投稿元:
レビューを見る
ラップの特徴の一つである「韻」を、言語学の観点から分析。
日本語ラップ(ヒップホップ)への愛が溢れる。
言語学的に奇跡の韻にテンションが上がる研究者とは仲良くなれるかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
◆出版社サイト: https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81688
◆Youtube: https://youtu.be/od7jaxUnY0I?si=mSDq6KVNQak3s5k-
◆Youtube「だいじろー Daijiro」(2023/11/10) 日本語ラップを研究した言語学者の本が面白いw 【対談】 https://youtu.be/erkZQbn4mOY?si=QLTlA3zbNHZLgzdg
投稿元:
レビューを見る
川原先生のファンなので予約して買いました。
熱量と発見が1:1で同居しているような本。
前半は日本語ラップの韻の考え方、相性の良い子音の話などの発見があり、後半に向かうにつれてラップの歴史やラップスター達へのインタビューを通して、川原先生の日本語ラップへの熱量の大きさを垣間見ることが出来ました。普段全然ラップを聞かないけど、ちょっとラップ挑戦してみようかな、と思うようになりました。
投稿元:
レビューを見る
第106回アワヒニビブリオバトル テーマ「音楽」で紹介された本です。ハイブリッド開催。チャンプ本。@水野ゼミの本屋
2023.12.5
投稿元:
レビューを見る
ラップを言語学、とくに音声学から分析した本……と言いたいところだが、言語学をラップから見た本とも言える。そのうえ、名だたるラッパーの想いや裏話も聞けるし、ラップの歴史もまとめられている。一石二鳥、いや一冊三帖な本。川原先生には学生時代に出会ってみたかった。
投稿元:
レビューを見る
Dさんの対談を読めただけでも価値あるかも。元々ヒップホップが好き。違う角度から日本語ラップを紐解くのは興味深い。
投稿元:
レビューを見る
ゆる言語学ラジオから。
言語学の観点から見たラップ、というのが3分の1くらい。ここは学術的な面白さ。
3分の1はラッパーとの対談でここは言語学者がインタビューをしているけど中身は結構シンプルにインタビュー。ラッパー好きにはたまらん話なのかも。
あとの3分の1は川原先生本人のヒストリーとかラップに対する思い入れ、という感じかな。
投稿元:
レビューを見る
ヒップホップ・ラップについて無知でしたが、おもしろかったです。出てきた曲をYouTubeで聴きながら読んだ。読んでいるうちにやりたくなって考えてみたけれど、全然言葉が出てこない。ラップを身近に感じられるようになるいい本でした。
あと、共著しあさんの曲も聴いてみて、ラップ色は薄いと思いますが「幸せですね」という曲にも出会えました。
投稿元:
レビューを見る
学生の頃に出会いたかったなぁ!
学問そのものへの興味だけでも学びは面白いけれど、他の興味と結びついた瞬間物凄い勢いで面白さが加速していくと思う。この本は正にそれだった!
投稿元:
レビューを見る
韻を踏むことが母音だけじゃないということに驚いた。私は第3世代からなので、それ以前を聞いてみたい。
今回この本の中では音楽性が出て来ず、私の好きなヒップホップポイントが挙がらなくて少し残念に思った。言語学にフォーカスしているからしょうがないが、歌い方やバックサウンドもヒップホップには非常に重要だと思う。
投稿元:
レビューを見る
日本語ラップのライムを、言語学・音声学から分析した音韻論がとても良い一冊。
語り口が平易で読みやすい。(一部、過去の小論をそのまま使った章もあるが、そこまでお堅い話ではない)
知り合いのラッパーにお勧めしておいた。
ルールを知ったうえで技量を磨いたライムが世にでてくる日が楽しみである。
投稿元:
レビューを見る
日本語ラップの世界を言語学的に分析する本かと思って読んだら、言語学者がラップ愛を語る本であった。いや、これはこれで面白いけれど(笑)。
投稿元:
レビューを見る
制約は想像の母である
ルールがあってこそ表現が広がるということが、言語芸術であることがよくわかった。
何を評価する、批判するにしても歴史を学ぶことが必要ということも知れた。(ピカソの歴史を知ってると知ってないとで、鑑賞の楽しさや感じるもののおおさかが違うということも)
自分にとって言語は特別な教養であり、心酔できるよりどころであるが、
その正体は芸術に近いものとしれて納得できた
歌、言語
人間にしか追求できないこの二つの奥にあるのが、
絵画だったりするのかなとも思いました。
投稿元:
レビューを見る
言語学者である川原 繁人(かわはら しげと)さんの日本語ラップについての本です。
音声学的に日本語ラップの韻について詳しく解説されています。
川原先生は、研究者になる前からラップが大好きだったそうで、研究者となってからは日本語ラップを大学教育に取り入れて数多くのラッパーを授業に招いているそうです。
ラップの最大の特徴は韻を踏むことですが、「脚韻」と呼ばれ古くから詩歌に使われていたことは、ご存知のとおりでしょう。
日本語ラップの韻は、母音と子音の韻だけでなく、音節構造を保持して韻を踏むということも行われているそうです。(詳しくは、「第2部 言語学的ラップの世界」の「第7章 講義4:日本語ラップは言語芸術である」をご参照ください。)
日本語ラップのリリックで用いられている韻の詳しい解説を読むと、気が付かなかったことがいろいろ分かりますし、ラッパーの言語感覚やリズム感の鋭さに感心します。
俵万智さんの著書『生きる言葉』の「3 気分のアガる表現」には、日本語ラップと短歌との繋がりや、川原先生のお話が出てきますので、併せて読まれることもオススメします。より楽し韻じゃないかと思います♡
【目次】
第1部 日本語ラップと言語学者
(言語学って何ですか?;朝礼:先生の長い思い出ばなし;エピソード0:言語学者、日本語ラップの韻を分析する(’06))
第2部 言語学的ラップの世界
(講義1:レジェンドラッパーたちを大学の授業に招く;講義2:ヒップホップの誕生とその歴史;講義3:制約は創造の母である;講義4:日本語ラップは言語芸術である)
第3部 日本語ラップの現在地―インタビュー聞き手:川原繁人・しあ
(TKda黒ぶち「ネガティブこそ武器になるラップの世界」;晋平太「子どもからお年寄りまで、誰もが楽しめる日本語ラップ」;Mummy‐D「歴史を紐解いて考えるMummy‐Dが見てきた日本語ラップの本質」)