脳は使った方がいい、しかし使い過ぎない方がいい
2024/02/26 19:21
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投稿者:あお - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分にとっては先に読んだ『記憶脳』以上に本書の方がよほど重要だったようです。
これまでの自分は集中力が低下する要因しか持っておらず、本書に書いてあることすべてが思い当たり過ぎていちいち心が痛くなりました(笑)
集中力の低下原因として
その1、1日のリズム、疲れ
その2、脳疲労、ストレス
その3、ワーキングメモリの低下
が挙げられています。
働いていた頃の自分はと言うと、
・朝、起きられない。元気もやる気も全く出ない。常に頭がぼやぼやしている。
・ひとまず仕事はしつつ、ふと業務関連の調べ物をするために職場用スマホを取り出し、時間が経って気がつくと最初に何を調べようとしていたかを忘れている。
・その日やることを全部頭の中に入れようとして未完了タスクを取りこぼす→定時を過ぎる、あるいは翌日回し。
・帰る時間が遅く、自宅で過ごせる自由時間が少ない→ちょっとくらい楽しみが欲しいぞーとばかりに就寝前、真っ暗な寝室で眠気を感じるようになるまでスマホを見続ける→朝起きられない。
地獄の無限ループです。
幸か不幸かメンタル疾患による休職で一旦リセットされ、通院治療に加えて睡眠、運動、朝散歩にできるだけ気を遣うようにしてから数年、最近復職の兆しが見えてきました。今回、復職したらどういう姿勢で業務に臨めばメンタルヘルスを維持できるかということを考えながら本書を読みました。
そうして、自分が特に心がけたいと思ったのは、
・TO DOリストを作成する
・シングルタスクに一点集中し、各個撃破する
・とりあえず30点の出来で完成させてから直しを入れる
・デフォルトモード・ネットワークを大切にする
です。
その中でも最も重要な課題はやはりTO DOリストの作成だろう、と考えました。仕事柄「1日のタスクが多」く、かつ「パニクりやすい」、まさに自分のことです。
とは言え、まだ仕事をしていない身でTO DOリストを作るようなタスクもなさそう…と考え、ひとまず予定を書き込むという習慣をつけようと、先日スケジュール帳を十数年ぶりに買いました。書く内容は「買い出し」や「免許更新」など、大したことではないですが、それに付随して買うものや用意する物品のリストを書き込んでいきます。空いたスペースには3行ポジティブ日記のような、その日あったちょっとでもいいことを短く、3つ以上書くようにしました。
書き方は試行錯誤しつつ変遷していくと思いますが、書くだけでやはりそれ自体がエピソード記憶になるからか、忘れようにも忘れにくくなる実感があります。
「シングルタスク」と「まず30点」については仕事を始めてから実践していくことになるか…と思います。
一方、「これはやばすぎる」と思ったのがスマホ認知症の話でした。
正直な話、自分がメンタル疾患に陥った原因の何割かはスマホにあるのではと結構本気で思っています。
ただの四角い箱に認知症にまでされるのは笑えないと、せめて外出中「別に今スマホを見る必要はないよね」という気分の時は読書する、自作の読書まとめノートを見返す、何もしないのどれかを選ぶようにしています。
それと最近、朝散歩の後に瞑想を始めました。目的は別にありましたが、継続することで集中力にも良い影響があることを期待します。少なくとも、朝散歩を始めた時のような爽快感はあります。
また、入浴時に浴室の電気をつけなくなりました。暗いと落ち着かないのではと思いきや、案外そんなことはなく、慣れればむしろ暗い方が落ち着きます。新たな発見をしました。
自分に必要なエッセンスが多かったからか、特に説得力を強く感じた1冊です。
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記憶する際は音楽は邪魔になるが、作業の際には音楽は効率を上げてくれうるものになる。
脳のゴールデンタイムは延長できる。朝の情報番組を見ない、携帯端末を触らないなどで仕掛けられる。
ToDoリストで可視化し、見えるところに貼る。
A3のホワイトボードにタスクを書いて、脱線、先送りを防ぐ。
自分のことは自分が1番分かっている、は誤解。
話を聞いて持ち帰るのは3つ(これは前から知ってる)
メモを取るのは集中力をキープするため。
ぼぉーっとする時間は脳にとって必要不可欠。なんとなくテーマを浮かべてぼぉーっとする。脳が勝手に整理してくれる。
ここ数年の樺沢先生の本は似たり寄ったりな感じがあって、ちょっと距離を置いていたけど、この本は気付きが多かったし、すぐにでも取り入れるべきアイディアがたくさん詰まっている。
少なくとも、ぼおっとするのは今日から、ホワイトボードは週末から始めようと思う。
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なんだかミスが多いなぁ…と感じていた時期、きっと脳疲労だったんだと思う。今までできていたことや簡単なことがびっくりするほどできなかったり、ミスしたりしていた。確かに、睡眠時間短かったなぁ。
◾️睡眠時間を確保する
◾️メモを取る。3つに要点を絞って。
◾️ To Do リストを活用する。(私は樺沢式To Do リストは合わなかったから、他のTo Do リストを使うけど)
◾️ゴールデンタイムに最も重要なことをやる。
朝散歩→シャワー→スマホに触らず重要なことに着手する
◾️スケジュール帳には、仕事の事だけでなく、プライベートや遊びの事についても全部書く。仕事と遊びの比重は1:1
◾️忘れ物を減らすためには、チェックリストを作る
◾️締切時間は伸ばしても膨張するだけ。自分で締め切りを決め、30点でもいいから、とにかく終わらせる。
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とても読みやすく、スッと読めました!
入力→思考→整理→出力とステップに分かれての説明。
・ワーキングメモリを鍛える方法の実践
・情報収集(セミナー参加時など)の時に、3つ目的を決めて、メモをする
・TODOリストの活用
この3つを実践していきたいと思います。
実践できるようになったら、また別のアクションプランを実行します。
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私は何かに集中しようとしても、よく頭の中に『雑音』が入ってくる。
ついつい、違うことを考えてしまったり、他の作業も一緒に始めてみたり、はたまた、近くにあるスマホを手にしてみたり…と。
年を重ねるほど、集中力が低下してしまっているな、と思う私が、集中力を高めたい、またやりたいことをやり遂げられるようになりたい、との思いで手にしたのがこの本でした。
集中力が最も高い状態、というのはスポーツ選手がよく語る『ゾーン』という状態でもあります。思考に『雑音』が入ることなく、一点に集中している状態を自身の仕事の中でも作り出すことができたならば、仕事の効率も上がり、よりよい成果を出すことができるかもしれません。また、趣味の世界においても、集中力が高まることで、より楽しみが増してくるかもしれません。そんな状態ができるならば最高ですよね。
樺沢先生いわく、脳の流れを良くすれば集中力は高まるそうです。脳の流れとは、『入力⇒思考⇒整理⇒出力』というもので、入ってくる情報をインプットし(入力)、その情報を元に考えをめぐらせ(思考)、感情や情報を整える(整理)、脳内にある情報をアウトプットする(出力)という流れがスムーズに行うことができるようになることで、集中力を高めることができると説いています。
本書では、入力、思考、整理、出力の高めたかたについて、脳の特性を活かしたノウハウが数多く書かれていますが、実はこれらを高めることは、生活習慣を整えることと繋がっているように思います。例えば、睡眠時間をしっかりとることは、脳の処理能力(ワーキングメモリ)を増やすことに繋がったり、夜寝る前の過ごし方でストレスを開放し頭の中をスッキリさせることで整理する能力が高まるといった具合に。
また、日記をつけることで自己洞察力を高めることにもつながりますし、集中できる時間(脳のゴールデンタイム)に集中が必要な仕事を予定するなど樺沢式TODOリストなど、日ごろの行動の習慣化につなげることができれば、ますます集中力を高めることにつながりそうです。
本書は、集中力をたかめる小手先のテクニック、というよりも、根本的な集中力を高める方法について学ぶことができると思います。もし、これらの習慣が身についたならば、集中力が高まり、自分の人生を健康で豊かなものへと導いてくれると思います。
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これは読書キャンペーンに投稿したものです。
『集中力がすべてを解決する』を読んで…
「あっ❗私ってワーキングメモリーが少なかったんだ。」
と…まずこの本を読んで感じた。
よく、子供の頃から忘れる事が多くて注意力散漫だった。
メモリーは、もしかして2〜1…だと思う。
そしていつも追われてくるとパニクル…言われた事を覚える余裕などない…しかも数字を記憶する事は、さらに難解だった。
学校の先生には、落ち着きがないと言われてた。
集中力の欠如だらけだった
数年前のワタシ
仕事で同じミスをする。
パフォーマンスも下がる。
時間がない…いつも時間に追われてる。
イライラする。
そんな人生を毎日送ってました。
そんな私でも、ワーキングメモリーって増やせると樺沢先生は、おっしゃってます。
それには…
「睡眠」 「運動」 「自然に親しむ」 「読書をする」
「記憶力を使う」 「暗算」 「ボードゲーム」 「料理」 「マインドフルネス」をやるとワーキングメモリーを増やすと…
その事に、気をつけて、少しでも実践するだけでも効果はあると思います。
そして今の私に、この本を読んで4つの気付きがありました。
1、お仕事していると、確実にこなしていかないといけない事ばかりです。
スーパーにお買い物に行くときも、メモる習慣
を身に着けないと、自分が苦しむ事が…わかっているのに、暗記したつもり…覚えたつもりになってすっかり忘れて、また買い足し…となる
これは時間の無駄ですね。
この感想文も、あっ❗…これ考えてる事だとか、気づきもあるし、面白いネタも書こうと思っても忘れてしまうので、絶対にメモるようにしたい。
スマホもワーキングメモリーを低下させとり、に 悪影響を及ぼすのとの記載がありました。
又私は、ほぼほぼスマホ依存症なので、時間を決めたり、スマホは仕事や予定の効率化に役立てたい。
2、私のお仕事は、営業をやっているのですが、流れによっては良い波が来る事があり、申込みの部分で、同時に2人別々の場所で、受付をする事もあります。
そうなると、パニックになり失敗してしまう事も多々あります。
また両方ともキャンセルになる場合もあり、「ニ兎を 追うものは一兎も得ず」となり疲れ倍増します。
一人一人を確実に終わらせてから次に進むのがベストだと感じます。
ですが、そうも言ってられない場合もありで、お客様に協力を得ながら落ち着いて取り組む様にしてます
心づもりがあると違うと思います。
3、30点仕事術について
これは目からウロコでした。
「な〜んだそれで良いんだ…❗」そう思うと気軽に書けたりします。
本の執筆は、してませんが文章を書くことは誰にでもあると思います。
30点だとハードルが下がってペンが持てます。
「自分の考えを書く」最初は書けないと思ってたのですが、ペンをすべらせてみると、断片的には書けたりして、そこからより肉付けが始まり、ストーリーとなり、より自分が考えてる事がわかってきます。
なんとか40点から50点ぐらいになってくるから不思議です。
4、 もう1つの気付きは、
樺沢先生がゾーンについて書いておられました。
私もこの本を読んで、これってゾーンだったのか…と思う事があります。
私はミシンで洋服を作るのが割と好きで、始めると止まらなくなるのがわかっているので、あらかじめここまでと決めてやります。
パターンの切り取りから始まって裁断をする。
生地あわせをして、仮止めをしてからの本縫い
アイロンでおさえるなど、流れ作業のように作っていきます。
気がつくと時間が、夕方なんてこともあります。
やりすぎると、肩や腰をやられるので、楽しい所で切り上げて、次に楽しさを残します。
考える時間もなく集中してやる。
この事だったのかと思いました。
自分にも出来る事があると思うと、やる気にも繋がるし、好きな事は苦なくやる事が出来る
この本を読んで自分にも集中力がつけられるのではないかという自信を持つことができました 。
また1つ成長した自分に、これからも期待したいと思います。
またいろんな事に、気が付かせて頂いた樺沢先生にもお礼を言いたいです。
ありがとうございました。
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問題文の途中で気が散ってしまう、
作業に集中できないなど感じ、
解決策を求めこちらを読了。
著者曰く集中力は、「今、ここにとどまる力」であり、「誘惑をコントロールする力」「誘惑をはねのける力」とのことです。
集中力を低下させる原因とその解決策が書いてありました。
普段ついつい夜更かしをしたり、ワーキングメモリを低下させる行動をしていたことがわかり、
毎日の行動の改善に繋がる良いきっかけになりました。
実際に改めて見ると、頭がすっきりし、仕事も集中して出来るようになったと感じました。
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書くことの重要性と健康的な生活習慣の大切さを語られています。
やっぱり、睡眠!
これは最も重要視する項目ですね。
良い生活習慣も悪い生活習慣も起点は「睡眠」にあると思いました。
良質な睡眠を適正時間(その人にあった時間)とる。
ここを突破できれば、芋ずる式に他の悪習慣も良いものへと変わっていくような気がします。(私の場合はそうだった)
また、こちらの書籍ではワーキングメモリがキャパオーバーしないようにTO DOリストを作成することをお勧めしています。
樺沢先生の書かれた内容でもよいと思いますが、私は「バレットジャーナル」をお勧めしたい!
今年に入り、バレットジャーナルで仕事のタスク管理をしていますが、「あれやり忘れた!(ヤベッ)」とか「あの作業ってやったっけ?(やったかどうか忘れてる)」とか、なくなりました。
(コレ、発明した人、ホント天才だと思う)
本にも書かれていますが「書くこと自体が確認になる」のです。
”つまり、「TO DOリスト」を書くこと自体が、確認作業そのものなのです”(抜粋)
仕事中はノートを開いたままなので、常に目に入るのでです。作業が終わったらノートを見ればやるべきことが書いてあるので、何をするのか迷うこともなくなりました。
タスクが終わったら×をつけていくのは、本でお勧めしている「プチプチ仕事術」になるかと。
(タスクに×が並んでいくのが、楽しい。ゲーム感覚で仕事が出来るという楽しみまでついてきます)
バレットジャーナルについて熱く語ってしまいましたが、「正しい生活習慣+書く」が集中力UPの秘訣と私は理解しました。
集中力って「集中したい!」って思ってすぐに出来るものではないですからね。普段からコンディションを整えておきたいものです。
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どのような状態がベストで集中力が高い状態を維持できるかが学べる本。7時間以上の睡眠と適度な運動、大人の勉強としての資格取得、日記で上手く行ったこといかなかったことを3つずつ書く、メモは取りすぎると集中力が低下するなど、直ぐに実践して効果出そうなことが多かった。また見直して身につけていきたい。
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最近仕事が忙しく、ミスが目立ったり集中力が続かない状態が続いたり、仕事が終わらず余裕が無くなっていると自覚しており、書店に立ち寄った際にふと手に取って購入。目新しい事は書いていないが、改めて認識し直したことも多く、今余裕のない自分の状況において、この本を本読んで良かったと感じた。余裕の持てるスケジュールを組むようにし、マルチタスクでなく、1つ1つしっかり仕事を終わらせていくように心がけたい。
【TODO】
・睡眠はしっかりとる
・朝型生活に切り替える
・シングルタスク
・読書と運動を行う
・スケジュールを入れない日「調整日」を作る
・日記を書き、自己洞察力を高める
・寝酒をやめる
・朝の集中力が高い時間帯に、集中力が必要な骨太な仕事を終わらせる
・面倒な仕事を朝一番で終わらせること
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集中力を上げる方法もそうですが、下げない方法や、下がったときにどうするかが書いてあり、とても参考になりました。TODOリストは使うと便利なのはわかるのですが結構面倒でやめちゃいがちですが頑張ってみます。
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わたしが過去にすごいはまって読んでた本、『絶対ミスをしない人の脳の習慣』の改訂版だった><。改訂版だったら改訂版と、分かりやすいところにはっきり書いて><。まるで新刊みたいにして売るのは詐欺よ><。お金返して><。
この作者さんの最近の作品は、そういう本が多い! 『読書脳』にしても、『記憶脳』にしても、改訂版みたいなものだし、『幸せの授業』も『3つの幸福』とほぼ書いてある内容が同じだった! 正直、どれもお金返して、と凄く思った!
今後はこの作者さんの本は、実際に本屋さんで見て、内容確認してからでないと買わないようにする! お金の無駄だし!
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既刊『絶対にミスをしない人の脳の習慣』の加筆修正版とのこと。
上記の書籍は既読だったため、復習といった感じで読みました。
「有酸素運動」と「脳トレ」を一緒に行う「デュアルタスク」が脳トレ効果高いというあたり、新たな気付きになりました。
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このジャンル(脳のパフォーマンス向上)が好きな人には当たり前の内容ですが、よくまとまっているので、良い本だと思います。
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この本は、集中力を上げるための小手先テクニックを紹介しているのではなく、
なぜ集中力が低いのか、そして集中力を高めるために本質的に取り組むべきことは何かを心理学、脳科学の観点から解説している本。
特にこの本のいいところは、書く章毎に「アクションプラン」という要約があって、端的にどういうことをやればいいのか、気をつければいいのかがまとまっているところと、
あとがきにも、集中力の高い人と低い人の習慣比較表や、パフォーマンスを上げるためのアクション一覧などがあるところ。
本書を読んで、後日そのアクションプランやあとがきを読み返せば大体のことは思い出せるので、本の設計としてとっても効果的だと思いました。