまとめられているし、違った立場の3人を出すことにより伝えたい内容がよりわかりやすくまとまっていた。
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自分が所属する会社でも、管理者の評価ツールとして、インバスケットがある。受講した先輩から、おおよその中身は聞いていたので問題集と勘違いしてしまいました。管理者の評価ですから、求められる能力解説ではリーダーシップ論と被るような内容でした。ただ、試験前の予習程度は意味がなく、心構えが通常業務に落とし込まれなければなりません。結局は普段から実践するしかない、と学びました。
以下は学びのエッセンスを、自分なりにまとめました。
【12の能力】
1.優先順位をつける力
2.問題を発見する力
3.問題を分析する力
4.意思決定する力
5.生産性を上げる力
6.トラブルに対応する力
7.時間内にアウトプット出す力
8.課題を解決する力
9.見えないものを見通す力
10.組織を活用する力
11.戦略的に考える力
12.困難な課題を克服する力
2.問題発見
◦求められる問題発見力
①見える問題 半人前
②見えない問題 ⇩
③作る問題 一人前
3.問題分析
◦判断材料となる情報を集める前に必要な仮説を立てるというプロセス。
◦情報から原因を特定するのも重要な能力である。
4.意思決定
◦リスクある決断、判断こそがリーダーの仕事。これを避けるならリーダーを名乗るべからず。
◦意思決定には会社方針、理念、ビジョン、価値観といった判断の拠り所である軸が必要。
5.生産性向上
◦自らのチームの生産性を向上させるのは、リーダーの重要な責務。そのために、まず自分の生産性を高めなくてはならない
◦優先するのは自分の仕事の効率化。
◦効果的と効率的
効率的‥‥最大限の成果をだすために、どれだけ資源が必要かという考え方。
効率的‥‥現状の成果に対して投入した資源を出来る限り少なくする考え方。
@グーチョキパー理論
経営の戦略立案などで用いられる理論。
グー=絞り込む
チョキ=不要なものを切り捨て
パー=広げる
6.トラブル対応
問題発生時にリーダーが取るべき行動
①緊急的行動
②応急的行動
③原因究明行動
④再発防止行動
7.アウトプット
◦リーダーとして結果を出す為
①組織を作り、役割分担する
②目標を明確にする
③計画を練る
④全員の力を活用する
⑤アウトプットの確認をする
◦時間をかければコストは確実に上がるが、成果はかわらない
8.課題の解決
◦課題と問題の違い
問題は『対象』であり、課題は『その対象を分析した上であるべき姿に近づけるための意思の入ったもの』を呼ぶ。
10.組織活用
◦リーダーが組織運用の上で大切なこと。
▶メンバーの教育、育成
▶組織の維持
▶チームの資源、メンバーの能力を最大限活用して、
組織の目標を達成すること。
‥‥マネージャーとプレイヤーの違いがある。
◦自分の代理を作り、後釜を育てる必要がある。
11.戦略的思考
◦戦略とは、目的を達成する為にどんな目標���立てるかを考えること。
戦術とはその目標を達成するための手段。
◦戦略立案は現状把握から。
◦リーダーが戦略的思考家であるには、論理的な思考と先を見る洞察力を兼ね備えていることが前提である。
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●内容
・インバスケットの第1人者によるセミナー本。
・今までの「何を学べばいいか」という観点でなく、インバスケット的な考え方から「どのように持っている能力を発揮するか」という観点を示す。
・知識でなく、知識の使い方を示しているので長期的に使える家宝級の一冊。
●コメント
○問題の深堀。現状のやり方で無理に「がんばって」なんとかするより、まずは仕組みに目を向けて、真の要因を解決しようという発想。
(引用)
“誤った判断に至るプロセス。多くの場合、外部要因でなく自分の判断の方法。さらに真の要因は、「どのような判断方法が正しいか知らない自分」にある”
“「見える問題」は表面。「見えない問題」が本質。本質的な問題は「偏った食生活ではなく、偏った食生活をする自分である」。偏った食生活を一時的に直しても、またすぐに元に戻るかもしれない。より本質的な問題は、「偏った食生活をする自分」ではなく、「どのような食生活をするべきなのかを知らないこと」”
○リソース配分。「あれもこれも」では時間が足りないことは自明なので、いかに判断するか。また、 取捨選択の判断力を身に付けた理想のリーダー像について。
(引用)
“バタバタしているのに仕事の成果が出ない。それは仕事の進め方に大きな問題がある。バタバタしているのに成果がでないリーダーは、力の入れどころが間違っており、本来の仕事ができていないから成果が上がっていないのです。「すべてしなけれなならない」という発想から、「どれをするべきなのか」と判断する発想への切り替え”
“課題は中長期的な時間をかけて戦略的に処理をしなければならない。数時間で解決するのは課題ではなく表面的な問題が収まっただけ。任期中にどれだけの問題を解決するかではなく、どれだけ大きな課題を解決するかがリーダーとしての大きな勲章”
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ワークは頭の中で行いましたが、次のページを繰るとたいがいバーチャル受講者様が同じような事を話していた事に苦笑。
根本的な問題を潰さなきゃ仕事は増えるばかりなのはわかっているけれど、どうしたら。
先日のTEDの動画ではないけれど、追従するフォロワーになるまえに、踊るバカにならなきゃいけないんだろうなぁ。きっと。
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今の仕事に置き換えて考えることができた。大切なのは実行だ。
・成果の出る人:全体を確認して優先順位を決め、高い成果を出す仕事を計画的に進める
・情報の深堀で真実が見える
・効果的な行動と効率的な行動
・問題点とは現象であり、課題点はその現象を分析した上であるべき姿に近づけるための意思の入ったもの
・案件処理:内容理解力・意思決定力・文章表現力
・課題とはいろんな発生型の問題のルーツとなっている
・戦略とは、目的を達成するためにどのような目標を立てるべきかを考えること。戦略を立てる意味は、競争相手より常に優位な立場を保つこと
・リーダーは戦略思考を持つべし
・資源の選択と集中
・リーダーはあきらめないこと
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島原氏のインバスケットの本。図書館で借りた。
前作のケーキ屋新任店長ストーリーが面白かったので借りる。今回は擬似セミナー方式。他の参加者が頓珍漢な回答をするストーリー形式。ちょっとわざとらしくて読みづらい。
以下メモ。●何を学ぶかではなく、今ある能力をどのように発揮するか。●見える問題、見えない問題、そしてワザワザ作り出す問題。●どうでもよい情報共有は情報洪水。※なんでも共有という方向性には違和感を感じる。もちろん今まで何も知らされてない人などレベル感はあるが。普通の会社なら一般論。
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本書はインバスケットの実践方法というよりも、リーダーのあるべき姿について講義形式で学べる本。実際に現場の課題はそれぞれの立場で異なるので、本書にあるリーダーの思考パターンを意識しながら業務行っていきたい。
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講習会に参加する受講者に対し、講義形式で仕事の進め方を展開。日頃の業務への向き合い方を学ぶには良いが、問題への対応という意味では、得るものは少ない。
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リーダー次第で会社の方向が決まる。
その責任の重圧は相当のものである。
ゆえに、失敗しないためにも【いいわけ】をして、責任を逃れようとするリーダーが増えている
私の理想のリーダー像はどういったものか?
自問しそれに近づけられるように、今何をすべきか考えなければならない。
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1.優先順位をつける力
・すぐに処理できる仕事をまずこなすことは、仕事のテンポをつけるためには良いが、重要な仕事の時間を確保すること。
・重要度=影響度、緊急度=時間軸。
・重要度が低く、緊急度が高い仕事は費やす労力を抑える。
2.問題を発見する力
・見える問題(表面上の問題)
見えない問題(真の問題)
作る問題…目標達成しても満足せず、与えられた時間でより良い結果にしたり、新しい目標を設定する。
・指示を受ける際に最低限確認すること
期限、目的、実行手段
3.問題を分析する力
・情報の取捨選択において、誰かの主観が入っていない定量的な情報を使うこと。
・情報収集は根拠を持った仮説を立てて行うと質や収集の早さが変わる。
・原因究明は、なぜなぜとMECE。
4.意思決定する力
・リーダーは責任のある意思決定をする立場。責任を恐れると意思を伝えることは難しくなる。
十分な調査、影響が少ないところから開始し、意思決定のリスクを下げる。
・意思決定には会社方針、理念、ビジョン、価値観などの判断軸が必要。
・意思決定には保留、延期、一任もある。実質的にNOとしたい場合、「条件付き承認」が有効。
5.生産性を上げる力
・効果的と効率的
効果的…最大限の成果を出すために、どれだけ資源が必要かという考え方。
効率的…成果に対する資源の投資を出来るだけ少なくする考え方。
・グーチョキパー理論
グー=絞り込む(効率化を図る)
パー=広げる(効率化で浮いた資源をどこに効果的に投資するか考える)
チョキ=不要なものを切り捨てる(投資の効果を測定し、効率化を図る)
6.トラブルに対応する力
・問題発生時にリーダーが取るべき行動
①緊急的行動…異常事態が発生した時に取る
②応急的行動…被害の拡大を防ぐために取る
③原因究明行動…事態が起こった原因を探る
④再発防止行動…仕組みや対策を考える
7.時間内にアウトプット出す力
・リーダーとして結果を出すため
①組織を作り、役割分担する
②目標を明確にする
③計画を練る
④全員の力を活用する
⑤アウトプットの確認をする
・時間をかけた方が案件処理の精度がいいわけではない。
8.課題を解決する力
・問題は「現象」。課題は「現象を分析した上であるべき姿に近づけるための意思の入ったもの」。
課題設定は「何を真の目的とするか」が重要。表面的な現象の解決では不十分。
9.見えないものを見通す力
・洞察力…周りに関係するものがないか?この先どうなるのか?など、物事を見る位置を変える。
・新聞など読む際、記事に対して自分は何をするべきかを考えながら読む。
10.組織を活用する力
・リーダーが組織運用する上で大切なこと
メンバーの教育、育成しながら
組織を維持しながら
チームの資源、メンバーの能力を最大限活用しながら
→組織の目標を達成すること。
・自���だけが頑張るのではなく、他力を有効に活用し、組織全体を見渡してどのような活用できる組織があるかを知る。
11.戦略的に考える力
・戦略とは、目的を達成する為にどんな目標を立てるかを考えること。戦略は現状把握から始まる。
現状把握した上で、論理的な目的設定と戦術を選択すること。
・戦術とはその目標を達成するための手段。
・リーダーが戦略的思考であるには、論理的な思考と先を見る洞察力を兼ね備えていることが前提。
12.困難な課題を克服する力
・リーダー自身が課題を乗り越える力を持つべき。
・目指すリーダー像を明確にする。チームの質もメンバーの成長角度も連動する。
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実際のインバスケット研修を書面化したような形式。
インバスケットを通じて、リーダーに求められる役割や、どのように考え、行動したら良いのかが分かる一冊。
インバスケット突破のテクニックを知りたい!という人には向かないかもしれないが、そもそもインバスケットで何を見ているのか、研修や試験をどのように活かせるのか。
リーダー・マネジメント層の視座を知りたい方にオススメ。
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インバスケットの何が良いかというと、「優先順位をつける力」をはじめとして12の力を重要視し整理されていて、ゲーム感覚で学べるところ。
本書はプレ管理職向けに、馴染みのインバスケットゲーム形式ではなく、この12の力に沿って鳥原先生による講義の形式で進んでいく。講義といっても一方的に説明をするのではなく、グループ討議が中心で、読者(自分)も参加している感覚になるように構成されている。
緊急度・重要度のマトリクスから「優先順位をつける力」など管理職としての個人の力をつけることを主眼とした内容から始まるが、終盤は組織目標達成のために課題設定をする、戦略・戦術を考える、いわゆる「マネジメント」に関するポイントに移っていくので、自分のレベル・課題感に合わせて読み進めることができる。
自分にとって改めて気付かされることもいくつかあり、新年1冊目の読書としては有意義だった。一つ挙げると、
・メンバーを教育、育成しながら
・組織を維持しながら
・チームの資源やメンバーの能力を最大限活用しながら
→ 組織の目標を達成する
部分で、組織目標達成に向けたリソースの最適配置など、業務で今まさに考えなければならないことが明確にできた。
これから管理職になろうとする人、管理職になって行き詰まっている人におすすめ。
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入口はかなり強気な発言で講義の期待が上がってしまったか、磯部さんが不甲斐なさすぎるか、少し内容が薄く期待はずれなに感じた。
80%の成果を生む20%の仕事を見分けるとか、緊急度と重要度を軸とする優先順位設定マトリックスの活用など、すごく真っ当で納得する内容であった。