投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読書カウンセリングで勧められた一冊。もう、私のオーダーにどんぴしゃりでした。
もらうと必ずその場所に行きたくなる絵ハガキのお話から始まる連作短編は心がほんのり暖かくなるようなものから、うすら怖いものまでどれも好きだけど一番はやっぱり絵ハガキの話かなぁ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ほっこりした不思議な10個のお話が詰まっている。「絵はがき屋さん」がいちばん好き。すごく幸せな気持ちになれる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
子供向けファンタジーだけど、歴史、現実、生きる知恵、人間のいろいろが詰まっている物語。中学生のときに読んで、再読。あたたかくて大好きで手放さずにいました。折に触れて読み返したい本。大人にこそ大切。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
遠い昔、中学生のころに読んだものを再読。
以前、ラジオドラマでやっていた短編集だ。
思えばこの本が、池澤さんとわたしを引き合わせるきっかけになったものだと思う。
池澤さんは、ポリネシアとか東南アジアの風景が浮かぶような南国を舞台にした小説を多く書いているが、これもその類である。
しかし、他のものとちょっと違っていて、どことなく不思議な連作短編になっている。
人ならざるもの、それは神とか天の者とか精霊と呼ばれているが、そういう「形のない存在」がふわふわと常に小説世界の中を浮遊している。そんな感じを受ける。
人格神や、キャラクターのはっきりした妖精だのが意志を持ってしゃべったりするよりも、人間とはまったく違った原理を持っていて、その意志をはかることすら困難だ、という妖怪にちかい存在との交流のほうが好きかもしれない。
(例えば今市子『百鬼夜行抄』のような)
特に、「星が透けて見えるほど大きな身体」は、非人間的な冷たさすら漂わせている「天の者」の描かれ方がとてもわたしの「人ならざるもの」にたいする価値観にフィットしていた。カマイ婆の「お前たち、談判はできるか」という一言から始まるクライマックスも、緊張感が溢れており、異界のものとの交流は基本的に畏怖と不利のなかにあるのだという感覚を心の中に沸き立たせてくれる。
余談だが、2012年(今年ね)に青い鳥文庫に入っているみたいだ。
比較的古い作品だが、これが現代のこどもたちにも池澤さんの作品世界にふれるきっかけになってほしいなあと思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
断片的イメージ。世界認識:聴覚・視覚。海と山、去りゆく友。それを眺めるティオ。
ホセさんの尋ね人が一番好き。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学校の教科書に載りそうなお話。
愛・勇気・優しさ・友情が詰まったファンタジーです。こういうの久しぶりに読みました。
「絵はがき屋さん」の話がよかったです。
わたしもよく旅先から絵はがきを送ったりするので、ほんとにあったら素敵だなぁ、受け取ってみたいなぁ、と思いました。
ティオの島は神様や精霊との距離が近く、時には科学じゃ説明できない出来事が起こり、子供たちは自然の中でよく遊び、大人と子供がよく会話をする、とっても魅力溢れる場所です。うらやましいです。
かつては日本もこんなだったのかな。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
児童文学からわたしが得たものは計り知れない。幸福な夢をみるように、児童文学に夢中になった幼いころの自分を思い出しました。深い思想がお話に昇華されていることよりも、なによりも、これを書いたのはこども、未来の世界へのひたすらな愛情からなんだろうな、ってのがひしひしと伝わってきて感動してしまった。だれか、会ったこともない大人が、自分のことをとても愛している。それでこんなすてきな物語を書いてくれた。なんてしあわせな記憶になることだろう。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2013.5読了
台湾に行く前に読みました。
もらったひとは必ず行きたくなるという絵葉書を売っている絵はがきやさんの話が好きでした。
児童文学だったのか...とても読みやすかったです。
一つ一つの話が短編なのでそれも読みやすい!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
絵葉書をもらってみんなは行きたくなるけど、私はこの本を読んで行きたくなった。そして、来月ポンペイ島に行ってきます!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
再読。
現代文明から離れた南の島の出来事を綴ったエピソード連作。文明とは何か、自然の魅力とは何かなど、しみじみと胸に沁みてくる。便利であるということは、何かをなくすことであるかもしれない。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
マリサさんからのプレゼントです
ティオが出会う大人や子供たちのファンタジー
『幸運を一人占めすると同じ大きさの不運を連れてくる』
心に残りました
プレゼントされなければ出会えない本、マリサさんありがとうございました
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
児童書のようで、ファンタジーのような感じ。
南の島の話だから、そう感じるのかな。
不思議なお話でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
各話一つだけ不思議なことを入れておく。
藤子F不二雄の言うところの「少し不思議(SF)」の南の島ファンタジー版でしょうか。
不思議がギリギリのところで生き延びている世界。池澤さんが挟んでくる不思議要素や島の伝統は非合理的だが、きっと昔の日本にもあった類のこと。文化人類学にも非常に精通してるようです。
南の島を日本人が書けるのか?と思いますが、深い洞察とリアリティ。日本人が何故書けるのか。たまに他の国の世界を我がものとして見ることのできる人間がいますが、池澤夏樹さんはポリネシアのこの島にどこか繋がれるものがあるんでしょう。南の島だけでなく世界中の多くの場所に繋がっているのかもしれません。
世界樹の話と透明な神様の話がよいです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
どこかわからない南の島の、人と自然と不思議が語られる短編集。
全体に穏やかで、透明感があって冷静で、だけどハッピー。
「帰りたくなかった二人」と、「草色の空への水路」、あと絵はがき屋さんの話が好きです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2014/2/28 読み始め 3/4 読了
ポナペ島舞台のようだが、ボラボラ島を思い出さずにはいられない作品であった。作中のトムとトモコのように島を心底愛し、そこに住み着いてしまいそうな気持ちにさせてくれた。
文明が発達したことによって、失ったものは計り知れない。エミリオが言ったように、本当は必要のないものは沢山あるのだと思う。足るを知る知る。Less is more. そういう生き方ができないものであろうか。(実際できないから、この本にまた魅力を感じるのだが。)
また時間をおいて読もう。娘にも読んでもらいたい。
絵はがき、草色、帰りたくなかった、エミリオの出発が好き。