投稿元:
レビューを見る
イーロンマスクら、数学的才能をもったIT長者たちの志向する未来を、政治思想の角度から分析する本。
彼らは金銭より、合理的、理想的な社会の実現のために動いている、らしい。
投稿元:
レビューを見る
テクノリバタリアン。テクノロジー原理主義とでも言おうか。
宗教もすべての人を救うことはできなかった。
救える可能性があるのはテクノロジーだけだ。
2025年初のNHKスペシャルでも紹介されていたこの言葉、
今後バズワードになること間違いなし。必読の書。
投稿元:
レビューを見る
私は橘氏の大ファンであり、その著書の中にもリバタリアンと言う言葉は何度も使われてきた。それでも私にはリベラリストとリバタリアンの明快な区別はできなかった。リバタリアンはリベラリストよりもコンサバ寄りであり、功利主義の考え方を持つと言う明快な説明がありやっと雲が晴れた様な気がする。シンギュラリティが近い将来やってくると言う部分は、専門家の間でも意見が分かれるが、いずれにせよ人類はAIと上手く同居して行かなければならない事は間違いない。本書の内容は、正直なところ、科学技術にある程度興味がある人でない限り、意味不明で難解な部類に入るだろう。書店で一度目を通して読みこなせる自信がない方にはお勧め出来ない。
投稿元:
レビューを見る
米国のIT企業を牽引するベラボーに頭がいい人たちが、その頭の良さを使って、理屈として社会の未来を考えたらこうなりますよー、という話。
また、同時にそれに向けての技術開発の現状や、思想面での深掘りがされている。日本ではあまり馴染みのないリバタリアニズムがメインに書かれている。
著者の従来の本とはややテイストが違うが、話のうまさは流石で、面白かった。(思想の全体像などは、従来の著作でも触れられているので、本書はそれのスピンオフといった感じか。)
投稿元:
レビューを見る
一つの考え方として知っておくべき。日本人にはフィットしない人多いかもだけど、橘さんがわかりやすく書いてくれている
投稿元:
レビューを見る
橘玲さんの最新刊。
正直難しいが、頑張ってついていった。
今の時点で読み取れたのは
①この本は近未来を具体的に書いている。
②ストレスの対処法は選択肢を持つこと。
③共同所有自己申告税が、未来を安定化させる
その他、イーロンマスクなどの天才たちは、好きなことにはまるのが成功条件だと思った。
この本からはまだ1割も読み取れてないけど、将来的にはまたもう一度読んで収穫を増やしたい。
本棚に据え置きする。
投稿元:
レビューを見る
頭が良い人が、さらに頭の良い人たちの解説をしているので、凡人の私には半分くらいしか理解できなかった。ただ、世界が急速に進化を続ける中で、新しい思想がどんどん生まれていくのはわかったが、その流れには到底ついていけないと感じた。
投稿元:
レビューを見る
富を独占するテクノリバタリアンたちが何を考えてどう未来を創造するのか…。最高に面白い1冊だった。内容は難しくて読むのは苦労したが、だがそれがいい!という人にオススメ。最高に面白い、未来。長生きしたい。よりなめらかにより速く。
投稿元:
レビューを見る
ハイテク企業のトップの天才たちが
どんな社会を理想と考えているのかを解説した本
社会は天才たちが作り出したものによって大きく変化していく
(スマホ、SNSとか…)
↓
それならば「天才たちが考えている理想の社会」を
把握しておくのは重要だ
と思って読みました。
天才たちは、テクノロジーを使って
政府の介入がない「自由」な世界を目指しているけど
その自由な世界は、「自由を上手く活用できる人」のみしか
生き残れない世界なのかもしれない。
内容自体はめちゃ難しいけど
このような思想でテクノロジーが生まれていっているというのを
頭の片隅にでも入れておくことは大切だと感じました。
投稿元:
レビューを見る
とてつもない富を持つ天才たちと、我々凡人との違いがよくわかる本。
そういう人達向けに、死体を冷凍保存して、人間が機械に置き換えられる日を待つ冷凍保存ビジネスが存在し、数十万ドルというお値段、数百人の顧客もすでに存在するというのには驚いた。
投稿元:
レビューを見る
表題の「テクノ・リバタリアン」を語る前段のリベラル、リベラリズム、クリプト・アナキズム、総督府功利主義の解説含め、興味深い内容ばかりだった。特にネクストジェネレーションの中の「COST(共同所有自己申告税)」「QV(平方根投票)」のワイルのアイデアは斬新で、ここだけでも詳しく解説された本を読みたいと思った。
投稿元:
レビューを見る
天才かどうかは知らんが、テクノ業界での成功は莫大な資金を持つこと成功し、その結果、変な思想を持つ人が多いことが理解できた。そして莫大な資金を投入して、自分の思想を貫こうとすると、資本主義を揺るがす事態が起きるレベルの資金差によって、世界の思想が様々地殻変動する、ということが解った。この現象はテクノ大成功が実現した21世紀でしか起こりえなかったし、人類初体験の我儘放題に、自由主義とは何かを考えさせてくれる。
投稿元:
レビューを見る
これはすごい!受けたことないけどレーシック手術を受けたらこんな感じに見えているものの解像度が上がるのかな…ってぐらいに今、起こっていることが見えた気分になりました。ただあまりにも鮮明で見えてなかったものが見えちゃって気分悪くなりました。P44の図2のホームベースに安全を置きライト線が忠誠、権威、神聖を大切にする共同体主義、レフト線が公正、平等を大切にするリベラリズム、センターラインが自由を大切にするリバタリアニズム、それ全体がリベラルデモクラシーで、センターの場内から場外に出るあたりに功利主義がゾーンを取り、場内場外の境目にクリプト・アナキズムと総督府功利主義が接していて、その両方でテクノ・リバタリアンという球場図は現在の世界の動きを理解する地図として永久保存版です。写真撮っちゃおう…そんな世界でイーロン・マスクとピーター・ティール、サム・アルトマン、ヴィタリック・ブリテンがセンター方向バックスクリーンめがけてブンブンとバットを振っているのです。数学脳がめちゃくちゃ発達していて、他者との共感能力が全く欠落したプレイヤーの作り出す変化。たとえで出てくるマグニートーやプロフェッサーXの登場するX-MENのストーリーにピッタリ、シンクロします。いやアナロジーではなく彼らが科学や数学だけじゃなくてコミックやSFの影響下にあると考えると、彼らがX-MENなのです。世界で起こっていることの意味は見えかけたけど、その行く末は全くアンノウン!SFが始まっている!
投稿元:
レビューを見る
途方もなく想像を絶する人種のように感じられる。
これから更に加速度的に社会が変化するとき、じぶんはついてゆけるのか、自信がない。
投稿元:
レビューを見る
期待通りの面白さ。アイザックソンの「イーロン・マスク」でも彼のハチャメチャさがよくわかるが、ピーター・ティールと合わせてテクノ・リバタリアンの第1世代、イーサリアムを作ったヴィタリック・ブリテンやOpenAIを開発したサム・アルトマンらが第2世代、とのことで、いずれも超アタマいい人たちがどんなことを考えているか、がうまく説明されていました。
Part0は「リベラル」と一括りにされがちなものを、正義をめぐる4の立場から、リベラリズム、リバタリアニズム、共同体主義、功利主義、と分類して図示するなど、わかりやすく解説されていて理解の助けになりました。(すべて理解できたわけではないが)
新書のお手本みたいな本だと思います。