前回よりもさらに強い処方薬、命の重さを感じる待望の第二弾
2024/03/09 16:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
前回は千歳さんの話でしたが、
今回はニケ先生の謎が書かれています。
また、気軽に猫を預かるなんて無責任という意見や、
保護猫センターの内情の話もあり
今日の猫ブームの中でも
命を預かるということ、可愛いだけでなく
色んな状況下で育って来たからこそ見せる
猫の表情がリアルに描かれていて
ニケ先生の言葉につい涙してしまったと思ったら
千歳さんからのキツいお言葉をもらって
これはニケ先生も、千歳さんと言うお薬を処方されてしまったな。と感じました。
千歳さん、ニケ先生と話がきて
これで終幕か?と思いきや
同じビルの胡散臭い業者の描写があったので
まだまだ、猫を処方してもらう人々は訪れるのでは?と
続編に期待しています。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
心に小さな悩みを抱いていたり、自覚しない問題を抱えている人が行きつける謎のクリニック。
ニケ先生の待ち人がやっと受診します。
運命を受け入れる覚悟の猫と、飼い猫の寿命を受け入れがたい飼い主の対比が自然の厳しさを際立たせます。
今回も千歳さんがカッコいいです。
シリーズ第二弾です
2023/12/01 11:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
四話構成です。
相変わらず、ニケ先生と千歳さんとの絶妙な掛け合いが楽しい。
相反して、保護猫の現実なども折り込み、とても読み応えがありました。
最初、ニケが寝っぱなしなのは、昼間の診察で疲れているから?などと単純に考えていたけど、かなり奥深い設定だったのですね。絶対、シリーズ化して欲しい。京都弁が過ぎるかなと思ってたけど、飄々としたニケ先生には、無くてはならないものです。大好きです。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も愛らしい表紙とタイトルそして小気味よい会話になごみますが、胸が痛くなる現実が盛り込まれていてページをめくる手が遅くなる。
「命」と「覚悟」の言葉を意識する読後です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
「大抵の悩みは猫で治る」と、はっきりとしない悩み事に生活のリズムを狂わされている人を、運と勘まかせに、猫を貸し出して処方とする医師ひとり、看護師ひとりの不思議な診療所。猫と一緒に暮らすということは、いろいろと世話をしなければならないけれど、耽溺してしまうと猫の世界を壊してしまうらしい。人間の抱える悩みを、猫とともに暮らすことで、和らげるかもしれない。猫なりの生活があり、それを大切にして過ごしている猫なのである。猫のアバターもどきの医師と看護師が、今後も物語を広げるかもしれない。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作のほうが良かったな。
医者と、愛護センターで働いてるお兄さんがそっくりっていうのは
どっかに行っちゃったのかな?
本人同士が会ってるんだけど、何も反応してないよね。
投稿元:
レビューを見る
猫を処方してくれる不思議な病院で、ニケ先生と看護師の千歳さんと患者さんたちの京都弁のやり取りに毎回ほっこりとした気分になります。今回はニケ先生の秘密も明かされます。飼い主が猫を愛するように猫も飼い主を愛してくれているんだと信じたいなぁ。猫を飼っている者の願望ですが、そんな事を感じました。
投稿元:
レビューを見る
猫を処方する謎のクリニックのお話、待ってましたの続編です。お薬ならぬ「おねこ手帳」付きイラストの表紙!
今回も処方された猫ちゃんたちの個性と癒しが効いています。そして、前作でも匂わせられていた、ニケ先生と千歳さんの秘密が! 猫だけでなく、すべての命が幸せでありますようにと祈ります。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ2作目。
連作短編集になっていて、前作をふくめて登場人物が繋がっているところがよかった。
ニケ先生の素性がわかってから表紙を見ると、なるほどと思う。
第一話の処方の時に渡される説明書の「猫、人ともにストレスのない排泄を心がけましょう。」に、妙に納得。
投稿元:
レビューを見る
登場する猫の描写が可愛い。でも可愛いだけでなく保護猫や保護施設や放棄の話も出てきて現状を思い知る。ニケの今後が気になる。
投稿元:
レビューを見る
前作の自分の感想を見たら
「是非 続編を期待します」って書いてあった。
なので 待望の第二弾。
ニケ先生と千歳さんに又会えました。
犬の様に自ら行動して人間の為に役に立つなんて事をしないけど 猫はただ そこにいるだけでセラピーになり癒しをくれますね。
今回は ファンタジー要素だけでなく 保護猫やその施設の現状も出て来るので 是非たくさんの人に読んでもらいたいと思いました。
「猫は餅」
「猫は楽しい夢をみながら逝けるだけの強さを持ってるんですよ」
第三弾 期待します
投稿元:
レビューを見る
2023年87冊目
石田祥さん/猫を処方いたします②
以前ご紹介した作品の続編です。
保護猫さんに興味のある方に、ぜひお薦めしたいです。特に後半は「中京こころのびょういん」の秘密が垣間見えて、まるで謎解きのようでした。
個人的には前作も読んで欲しい…。
#読了 #PHP文芸文庫
投稿元:
レビューを見る
第一話の患者の友人がその後に出てきたり、ニケ先生の過去も明らかになって大きく話が進んでいく。
なんて、なんてことだろう。そんなことだったなんて。
友弥のお仕事、心身ともに辛いよね。
彼の家にいる黒猫さん、元気になってーーー。
千歳さんは、あいかわらずで素敵♪
あのこころの病院はまだまだ継続するようで、新しい患者さんにどんどん猫を処方していくようなので、シリーズ続編も期待できそう。
投稿元:
レビューを見る
「猫を処方いたします。」の第2弾!
初めてタイトルを見た人は
猫を処方するってどういうこと?
って疑問が浮かぶと思います。
でもタイトルそのまんまで
仕事とか勉強とか受験にストレスを感じて
「中京こころのびょういん」に訪れた人に
さらっと本物の猫を処方=渡されるて
猫と数日過ごすうちに
気がついたら癒やされてて次の一歩へ動きはじめる。
私は愛猫がいるので
猫の気まぐれ感やツンデレ感とか
猫と過ごすことで癒やされるのとか
分かるところばかりでほっこりする。
また「中京こころのびょういん」の場所は曖昧で
普段は誰も見つけることができないのに
本当に必須としている人がいると
その人の前だけに路地が現れる感じが
実に面白いと感じる。
さらに
「中京こころのびょういん」の
先生と看護師は本物の猫で
飼育放棄されて大切な仲間を失った過去がある。
その場所で「中京こころのびょういん」をしてて
訪れた人に猫を処方しながらある人を待っている。
その人は保護された後の里親さんで
言葉にして伝えたい想いがある。
再会したとき感動した。
見た目が猫と人で全く違うのに
訪れた里親さんは
何となく会ったことがあるように感じる。
まさに運命のような出会いだと思う。
猫を飼っている人も飼っていない人も
猫の存在に癒やされること間違いなしです。
投稿元:
レビューを見る
好きだー!!シリーズどちらも面白い!
猫の描写が細かく、猫と暮らしている人もそうでない人も楽しめる作品です。アニマルセラピーという言葉があるくらいですもんね、猫と同じくらいこの小説は心に効きました。
しかし、処方するだけでなく猫を貼るとは……斬新……。