電子書籍
昭和だからこそ成立するストーリー
2023/01/29 12:48
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
プレイボールの続編にあたるシリーズで、キャプテン谷口のもと東東京大会予選突破を目指す墨谷高校野球部を描いています。ピッチャー層を厚くするため、井口とイガラシをテストし、そのあと井口と丸井が勝負する展開ですが、育成に関して非常に丁寧に描いていて好感が持てました。谷口が考えていることはいまいち掴めませんが、逆に丸井や井口は割と感情をそのまま押し出すのでわかりやすく、ストーリーを進めてゆく上で、そのあたりの対比がうまいなあと思います。過酷な練習と厳しい日程の練習試合、今の時代ならあり得ないような練習量ですが、昭和のこの時代だからこそ成立する話なのかなあと感じます。
電子書籍
40年経って谷口くんが戻ってきた!
2022/04/02 22:21
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさか40年以上経ってプレイボールの続編が読めるなんて夢のようです。
あの頃の谷口くん、丸井くんそして高校1年生の五十嵐くん、再び会えて嬉しい。
皆んながどんなプレーをして、そしてライバルに勝つためにどんな練習をするのか楽しみ!
紙の本
すぐ慣れた
2019/10/13 23:28
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
40年の時を経て、復活した「プレイボール」。
タイムラグなんかないみたいに、何の断りもなく、すっと始まる。
正直、絵柄を見て、何の違和感もないということはない。
でも、すぐ慣れた。
言葉ではなく態度と行動でみんなをひっぱってきた谷口。
それが、今も続いている。
でも、高校のキャプテンになって、すこしは説明が増えたかな。
そして、がんこさも増えた気がする。
そのがんこさでどこまでいくのか。
そこが楽しみ。
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プレイボールを全巻読み直してから読んだけど、違和感なく読むことが出来た。
コミックスを買い続けるので、谷口クンの高校野球生活を最後まで描き続けて欲しい。
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井口の顔に違和感があるが、それ以外は大分似せて描いているので懐かしい気持ちで読めました。
谷口がかなり雄弁になっているが、これはこれで良い!
この調子で書き続けて欲しい。
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プレイボールの世界観に「ボールを置きに行っている」ところがしばしば見られるものの、「続編」を抜きにして純粋に次の展開が楽しみになる。
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わたくしの漫画体験は、「ちばあきお」から始まつてをります。ゆゑにその代表作たる「キャプテン」「プレイボール」には、相当の愛着があるのです。
したがつて、コージィ城倉さんが、「プレイボール」の続きを描くといふニュウスを聞いた時には、実に複雑な思ひでした。「もう誰にも触つてほしくないな」といふ気持ちと、「谷口くんのその後がどうなつたか喃」と知りたがる自分がゐました。
しかし「谷口くんのその後」が描かれるのは、実は最初ではありません。以前発表された『ちばあきおのすべて』といふ本の中に、原作七三太朗(ちばさんの弟)・作画高橋広(ちばさんの弟子)による一篇があります。その際、七三太朗氏は、これはあくまでも自分が考へた「谷口のその後」である、ちばあきおがどう考へてゐたのかは今となつては分からないので、正解はないといふ意味のことを述べてゐました。
なある、漫画家の数だけ「谷口くんのその後」があつても不思議はないな、と思ひ直したら、俄然読みたくなつたのであります。
コージィ城倉さんは、執筆するにあたり、「何も足さない、何も引かない」と述べ、ちばあきお世界の継承を宣言しました。
とはいふものの、コージィ城倉さんは独特の世界観を持つひとかどの漫画家でありますから、ちば作品そのままの内容になるとは思へません。これはまがふ方無く、コージィ城倉さんの「著作」であります。
谷口のキャラが変つたとか、井口が大人しいとか、丸井が矢鱈好い奴だとか、イガラシが案外簡単にへばるとか、倉橋が谷口に突つかかるとか、シゴキが異常だとか、金属バットを使はないとか、全体の雰囲気が少々重いとか色色ありますが、やはり続きを読める悦びを味はひたい。
あへて感想を述べると―
井口やイガラシが、「硬球の壁」にぶち当つてゐます。しかし谷口が初めて硬球を扱つた時は、まるでそんな壁は感じませんでした。精精、フリーバッティングで芯を外したときに、手が痺れたくらゐのものです。それを考へると、実力者の井口・イガラシがここまで苦戦するのは不自然だな。
谷口が猛特訓でナインをしごくのは以前からありましたが、そこへ至るまでに、谷口くんは相当悩みます。そしてそれは明確な目的が周知されてゐるので、読者も安心でした。しかしここでの谷口くんは、ちよつと読者を置いてけ堀にしがちですな。
しかし、第2巻を待つわたくしがここにゐます。今後の展開がどうなるか、やはり愉しみであると申せませう。
http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-727.html
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~2巻
昔のイメージを壊さずに続けたことは評価。野球漫画としてはイマイチだが、そこは求めていないし、ただただ谷口の頑張りを愛でる漫画なので。
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時の流れを忘れるかのような、高度経済成長期の墨田区の公立高校とその青春。たらればを叶えてれる一冊。前作を読んでない人が面白いかはわからないけど、わたしには嬉しい続編。