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投稿者:Yuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前から中野信子先生とデープ・スペクターさんのファンだったので、発売前より楽しみにしていました。テレビでのコメンターをご一緒にやられておりますが、本書での対談も本当に面白かったです。お二人の洞察力は流石としか言えません。途中にたまに出てくるデープさんのギャグも最高でした。
紙の本
デープスペクターさんの肩書きは、テレビプロデューサー
2024/01/31 21:17
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
主に「コンプライアンス」を巡るあれこれを、思いつくままに放談。「コンプライアンス」が使われ始めたのは2000年ごろ。そこからテレビはつまらなくなっていった。その後もSDGsやLGBTQやら制約ばかりで、テレビ離れも深刻化。一方、小泉政権により非正規雇用が激増し、日本社会を破壊し始めたのも2000年ごろ。日本の形が変わるのを嘆くデープと、変化を冷静に受け止めるべきとの見解の中野氏との放談は興味深いものがありました。それにしても、謎の外国人のデープスペクターさんの肩書きは、テレビプロデューサーだったんですね。
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ジャニーズ問題から同調圧力、コンプライアンス、デルビの衰退、少子化等々対談形式でテンポよく鋭くさばいていきます。日本人以上に日本を研究しているデーブ・スペクターの指摘が光るのですがテーマが多すぎて軽くなりすぎた感が残念。一方でさらっと最近の世相を読めるメリットはあります。スマホが少子化を進め、分断を助長し世界を悪くした一因と言うのは肯首できました。
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ところどころ深い考察もあるのですが、対談形式で話が飛び飛びになるので、分かりにくいです。
分かりにくいというか…ボーっと読んでるとデーブと中野さんの単なる与太話みたいな本なので、考察部分をよく分からないままスルーしてしまう可能性があるかなとʕ•ᴥ•ʔ
二人ともかなりの知識人なので、よく考えながら読むとタメになるかも…!
一つだけ勉強になった箇所を書き抜きます。
「多様性」「多様性」と言うのはいいけど、じゃあ誰がどういう視点から評価するのという評価軸まで揺らいでくるような感じもあります。で、結局、そういう混沌としたところで力を発揮するのってトランプ前大統領みたいな人なんですよね。
声が大きくてわかりやすい人が支持されるというのは、実験的にも明らかなんですよ。(63P〜64P)
なるほどね〜(´ω`)
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自分もどちらかと言うと今の日本の社会や政治に否定的な方だけど、ここまで否定しなくてもいいんじゃないのレベルで否定しててちょっと気持ち悪くなった。
特に中野氏のいちいち海外と比べて「海外のが優ってるよね」みたいな結論付けに持ってくパターンがやたら目立った。
ただの海外かぶれじゃらないのかなぁ、この人。
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対談しているお二人の知識量に加え観察力、洞察力の高さに圧倒されました。「流動性の低いコミュニティの関係性の内部で自然発生的に生まれるルールの恐ろしいほどの支配力」という表現が印象的でした。
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泣くのは、脳の倫理の領域が刺激されるからじゃないですかね。自分は尊い事に参画しているのだ!という感激が起こるので。 正義感の群集心理 もしかしたら、日本人がコンプライアンス好きなのは自分の知らないところで不当に得している誰かを、引き摺り下ろす口実を見つけたいからかもしれない。これこそ、「闇」ですよね。 病気の治療過程に於ける宗教のプラセボ効果 実際、免疫系の機能なんかに気分とか気持ちって意外に影響しているんですよ。言葉の選び方等が上手く、人の気持ちを盛り上げる能力のある宗教者と相性が合えば、本当に治っちゃう事が無い訳じゃ無い。 カルぺ・ディエム(ラテン語で今食えるものは今食えの意) 結論から言うと、日本を駄目にしたのは小泉さんとスティーブ・ジョブズか。 日本の恋愛感覚で一番好きなのは南こうせつの「神田川」 正義を振り翳す快感に溺れ切って自由になれないまま揺るぎない正しさへと向かう欲望を開陳してやまない姿にはどことなくエロみすら感じないでもありません。