投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
洋書に挑戦!
おもしろいのだけれど、どうしても読むのに時間がかかる。
自分のテンションがしっかりしてる時しか読む気にならないからかな。
「全ての人間は《凡人》と《非凡人》に分けられ、後者は法律を踏み越える権利を持っている。
よって、間違いが起こりえるのは《凡人》の層からだけだ。」
そう考えて犯罪を犯す人は実際に居そう。
この思想は深い。
よーし、下もがんばろ!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
夏の100冊的なもので、学生時代からずっと気になっていたのに、読んだのは今。
ロシア文学は名前が難しくて…でも読んでよかった!と思える一冊でした。
意外にも読みやすく、3,4日で上下巻読了しました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
タイトルがけっこー好き。
退廃的でよろしい。
ドストエフスキーを読むにあたって、最初に読むならこれかカラマーゾフ。
この人の本にしては読みやすい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2008.02.20.記述。読了はずっと前
高利貸しの老婆を殺す主人公の話、というあらすじを頻繁に見聞きするために、ほかの登場人物の話(主に会話)が多くてめんどくさいと感じてしまいました。私の悪い癖です。
最後の方に、有名なラスコーリニコフの論文の主張が出てくるので、そこまでがんばって読んでみたら、そこから先はおもしろくて読みやめるのに苦労しました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
犯罪者は誰にでもなりえる。隔てているのはものは脆弱で些細なもの。犯罪を起こした後の人生は、それこそ…。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
文書の構成が複雑で、実際に字も多く単純に読むのに苦労した。
内容的には、ロシアの当時の暮らしをリアルに描写しているイメージがあったが、
このときの時代背景がわからないと非常に読みにくい。
ラスコーリニコフが老婆を殺害しる場面やその後の苦悩は臨場感やリアリティがあった。
いずれにしろ、自分のレベルがあがってからもう一回読むと
いろいろ見えてきそう。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
序盤〜中盤までは物語が淡々と進む感じ。思想的なアレコレは少ないので事実だけ追って行けばいい。ドストエフスキーらしい思想的記述(カラ兄弟的な)が出てくるのは上巻の最後のほうで主人公・ラスコーリニコフ(以下ロージャ)が、親友のラズミーヒン宅へ行ったときだ。ここで重要なのは、一般的な『犯罪』の認識、すなわち(いっさいが《環境にむしばまれた》ため)に起こるという認識と、ロージャが発表した論文にある認識との相克である。ロージャのいう『犯罪』とはわかりやすく言うとこうだ、
《世の中の人間は『凡人』と『非凡人』とに二分される。前者は『服従する義務』をもち、後者は『犯罪の権利』をもつ。そして後者は常に歴史を先導してゆく存在となる・・・》
ここにきてポルフィーリィから「ロージャ自身が自分を“非凡人である”と思い上がってやしないか」という鋭い応酬もみられ、ハラハラドキドキ。読ませるシーンだった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
あまりにも有名過ぎて、その実ちゃんと読んだことのなかったドストエフスキー。
昨年の夏、この文豪の著書を読破しようとチャレンジしました。いろいろあって全部は読み切れませんでしたけど・・・。
で、まずは『罪と罰』。貧しい青年が高利貸の老婆を殺害・・・というのはよく知られた点ですが、そんな一言ではもちろん片づけられない魂の苦悩の物語なのでした。いやはや、粗筋を知っているからといって読んだ気になってはいけないことをしみじみ痛感させられました。ちなみに、流行に逆らうわけではありませんが、新訳ではありません。
貧しき者のお言葉
▲貧は罪ならず、これは真理ですよ。飲んだくれることが、善行じゃないことくらいは、私だって知っていますよ。そんなことはきまりきったことだ。しかし、貧乏もどん底になると、いいですか、このどん底というやつは―――罪悪ですよ。貧乏程度のうちならまだ持って生れた美しい感情を保っていられますが、どん底におちたらもうどんな人でも絶対にだめです。どん底におちると、棒でおわれるなんてものじゃありません。箒で人間社会から掃きだされてしまうんですよ。これだだけ辱めたらいいかげんこたえるだろうってわけです。それでいいんですよ。だって現にこのわたしがどん底におちたとき、先ず自分で自分を辱めてやろうと思いましたものね。そこで酒というわけですよ!▲
酒飲みの言葉には共感することが多い私です。
読了 2007/8/19
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
再読。作品自体は、星の数ほど評論があるだろうから、いまさら論じない。
1970年ソ連作品「罪と罰」監督レフ・クリジャーノフとの比較をしたい。
大きな違いは三点。1.ラザロの復活のシーンがない。
2.ラストの前にソーニャの家にいかず、十字架も受け取らない。大地に接吻もしない。
3.独り考えるという描写がない。基本的に台詞から台詞へとんでいく。
1.2.もかなり大きな問題を提起していると思うが、3.について。
これではまるで戯曲も同然。「文学は一の生きたる心理である」といったのはテーヌだが、その心理の描写が欠如している。
原作の地の文がほぼ省略されているのだが、そこに彼一流の分析・観察がある以上、映画化はそこを克服しえぬかぎり、難がある。
確かに、ポルフィーリイとの対決などでは、心理描写がなされているようにも思える。
だが、映画を見る側がそのシーンで、両者の心理的葛藤は十分に複雑なのだと漠然と考えていれば足りよう。
後は、その考えが肉付けを行い、人間心理の複雑を一つ一つ辿りはしまい。
複雑だという、極めて漠たる感じに酔っているに過ぎない。
原作を読めば、人間心理の複雑について、いやでも思い知らされる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「良心のある人間なら、自分の過失を自覚した以上、自分で勝手に苦しむがいい。これがその男に対する罰ですよ―――懲役以外のね。」(2006年8月1日、初読)
−
実は↑は古い新潮文庫のやつで、米川正夫さんの訳のものなのです。なんせ祖母から譲り受けたので。笑
ゆえにぼろぼろだったし、再読したいしたいと思っていたから、新しいものを買いました。今書店に並んでいる、工藤精一郎さん訳のものです。こちらでは、私の好きな↑の台詞は
「良心のがある者は、あやまちを自覚したら、苦悩するでしょう。これがその男にくだされる罰ですよ、―――苦役以外のですね。」
となっていましたが…個人的には米川訳の方が好き。
……そんなんで、ラスコーリニコフの狂気の振幅、もっと堪能したいと思いながら、下巻へいきます。(2008年5月23日、再読)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
○2008/06/08
やったら読むのに時間がかかった。文体か雰囲気か…。古めの翻訳本に共通することだし毎回思うんだけど、本当に名前がややこしい。毎回呼び名を変えないで…。ラスコーリニコフ…噛ませる気か。ドストエフスキーの名前さえ間違って覚えてたんだものな。
ウォトカ(ウォッカ)とかピローグ(ピロシキ)とか、古い呼び方がある意味新鮮で面白かった。
その気になってかからないとまったく内容が頭に入らないのでまだちょっと早かった気がしなくもないが、下巻もがんばる。これは時間をかけて一言ひとことゆっくり進めるのが合ってるのかも。
ロージャがすごく不安定というか、思考が非凡人なんでは、と思うほど凡人ぽくないんだけど、でも"一つの微細な罪悪は百の善行に償われる"っていう考えを持つっていうのは分からなくもないなぁ。共感できるかは置いといて。そもそも世間的には殺人を犯した時点で非凡人か。
内容的に言えばじゅうぶん現代小説にもなるんだと思った。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ロシアの文豪ドストエフスキーの5大代表作の1作品目.
ヨーロッパ旅行に行き芸術に触れることの面白さを知り,帰国後まず手に取ったのがこの本だった.
この本は終止暗く,私を悲しい気分にさせた.
このような感情を抱かせたのは,世界的に評価される文豪の作品であるが故であるだろうか.
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
色々な事がこの本から分かります。
当時の社会、生活、思想。
また、人間観察の勉強にもなります。
人間観察といえば夏目漱石もおすすめですよ。
とにかく、読んでみる価値ありです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
デスノートってこれをモデルにかかれたんじゃないかなぁ。
こんなすごい小説ないよ。
がんばれラスコーリニコフ!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
自室に六ヶ月も引きこもり誰とも口を利かないというような生活をする陰鬱な、元大学生の23歳青年、ラスコーリニコフが、殺人を犯すということから始まる物語。年齢的にも、そして自らの思想に耽り万能感に浸るという青年らしいあり方にも、私に対してこの小説は多く共感を呼んだ。ぶつぶつと独り言いってるシーンなんか、ほほえましくて良い。「青年の書」としては最も最適な小説であろうと思う。登場人物相関図は次を参照(印刷して持ち歩かないと頭がこんがらがるぜ)→ http://www013.upp.so-net.ne.jp/hongirai-san/kids/t-soukanzu.html 。2008.7.26-28.