紙の本
完全に趣味人のためのエッセイ
2024/03/31 19:33
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投稿者:キェルケゴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャズレコードの予備知識がない人にとっては、書いてある内容がさっぱり分かりません。
しかしながら、全編オールカラーで掲載されているジャケット絵とそれらを熱くかつ淡々と語る村上春樹さんの筆致と相まって、豪華な一冊と感じられました。
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【村上さんが愛してやまないジャズ・レコードについて語る極上のエッセイ】村上さんがジャズへの想いを自由に語る、極上のジャズ・エッセイ。自らが所有する188枚のレコードをオールカラーで紹介。
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村上春樹⇒スタン・ゲッツ⇒ヴァーヴ⇒デヴィッド・ストーン・マーティン、実に判りやすいリンケージではある。
いつも通りのズーズー弁で、
ジョニー・ホッジズ
ウィズ・ストリングズ
ときて、でも、
フリップ・フィリップス
なんですねぇ、そこは濁っちゃいかん、と。
しかし、
ボブ・エネヴォルドセン
はどうなのかなぁ、現地ではそう発音するの?
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ほぼ、ジャケ買い。
というか、現物見る前に、新聞書評欄(毎日新聞だったか?)で見かけて、あ、欲しいな、と。
DSMの業績をまとめたものとして後世に残る?
「デヴィッド・ストーン・マーティン(DSM)のデザインしたレコード・ジャケットを手にとって眺めているだけで、なんだか人生で少しばかり得をしたような気がしてくるのだ。(…)本書はあくまで、DSMのデザインしたジャケットをひとつの柱として、僕がジャズへの想いを自由に語る本、という風に考えていただけると嬉しい」(まえがきより)
ということだけど、まだ拾い読み程度だけど(今後もそういう読み方をすると思う)、ジャズへの想いというか、脱線が少なく、比較的その作品、その作品のDSMのデザインについての言及が多い印象。
もう少し手元にDSMがジャケデザインした作品あるかと思ったが、そんなになかった。
でも、それだけ印象が強いアーティストなんだろう ・・・ ということが分かっただけでも、良かった。
本書の解説を読みながらJAZZを聴くのが楽しみだ。
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https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918099
https://www.discogs.com/ja/artist/652824-David-Stone-Martin
https://www.universal-music.co.jp/jazz/dsm-collection/
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かつてJazzバーを経営し、レコード収集家であることでも有名な村上春樹が、自身が保有するデヴィッド・ストーン・マーティンがジャケットデザインを手掛けたJazzレコードを紹介したもの。古きよきアメリカ的な雰囲気がしゃれている。長編『街とその不確かな壁』のあとの方の力を抜いた趣味の一作という感じ。
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初読。図書館。ジャズのレコードジャケット、それもタイトルの人がデザインしたものを集め、それに中身の紹介も付け足した本。音楽がもっぱらサブスク配信になってしまった今、レコードジャケットのデザインは貴重なアートになっていくのかな。技術とコストの面から色数を絞り込まざるを得ないのに、どれも実寸でじっくり顔と近づけて眺めたくなるような、面白くておしゃれなデザインばかりで楽しめました。ビリー・ホリデイのジャケットが強烈で好みだった。