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紙の本
「鎖国」概念の問題点をあぶり出し、修正する
2024/01/13 21:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
「「開国」という言説の魔力」(127頁)の反射的効果からunchallengeableとされてきた「鎖国」概念を否定し、「海禁・華夷秩序」枠組みへの転換を促す一書。
「これらの史実を踏まえて私は、近世日本の国家形態を、「海禁・華夷秩序」を編成原理とする「日本型小帝国」と呼ぶことにしました。日本型としたのは、日本の場合王権がが「天皇-将軍」という公武連携によって担われていた-つまり、将軍権力だけでは自立できず、天皇という存在を必要とした-という日本的な特質を持っていたと私は考えているからです」(148頁)。
大変面白かったですね。一読をお勧めいたします。
紙の本
鎖国という観念
2022/06/27 16:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の日本は国際的に見て「鎖国」状態。学校の歴史でもそのように教えられ、それがすっかり頭にこびりついている状況を改めさせてくれる。江戸時代は「海禁・華夷秩序」と論ずる。松前・薩摩・長崎・対馬の4口が開いていて制限はあったが外交・貿易が行われ情報も得ていた。どの時点で「鎖国」が圧倒的論になったかも論じられているし何の目的のために「鎖国」という事を使って歴史が教えられていたか。松前の交易や外交の部分が少ないのが残念。
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