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モンスター、ドストエフスキー。「カラマーゾフの兄弟」を読むために慣らしとして買った作品。が、内容はそんな甘い考えでは太刀打ち出来ない。残念な僕の脳は名詞に苦戦するというド低能ぶりを発揮した。
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自分では善行だと思っていても、やはり人間の遺伝子レベルでは罪だということがあるんだなーと思い知らさせる。
また、人間は理論がいくらしっかりしていて、それに沿った行動をとろうとしても、感情が付随するから絶対落ち度が出る。行動は絶対に感情を生み出してしまう。その良さと悪さは表裏一体。
『良心があるものはあやまちを自覚したら苦悩する。苦役以外の。』
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正当化しながらも、罪に苦しむ主人公の姿が詳細に描かれる。娼婦ソーニャが福音によるこころの革命を目指していたことは、解説を読むまで気づかなかった。
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「英雄になるべき非凡人は悪党を殺す権利がある」
それは危険な思想でもあるけれど、ラスコーリニコフは純粋だと感じた。
推理、心理戦、恋愛、家族愛、信仰心。
リアルな心情描写。
何はともあれ、ラズミーヒンが愛おしい!
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ドストエフスキーが好きだという方と2時間ずっと文学談義する機会があって、「罪と罰が読めなければドストエフスキーは読めない」と言われました。
殺人を究極に細かく描写したらこうなる、という感じ。
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わたしの大好きなドストエフスキーです。
これは代表作のひとつですが、この本に関してはすでに様々な見解がなされてますね。社会、哲学色んな面で。
知識にのっとった理論、人間としての感情の対立。ついには世間に対し罪を告白するに至るまでの過程が、とても丁寧に描かれていて、それだけでも単純に読み応えがあります。
自分を決して見放さない人間て大切ですねー。この本でいうとこのソーニャとかね。肉親でもないのにね。自分を直視できなくなるというかね。せめて罰して欲しいとねがった主人公の気持ちが伝わってきます。
そういった人間がいるだけで、なかなか罪も犯せなくなるのかもー。なんてねー。
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変則構成の時の名前が「罪と罰」と聞いたものだから。たぶん元はコレだろうと思ってよみはじめた年始早々。。。。こんなにくらーくなるものだったとは思いもせず。(←概要文読めばいいんだが
下巻を続けて読みます。
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http://plaza.rakuten.co.jp/bombyxmori/diary/200811270003/
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カラマーゾフよりハラハラ度が高い。
高利貸しの姉妹を惨殺したラスコーリニコフの今後から目を離せない。
それにしてもやはりテーマが広い。
選ばれた人間は、凡人を殺しても許されるなんて話しにゾクゾクしてしまう…
そんな夢想と法の問題から、金銭欲に眩んだ妹の結婚問題まで、哲学的なテーマが満載。
後半現れた予審判事のポルフィーリの動向が気になる…
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再読。装丁は前のバージョンです。
主人公の心理をたどって読んでいたら、もうなにがなんだかわからなくなる。
わたしは人を殺したことがないからだ、と思う。
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前半はつまんねぇ、妹滅茶苦茶頭いいな。
ラスコーリニコフの頭脳明晰っぷりと精神の弱さは異常。
400ページ過ぎからはじまるポルフィーリイとザミョートフ、ラズミーヒンを交えた心理戦の面白さは異常。
地下室の手記とは違って随分と変化のあるストーリーですね。
上巻の最後はあの(ラスコーリニコフが殺した)ババアが悪いんであって俺は悪くない的な取り乱しっぷりが凄く面白い。
豚ちくしょう!
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真に偉大なる人間は、犯罪すらも正当化されるとはよくいったものだけど、
結局、真っ当な神経の持ち主なら、犯罪者としての重圧やらなんやらには耐えられないんだろうね。
昔の偉人なんかも、きっと心の中では苦しんでたんだろうよ。
重たいテーマだけど、読み応えは十分な作品。
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人がブクログにわざわざ載っけるからには、その本に深い感銘を受けただとか人に勧めたいだとか、そういう理由が少なからずあるものだと思います。
が、あえて言おう、「リアル本棚には途中で挫折した本がたくさんある」ということを!
そんなわけで我が家には上巻のみ、とか全5巻のうち1巻だけ、とかそういう本が結構あります。
「罪と罰」はそのひとつで、割と回りには読んだという人が多いから普段は恥ずかしくてあまり話題に出したりはしないのですが、まぁなんだ、率直に言って途中であきらめた本であります。なぜか。
1、名前が覚えにくい:同じ人物でもコロコロ呼び名が変わるしそもそもロシア人の名前はなんとかスキーとかなんとかコフとかそういうのばかりで覚えにくい。
2、暗くて重い:ロシアじゃあしょうがない。
3、長い:そもそも海外古典文学って苦手なのですが、表現がいちいち長くてわかりにくくて発想がぶっとんでて(ガムをかわりばんこに食べればいいじゃない!とかそういうの)、いまいち慣れない。しかもそういうのが延々800頁にわたって続く。耐えきれない。
さんざん悪口をいいつつも、僕はロシアが結構好きです。文学にはまりきれないだけです。ウラー。
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ドストエフスキー作品の中で一番読みやすいと思う。
私のような低知能者には理解できないようなものが多々含まれてるんだろうけど、物語すべてを哲学的にとらえなくても良いと思うし、単純に読んでも面白い作品。代表作たるゆえんか。
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選ばれた人間には後の行いのために現行の秩序を乗り越える権利があるという理論の下、金貸しの老婆を殺害した主人公ラスコーリニコフ。しかし、思わぬ計算違いから老婆の妹にまで手をかけ、罪の意識に苦しめられることになります。貧しい人々の報われない不条理、痛ましさ、それ故の優しい心。作者が見続けたペテルブルグの本当の姿を描いた、ドストエフスキーの代表作です。