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紙の本
愛すべきおじさんたち
2012/05/02 01:07
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BH惺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お、おじさんがいっぱい! 表紙に思わず一目ボレしてしまいました!
さらに……なんかスゴイよ……自分的に帯の惹句にイチコロ……。
「すべての若者に捧ぐ。 おじさんになる前に、おじさんを知るべきだ」
とか。いやー、自分は女子なので一生涯かけてもおじさんにはなれないんだけどね。ついついこの惹句につられて……。さらにカバーの帯の 本書の使い方 とかも……。
「おじさんの仕草や言葉には、長年社会を歩いてきた人生が詰まっています。それはくだらなかったり、おもしろかったり、為になったり…と千差万別。
その隠れた素晴らしさ、若者にはまだ備わっていない味わいを伝えるべく、取材し、観察して図鑑としてまとめました。今まで気にしていなかった「おじさん」を楽しむガイド。これからの人生を歩むヒントが見つかるかも知れません」
とか。「おじさん」。この本に登場する数多の「おじさん」たちを写真に収め、分類して、イラストにし愉快なコメントを添える──というその発想に脱帽です。分類された「おじさん」カテゴリーはざっと数えただけでも50~60種。
「普通のスーツのおじさん」「偉いおじさん」「たそがれるおじさん」「仙人おじさん」……とか。うそでしょ? って思うかもしれないけれど、ホントにカテゴリーどおりの「おじさん」たちばっかりなんです……いるいる~こんなおじさん!! って思わず叫びそうになるくらいあてはまりすぎててビックリした。
著者のなかむらるみサンが足掛け4年をかけて取材した「おじさん」達はもうもう圧巻です。その洞察力と地道な努力と好奇心&行動力は称賛に値すると思う。なんたって ~ドヤ街で炊き出し体験~ とかしちゃうし。とてもとても恐ろしげな世界かと思いきや、実はドヤ街で暮らす「おじさん」たちは超個性的で優しくて面白い。一度ボランティアで参加したらけっこうハマってしまう人もいるのだとか。著者サンもまぎれもなくその一人となったようで。
もうもう自分がどんなに書いてもこの本の面白さ素晴らしさは伝えられない~! 興味持った方はぜひ読んでほしい~。超絶面白すぎるから! 自分は電車内で読んでて笑い堪えるのが正直つらかったし。
著者サンの、「おじさん」に対する優しいまなざしとほっこりする愛情をじんわりと感じられる書籍。自分の勤務図書館も来館者は「おじさん」が多いのだけど、分類を参照するなら「うるさそうなおじさん」が圧倒的だなと。
「近づくと怒られそうとか、にらまれそうとか、文句を言われそうとか悪い結果が予想されるので近寄りたくないおじさん」
ってまさにドンピシャだもんね。←コラコラ!鋭くて的確! 大変楽しませていただきました。大満足。脱力系のおじさんイラストがツボです。
紙の本
愛おしい人々の図鑑
2023/11/25 11:48
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近は、こういうカテゴライズも問題視されるのかもしれないが、
差別や蔑視、カテゴリー化とは全く趣の異なる、ほっこりと楽しい本。ジャンルで言えば、自動向けの、すごい〇〇図鑑、とか、ヤバい〇〇図鑑に近いかもしれない。
市井のさまざまなおじさんが、本当に細やかにユーモアたっぷりに紹介されていて、「いるいる!」と声を上げそうになる。
おじさんを動物扱いするなと言われそうではあるが。