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猫を処方してくれる不思議な病院で、ニケ先生と看護師の千歳さんと患者さんたちの京都弁のやり取りに毎回ほっこりとした気分になります。今回はニケ先生の秘密も明かされます。飼い主が猫を愛するように猫も飼い主を愛してくれているんだと信じたいなぁ。猫を飼っている者の願望ですが、そんな事を感じました。
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猫を処方する謎のクリニックのお話、待ってましたの続編です。お薬ならぬ「おねこ手帳」付きイラストの表紙!
今回も処方された猫ちゃんたちの個性と癒しが効いています。そして、前作でも匂わせられていた、ニケ先生と千歳さんの秘密が! 猫だけでなく、すべての命が幸せでありますようにと祈ります。
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シリーズ2作目。
連作短編集になっていて、前作をふくめて登場人物が繋がっているところがよかった。
ニケ先生の素性がわかってから表紙を見ると、なるほどと思う。
第一話の処方の時に渡される説明書の「猫、人ともにストレスのない排泄を心がけましょう。」に、妙に納得。
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登場する猫の描写が可愛い。でも可愛いだけでなく保護猫や保護施設や放棄の話も出てきて現状を思い知る。ニケの今後が気になる。
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前作の自分の感想を見たら
「是非 続編を期待します」って書いてあった。
なので 待望の第二弾。
ニケ先生と千歳さんに又会えました。
犬の様に自ら行動して人間の為に役に立つなんて事をしないけど 猫はただ そこにいるだけでセラピーになり癒しをくれますね。
今回は ファンタジー要素だけでなく 保護猫やその施設の現状も出て来るので 是非たくさんの人に読んでもらいたいと思いました。
「猫は餅」
「猫は楽しい夢をみながら逝けるだけの強さを持ってるんですよ」
第三弾 期待します
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2023年87冊目
石田祥さん/猫を処方いたします②
以前ご紹介した作品の続編です。
保護猫さんに興味のある方に、ぜひお薦めしたいです。特に後半は「中京こころのびょういん」の秘密が垣間見えて、まるで謎解きのようでした。
個人的には前作も読んで欲しい…。
#読了 #PHP文芸文庫
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第一話の患者の友人がその後に出てきたり、ニケ先生の過去も明らかになって大きく話が進んでいく。
なんて、なんてことだろう。そんなことだったなんて。
友弥のお仕事、心身ともに辛いよね。
彼の家にいる黒猫さん、元気になってーーー。
千歳さんは、あいかわらずで素敵♪
あのこころの病院はまだまだ継続するようで、新しい患者さんにどんどん猫を処方していくようなので、シリーズ続編も期待できそう。
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1巻を読んでからだいぶ積んでしまった。読み始めるとやはりほぼ一気読み。面白い。玲央奈ちゃんの様にいうてもいくらファンタジーいうても猫を処方って猫の都合は?!!と思うところもあったのだけど猫の都合含めての処方かなと。
第1話〜3話まではほのほのと心あたたまる処方例。第4話がニケ先生にかかわる物語で冒頭から涙が。
ラスト近くはティッシュかハンカチを側に置いておくことをおすすめします。
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「猫を処方いたします。」の第2弾!
初めてタイトルを見た人は
猫を処方するってどういうこと?
って疑問が浮かぶと思います。
でもタイトルそのまんまで
仕事とか勉強とか受験にストレスを感じて
「中京こころのびょういん」に訪れた人に
さらっと本物の猫を処方=渡されるて
猫と数日過ごすうちに
気がついたら癒やされてて次の一歩へ動きはじめる。
私は愛猫がいるので
猫の気まぐれ感やツンデレ感とか
猫と過ごすことで癒やされるのとか
分かるところばかりでほっこりする。
また「中京こころのびょういん」の場所は曖昧で
普段は誰も見つけることができないのに
本当に必須としている人がいると
その人の前だけに路地が現れる感じが
実に面白いと感じる。
さらに
「中京こころのびょういん」の
先生と看護師は本物の猫で
飼育放棄されて大切な仲間を失った過去がある。
その場所で「中京こころのびょういん」をしてて
訪れた人に猫を処方しながらある人を待っている。
その人は保護された後の里親さんで
言葉にして伝えたい想いがある。
再会したとき感動した。
見た目が猫と人で全く違うのに
訪れた里親さんは
何となく会ったことがあるように感じる。
まさに運命のような出会いだと思う。
猫を飼っている人も飼っていない人も
猫の存在に癒やされること間違いなしです。
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好きだー!!シリーズどちらも面白い!
猫の描写が細かく、猫と暮らしている人もそうでない人も楽しめる作品です。アニマルセラピーという言葉があるくらいですもんね、猫と同じくらいこの小説は心に効きました。
しかし、処方するだけでなく猫を貼るとは……斬新……。
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楽しみにしてた2冊目。こちらもとても良かった。ニケ先生…
続きがあるか分からないけどあると良いなと思ってます。
猫を飼ったことがある人は勿論、猫以外の動物を飼っている人、飼ったことがある人には刺さるところがあると思う。
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シリーズ第二弾。
薬ではなく本物の猫を“処方”する〈中京こころのびょういん〉を巡る連作四話が収録されております。
ふぉぉ・・今回の表紙も可愛いのう・・「お薬手帳」ならぬ「おねこ手帳」というのがまた猫好きの心をくすぐりますよね~。
前作を読んで設定の下地ができているので、ニケ先生&看護師の千歳さんと、患者さんとの微妙に嚙み合わない会話の理由が解っているおかげで、その辺スムーズに読み進めることができました。
今回も、悩める患者さん達に猫が“処方”されていく訳ですが、ニケ先生の言い方も“猫であっためときましょうか”、“(家猫と処方猫の)ダブルの効き目で患部にアタックですわ”等々・・まさに“舌好調”でございます。
何といっても登場する猫ちゃんたちの愛らしさたるや、堪らんわ~・・と、ニマニマしながら読んでいたわけですが、特に第三話に登場した、家猫ハジメと処方猫シャシャが抱き合って寝ている場面がお気に入りで、想像するだに口元が緩んでしまいますね~。
そして、第四話ではニケ先生がずっと待っている“予約患者”である、保護猫センターに勤める友弥と彼の飼い猫“ニケ”の話が何とも切なかったです。
さらに、保護猫の厳しい現状にも触れられていて、これには胸が痛みました。
そんな中で、保護猫センターの譲渡会を訪れた男の子が最初はショックを受けてしまったけど、後日再訪してくれたくだりは心が温まって良かったです。
このシリーズは、人と猫とが幸せに暮らすことについて、様々な気づきを与えてくれるのですよね。
さて、ニケ先生の“予約患者”が来院したとはいえ(ですよね?)、まだ“予約患者”はいるようで。
(チラッと登場した“鳥井青”ちゃんなる少女は次巻への伏線でしょうか)
そして“隣人”の磁気ネックレスの男・椎名彬さんがクリニックを訪れることができるのかも気になりますし、これは続きを期待するしかなさそうですね~。
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「猫を処方いたします。2」
本屋さんで続編を見つけて即買いした作品。
京都中京区にある中京こころの病院で
にけ先生と看護師の千歳さんは、今日も未だ訪れない、にけ先生の予約患者を待つ。
予約患者さんを待つ間に次々と来る予約無しの患者さんたち。今回もニケ先生ならではの独特の処方がたまらない!
ニケ先生、今回は頑張って患者さんに巨大ネコを貼ってたぁぁぁ。ハラレタイ!
「今いる猫も忘れずに、一緒に飲み続けてくださいね。ダブルの効き目で患部にアタックですわ。」ウラヤマシッ!
患者さんはお気楽な感じのニケ先生に驚きつつも、心の中にあるモヤモヤを話してしまう。話してしまうから猫を処方されてしまう。
ほっこりするお話だけど、命の大切さと向き合う事は一作目から変わらない。
今回はブリーダー、保護猫、保護猫施設、命を迎える覚悟、看取り、送り出す覚悟がしっかり書かれてある。
動物と人とが暮らす大切な事が散りばめられている。
猫ちゃん、わんちゃん、小鳥ちゃん、家族のように一緒に過ごしたペットを失い悲しい時間を過ごしている人に、優しく寄り添ってくれる本の処方箋です。
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『猫を処方いたします。』の第2巻。
悩める必要な人にしかたどり着けない京都のとある雑居ビルにあるこころのクリニック。
そこでは「山田く〜ん、座布団1枚持ってきてぇ〜」くらいの感じで猫が処方される。
今回は2巻らしく「ダブル」で「患部にアタック」処方。
果たして、猫は人間を救うことはできるのだろうか。
悩みは人それぞれだし、人によってはバカバカしい悩みなんてたくさんありそうだなと思いますが、そんな悩みはなかなか口に出せるもんじゃない。
悩みを打ち明けられる人も限られているし、もしかしたらそんな悩みを打ち明けられないくらい、人との関係は希薄な今、隣に住んでいる人の名前や顔すら知らないこともほとんど。
そういう中で、ストレスもたまるし、悩みも尽きない今、心療内科に通う人も多いよなぁと感じます。
本作品もいろんな悩みを抱えている人が出てきますが、生き物の世話をすることでいろんなことに気が付き、傷ついた自分、悩める自分をリカバリーするということは的はずれなことじゃないだろうなぁと思いました。
少なくとも薬漬けになるよりは健全だなぁと。
そして、出会いは常に偶然でタイミングありきのもの。
本作品も、ここぞという絶妙なタイミングで猫を処方されるというのも良いなと思っています。
物語なのでそらそうでしょ?と言われればそれまでですが、私達だってそう。友達、人生のパートナー、学校の先生など人との出会いから、ペットや本だって、出会えて良かったなと思えるものは絶妙なタイミングで偶然に出会っていることが多いなと思います。
結構硬苦しいことを書いたなと思いながら、
念のため猫であたためておきましょか?
と思える、そんな2巻だったなと思いました。
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シリーズ第二弾!
本作もたっぷり猫に癒されました。
あ~、ギュッてしたい、ナデナデしたい、でれーんと伸びた姿を愛でたい。
薬ではなく猫を処方する「中京こころのびょういん」の、二ケ先生と千歳さんが前作より一段とパワーアップしていて笑った。
『悩みに小さいも大きいもないと思いますけどね』
彼氏との関係に悩む女子大生や妻に先立たれた老人、保護猫センターで働く男など事情は様々。
処方された猫に驚き、家では翻弄され戸惑う患者たち。
みんなすっかり毎日が猫中心になり、いつの間にか心のモヤも晴れて軽くなっている。
本作は切なさも増してたし、ニケ先生の秘密に迫る内容でますます興味をひかれます。
保護猫活動や譲渡会の現状にも触れられていて、猫の愛らしさに緩んだ気持ちが引き締まりました。
早くも続編が待ち遠しいです。